スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンで住宅ローンを組んでみた

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

↓写真はこの前の土曜日。隣に住む14歳の子と湖にスケートに行きました。

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この子に限らず、スウェーデンの中高生は素晴らしい社交性があります。

これについては別途書きます。

 

 

さてさて、銀行の話です。

 

まず、移住したての日本人がスウェーデンで住宅ローンを組めるのでしょうか。

 

結論としては、難しいです。

でも何とかなりました。

 

ローンを組むにはスウェーデンに1年住んでないとダメだと友人から聞いていましたが、駄目元でローンの申請をしてみました。

 

3つの銀行に申請をしましたが、融資不可能が2つと、1.0Mio krまで=1300万円までならOKとのこと。

 

でもこれじゃワンルームしか買えないよ!

 

後にそれぞれの銀行に問合せて見えてきたのは、我々日本人の場合は、スウェーデン在住期間よりも共働きか否かが重要だということです。

 

妻が働き出すのに後数年かかるし、それまで高額の家賃を払うのかぁ…

 

と、困っていたある日、会社のCFO=財務のトップが日本へ旅行の相談をしてきたので、ついでに住宅ローンの相談してみました。

 

すると「俺に任せろ!」と言ってもらった翌日、何やら銀行からメールが来ました。


会社が取引をしている銀行からです。

 

電話でお話がしたいと。

 

ほほぅ。

 

で、電話で色々聞かれました。

 

ちなみにやりとりは最初の挨拶以外全部英語です…

ホントはスウェーデン語でやらないといけないんだけども…

 


銀行「何でスウェーデンにいるんだ?」
俺「娘の教育の為っス」

 

銀行「いつ日本に帰るんだ?」
俺「帰るつもりないっス」

 

銀行「家族は?」
俺「妻と3歳の娘っス」

 

銀行「具体的にどんな仕事してんの?」
俺「エンジニアっス。設計したり図面描いたりっス」

 

銀行「日本で何をしてたの?」
俺「10年弱似たようなことしてたっス」

 

 

ここから世間話
(日本人男性は珍しいようで電話口でよくこうなる)

 

 

銀行「俺日本行ったことないんだけどさー、行ってみたいんだよねー!」
俺「是非オススメするよ!でも7〜9月は溶けちゃう暑さだからやめとけ!」

 

銀行「つーか、なんでまたスウェーデン?日本と全然違うでしょー!?」

俺「うん、だからさっき言ったよね…」

 

銀行「俺のガールフレンドが日本好きでさぁ…○X<>$#+=…」
俺「お、おう、そうかそうか。分かったから金貸してくれよ!」

 

銀行「おー!そうだったそうだった失礼!ヨシ分かった!君には2.5Mio kr融資しよう!」
俺「マジすか!他の銀行は軒並みゼロとか1.0Mio krでしたよ!」

 

銀行「彼らは君がどんな人かを知らないだけなんだ。システムで画一的に判断してくとどうしてもそうなってしまうんだ。でもこうやって話ができて俺もハッピーだぜ!」
俺「アザッす♪」

 

銀行「あと購入価格の最低15%は最初にキャッシュで払ってくれよな!これはスウェーデン人も同じルールだから!」
俺「15%!?え、えぇ、大金だな…何とかするぜ!」

 

とにかく、2.5Mio kr = 3300万円の借金ができることが分かりました。
ですが住宅購入価格の最低15%は頭金として用意しないといけません。

(ローンの15%ではありません)

 

私は2.6Mio krの家を買ったので、15%は0.39Mio kr=500万円ほどの頭金を用意したということです。


しかし、銀行に限らず色々なところでこのようなやりとりができるのがスウェーデンの良いところで、ルールはさておき、話を聞いてくれてできる限りのことをやってくれる傾向にあります。

 

で、担当者がルールの背景を理解していて、自分で合理的な判断できるのです。

 

日本でよく聞いた「ルールだからダメなんです!」というのをあまり耳にしません。

 

彼らに何故ダメなのかを聞いても、

 

「今までやってこなかった」とか「上がダメだと言っている」とか到底納得のいく説明は得られないのがほとんどだったと記憶しています。

 

(スウェーデンでも、話をしてもダメな時も沢山ありますけどね)

 

スウェーデンでは、ルールがあるからといって簡単に諦めてもいけません。

 

何とか話を聞いてもらい、双方の納得いく形を模索するべきなんです。

 

◾︎

 

ところで、私が組んだローンは50年で完済となります。長〜いですね。

細く長〜く払うので月々の支払いも高くありません。

繰り上げ返済もするつもりありません。

 

ここが日本と大きな違いだと思うのですが、こういうことが成立するのは、何十年経っても住宅としての価値が落ちないからです。

 

むしろちゃんとメンテナンスをしていれば価値は上がります。

 

極端なことを言えば、ローンは利息だけ払っていればOK(借金が購入価格の50%以下なら可能)で、いざとなったら売却すればいつでもローンは完済できるのです。

 


さて、明日はスウェーデンで家を買うにはどうすればいいの?

 

不動産屋に行くの?

スーモみたいのがあるの?

※明日で家の話は終わりです。

 

 

ではでは、また明日。

スウェーデンの住宅価格 私が購入した家は高いのか・安いのか

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

 

本日はスウェーデンの住宅価格のお話です。

 

まずは我々の新居の値段をお伝えしましょう。

(物件は昨日の投稿をご覧下さい)

 

↓また新居の写真。入居は4月。ワクワク。

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気になるお値段は…

 

 

 



2.6Mio kr、日本円で3400万円ぐらいですね。

 

※kr = スウェーデンクローナ
※※1kr=13円での話
※※※Mio=Million=100万



ただ、為替が変動しますし、この計算は荒っぽいので住宅価格を論じるにはあまりにも乱暴で参考にできません。

 

1kr(スウェーデンクローナ)が1円、2円振れただけで日本円での価格は下記の通り変動します。

1kr =
12円→3200万円
13円→3400万円
14円→3700万円
15円→4000万円

スウェーデンの家って日本と比べて高いの?安いの?とよく聞かれますが、これは答えようがないんです。

 

物価も都市の規模も何もかも違うので、ある程度条件を絞らないと比較はできないと思います。

 

例えば、工科大を卒業した同年代の同僚がどれぐらいの価格帯の家に住んでいるのかを比較してみると何か見えてくるかもしれません。

私と同年代の同僚の住宅購入価格は4.0〜8.0 Mio krで、5000万円〜1億円に分布しています。


・1kr=13円で計算
・同年代=30代半ば〜40代前半、子育て中の5人に聞き取り
・管理職は除く

・全員が一軒家

・5人とも都心ではなく私と同じ街か隣街に住んでいる

・奥さんも彼らと同等の収入がある

 


つまり彼らと比較すると、私が購入した家はだいぶお手頃価格と言えます。

しかし、彼らは全員共働きです。

 

スウェーデンでは専業主婦が2%しかいなく、また、女性もバリバリ稼ぐことが当たり前です。

 

スウェーデンでは、会社内のポジションよりも職業で賃金が大きく異なります。
(日本もそうだがスウェーデンの方がより顕著)


ですので、平社員であっても、夫婦で一人5000万円ずつのローンを背負って、1億円の物件を購入することも可能と言えば可能です。

 

同僚で、屋内プール付きの家に住んでいる人もいます。年齢は私の一つ二つ上だったかな。
※屋外ではなく屋内プール!

 

今度遊びに行って泳いできます。

今は家を買ったばかりでアレコレいじっている最中だそうです。壁を作り直して全室床暖にするとか…

 

現在彼は3ヶ月の育児休暇中。

ホントに育児してんのかなぁ…?笑

 

 

つまり、スウェーデンの家は日本より高いのか安いのかというよりも、夫婦共働きで、夫も妻も同じぐらい稼ぐのでその分高価な家を買うということなんだと思います。

 

ですが、我々のようにお手頃価格の家も沢山あります。

また、湖沿いの物件はだいたい一億円前後でゴロゴロしています。

このように日本よりかは価格帯の幅が広いことは確実に言えるでしょう。

 

◾︎


ところで、我家の場合、妻は学生なのでシングルインカムとなります。


なので世帯収入は他の皆さんと比べるとだいぶ少ない訳です。


まぁザッと半分ってことです。

スウェーデンに移住したばかりで住宅ローンを組ませてもらえる銀行を探すのにはかなり苦労しました。
そもそもシングルインカムと言っただけで多くの銀行に融資を断られました…

しかし、数年後に妻が仕事を始める予定なので、となると途端に融資可能な額が一気に2倍以上に増えます。

 

そのタイミングでもっと大きな家に住み替えるつもりです。

子供も大きくなってきますしね。

プールも付いてたらラッキーだなぁ。

 

え!?新居に住む前からもう次の家のこと考えちゃうの??

はい、そうなんです。

スウェーデンではライフスタイルに合わせて家を転々と変えていきます。

例えば子供が小さい時は2〜3LDKで過ごし、子供部屋が必要になってきたら大きめの戸建てに住み替えます。

 

子供が家を出て行ったら大きな戸建てを売って、その売却益でまた2LDKに戻るといった感じです。

 

日本と比べるとだいぶ軽いノリで家の売買が行われているように見えます。

 


日本とは色々と違います。
面白いですよね。

 

明日は移住してまもない日本人がどうやって銀行から融資を受けられたかを書きます。

(なかなかニッチなお話w)

 

※妻=35歳日本人ですよ、念の為
妻のブログもどうぞ→http://sverigelif.exblog.jp

 

ではでは。

スウェーデンで家を買ってみた

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

 

昨日の投稿は今日の内容の前触れで…

 

 

先月、スウェーデンで家を買いました!

 

ヒャッハー!

 

35歳にして2度目のマイホーム購入でございます。

(一度目は東京で、住んで一年で売却)

 

家と言っても一軒家ではなく、集合住宅です。

 

スウェーデン語でLägenhet、英語でApartmentもしくはFlatです。

(マンションとは言いませんよ!前回投稿参照)

 

ストックホルム都心から30分の郊外で2LDK 74平米です。

(3LDKは100平米以上でないと存在しないですねぇ…)

 

今の家から徒歩10分ほどの距離です。

 

今はスウェーデンではあまり一般的ではない賃貸物件に住んでいて、家賃がべらぼうに高いんです。

 

いくらかって?

 

毎月15000kr=20万円ぐらいです。

 

まぁ100平米の居住スペースと前後の庭で200平米ほどあるので、まぁこれぐらい払っても仕方ないのかなと。

 

家を買った一番の理由は、この出費を抑えたかった為です。

毎月この金額が払えるなら、もっとでっかい家に引越すことが可能です。

もしくはかなりの額を貯金に回せます。

 

友人や同僚に私が払っている家賃を伝えると驚かれます。

 

ただ、問題はローンで、移住したばかりの外国人が高額な借金をすることは難しいんです。

支払い能力があったとしても、社会的信用が得られないのですね。

(この点はまた別途書きます)

 

そうそう、スウェーデンには賃貸物件があまりありません。日本ではお馴染みの駅前の不動産屋さんのようなものがないんです。

 

不動産屋さんは確かにありますが、売買のみで賃貸はやってません。

 

私もよく分かりませんが、今まで会ったスウェーデン人で賃貸物件に住んでいる人はいません。

 

今住んでいる家もネット上で取引し、個人間で契約を結んでいます。

 

とにかく、家は買うのが当たり前なので、賃貸だとやたらと高いんです。

 

なんなんですかね。

 

下宿している学生とかどうしてんのかな…

 

◾︎

 

さてさて、購入した物件を写真で見ていきましょう。

 

入居は4月からです(^^)

 

家を見るのって楽しいですよね。

 

↓こんな感じ!洒落てる!! 

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ちなみにこれは現オーナーが実際に生活しているまんまで、モデルルームではありません。

 

なので家具は付いてきません。

 

でもだいたいIKEAで買えば似たような感じになるでしょう。

 

↓反対側から。

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↓キッチン!

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↓目の前は公園(^^)

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↓寝室。

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↓ゲストの寝室及び書斎。

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↓建物外観。春だか夏の写真ですけど。

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↓裏側。入口。オートロックですよ。

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◾︎

 

さてさて、築何年でしょう???

 

 

 

1966年にできたので51年目になります。

 

ホントです。

 

スウェーデンでは築年数を気にする人はいません。

 

気にすべきは大規模修繕。

 

「日本での築年数=スウェーデンでの大規模修繕」に近いかもしれませんね。

 

いつ建てたか、ではなくちゃんとメンテナンスされているのか、が重要なんです。

 

そもそも新築物件はほとんどないのでこうなっているんでしょう。

 

また、「キッチンは何年前に新品にしましたよ!」だとかがセールスポイントになるんです。

 

キッチンを入れ替えたり、床を張り替えたり、壁を塗ったりするのは業者にお願いすることも可能ですが、ほとんどの人が自分でやっています。

 

壁を作ったりぶっ壊したりまで自分でやっちゃいます。

 

彼らは仕事をとっとと終えて、家でこういうことをやっているんです。

 

私も床を張り替える予定です。

 

こういうメンテナンスが不動産としての価値を上げていくことになります。

余程変な趣味でなければ…

 

 

今日はこの辺で。

しばらく家関連の話が続きます。

 

明日は「スウェーデンの住宅価格」について書きます。

スウェーデンの住宅は3種類。一軒家と集合住宅ともう一つ。

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

(これから冒頭にコレを書くことにしました)

 

本日はスウェーデンの家のお話。

 

みなさん、スウェーデンと聞くと大きな一戸建てを想像していませんか?

 

↓こういうのとか

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 ↓こんなやつ

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スウェーデンハウスと言えばコレですよね。

この色が一番多いんです。

何か歴史があったのですが覚えていません。

 

とにかく、スウェーデンの家と言ったらこの赤い色なんです。

 

で、戸建てではなく集合住宅だって沢山ありますよ。

 

↓こんなのとか。我家のすぐ近くです。

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↓こんな感じ。なかなか洒落てます。

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↓下の世帯の方が広いパターン

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↓これは大都会。かなり都心。左側の建物が集合住宅。

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東京と一緒で、都心で戸建てはほとんど見かけません。

あっても超高いでしょう。

 

田園調布のような高級住宅街もありますよ。

 

↓都心の集合住宅をもう一枚。(旧市街なので住宅なのかどうか分かりませんが…)

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ところで、マンションという言葉は日本以外では通じません。

 

↓マンションとはこういうものです。

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Mansion=豪邸です。

 

日本で言うマンションはApartmentとかFlatと言います。

 

アパート、と省略しちゃダメ。

フラット=平ら。戸建と違って階段が無いってこと。

 

「私、マンションに住んでます」と言うとマイケルジャクソン級の豪邸に住んでることになりますw

 

他にも日本で使われてる変な横文字は多数あるのでいつか列挙したいと思います。

 

 

さて、スウェーデンにはもう一つ馴染みのある住宅があります。

 

スウェーデン語でRadhus、英語だとRow house、日本語にすると列の家。

 

戸建てのような家がずっと連なったものです。

長屋と言えばいいのかしら。

 

まぁ簡単に言えば集合住宅と戸建ての間ですね。

 

我家もこのパターンです。

 

↓こういうのとか。これも我家の近所です。

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↓こんなのとか。

右側、車の方が我家です。お隣さんとつながってます。

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↓我家。別角度。ちょっと加工しちゃってみたり。

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スウェーデンの旗はもちろん、母国の旗を出すのも全然ありです。

 

我家が日の丸を出しているのは決して右翼団体だからではなくて、99.9%の確率で中国人と間違えられるからです。

 

いちいち訂正するのが面倒なので旗を出すことにしました。

 

↓我家のバルコニーからの眺め。我家は丘のてっぺんにあり、我家の列と並行してもう一列下にあります。

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我家は都心から電車で3〜40分の距離で、高速道路もすぐ近くにあり、ストックホルムの空港の近くなので決して地価は安くありません。

 

また、ここ数年のストックホルムの住宅価格の高騰ぶりはとんでもないことになっています。

 

日本での昔の不動産バブルのようなものなのでしょうか。

 

3年前に、2LDK 70平米の都心の住宅価格を4.2Mio kr(約5500万円)で買った友人が、去年売りに出したところ5.0Mio kr(約6500万円)で売れました。

 

3年住んで1000万円儲けたということです。

 

ですが、その後また都心に家を買っていたので儲けた分を丸々注ぎ込まないといけないのですが…

 

仮に、住宅価格がそれほど高騰していない郊外に越したとしたらかなりウハウハです。

 

私が住んでいる地域も、都心ほどではありませんがジリジリと値段が上がっています。

 

こちらに住んで一年ですが、既に住宅価格の高騰ぶりを体感しています。

 

新聞やネットで売られている家を眺めていますが、一年前よりも全然高くなってます。

 

なんでですかね。

 

とにかく、この高騰ぶりに政府も黙っているはずもなく、昨年6月より新しい法律が施行されました。

 

それは、「利息とは別に、最低でも年間で元金の2%を返済しなさい」というものです。

 

そうなんです。それまでは利子だけ払っていれば良かったんです。

 

スウェーデンは日本と同様で歴史的低金利が続いています。

 

でも金利が上昇したら利子だけ払っている人達は返済に困る人も多くいるはずです。

 

ですが日本とは異なり、住宅価格は基本落ちることはありません。

 

そもそも新築物件はほとんど存在しません。

感覚的ですが90%以上は中古住宅です。

 

なので新築、とか中古とかいう言葉すら存在しません。

 

新築物件の価格も中古とそんなに変わりません。

 

我家のように築50年以上であっても、きちんとメンテナンスをしていれば物価の上昇に合わせて売却時の値段も上がるのが基本です。

 

築100年以上なんかは、むしろ古ければ古いほど値段も上がります。

 

これを前提としているので利子だけ払っていればOKだったのでしょう。

 

 

本日はこの辺で。

明日も家の話が続きます。

真冬の通勤風景 車編

週に1〜2回は私が娘の就学前学校の送り迎えをしています。

 

14時に迎えに行くので、その時間帯に会議が入っていない日を選んでいます。

 

まずは娘を起こすところから。

娘はいつも夜は19〜20時に寝て、朝は6時頃に起きます。

 

↓起きてからしばらくボーっとしています。

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↓お着替え。洋服は本人に選ばせないとブチギレるので要注意。 

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↓スウェーデンならではの暖かい格好にしていきます。

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↓毎度、ヘラヘラしていてなかなか着てくれません。

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↓お気に入りのカバンにアレコレ詰めます。ここで口を挟むとブチギレるので要注意。

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↓ズボンがめくれないようにこうなってます。

ズボンは防水加工、裏は起毛加工なので暖かいし濡れません。

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↓やっと出発。なかなか座ってくれません。

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↓気温-3℃。もう慣れました。これぐらいならどうってことないです。

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中古のボルボ!もうすぐ19万キロ、頑張れ!

 

↓こんなところを通って…

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↓7:45頃、就学前学校に到着。今日は妻も一緒。

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↓先生とみんなにHej hej!!と挨拶をしてからフル装備に着替えて外遊び。

ここで親とバイバイです。

Hej då! ヘイドー!(バイバイ)

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↓妻と束の間のドライブ。と言っても五分も経たないうちに妻の語学学校に着いてしまいます。

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↓妻を送ってから8時過ぎに会社へ到着。

車がきったねー!!どーせすぐ汚れるので洗車はしません。

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しばし労働。

 

↓本日のお昼は、牛頰肉の赤ワイン煮込み。4時間煮込んだそうです。今までで一番おいしかった!!!高級レストランの味(^^)

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↓14時頃に娘を迎えに行きます。

何故ズボンを履かないんだ。

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↓娘を家に連れて帰ります。

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↓今日はそのまま不動産の管理会社へ直行してちょっとした打合せ。 

一人一人が個室で働けるオフィスだったのですが、担当者の部屋になんと犬!

毎日一緒なんだそうです。とても良い子。

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15時過ぎに会社へ戻り、本日は語学学校があったので16:30に帰宅。

 

今日の勤務時間は6時間ぐらいになっちゃったけど他の日で調整すればOKです。

 

こんな感じです。

 

さて、明日は金曜日。

週末は天気が良いみたいだ!

今週末はどこを滑ろうかな(^^)

 

ではでは、また明日。

 

 

スウェーデンの保険は安い!

いきなりですが本日の昼飯↓

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セルビアのファーストフードだそうで、袋になったパンに牛肉をすっぽり入れて、パプリカのソースと玉ねぎを入れて食べます。

まぁハンバーガーですね。

 

おいしかったー。

 

会社の食堂、と言うよりもレストランで毎日美味しいごはんが食べられるのは幸せです。

 

プロのシェフが二人いて、普通のレストランと同じようにちゃんと作ってくれます。

 

↓こういうのとか。

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↓これはスウェーデンのパンケーキ。毎週木曜日は必ずでてきます。大量の生クリームとジャムで食べます。

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↓これはビーフストロガノフ。

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スウェーデン料理だったりそうでなかったり。

いつも3種類から選べます。

 

◾︎

 

さて、保険の話です。

 

いつかやろうと思っていたことを今日ついにやりました!!

 

今夜、保険会社のセールスマンに我家へ来てもらって根掘り葉掘り聞いた結果、加入した保険は以下の通り。

 

※ krはスウェーデンの通貨、クローナ。1kr=13円ぐらい。

※※ 全て毎月の支払額。

 

生命保険 + 病気・ケガ

私: 274kr

妻: 243kr

 

子供の病気・ケガ(子供)

232kr

 

火災保険

291kr

 

自動車保険

620kr

 

これら全部合わせて1660krで、日本円で2万円ちょいぐらいです。

 

家族全員分でこの値段でいいんですって。

 

え…安い…

 

死亡の場合はちゃんと大金が出るし、働けなくなった場合も収入はそれなりに保障されるし、何らおかしい点はありません。

 

ガンは部位に限らず全部対象とのこと。

 

自動車保険なんて対人対物無制限はもちろん、自損事故までカバーされます。

ま、車の保険は日本と大差無いか…

 

ちなみに、保険会社を一社にまとめると色々とディスカウントしてくれます。

 

例えば火災保険は2割引になったし、自動車保険は1.5割引とけっこう大きな額になります。

(上記金額は割引後)

 

今までバラバラに入っていたり、生命保険は日本で契約していたものをそのままにしていたりと、あまり効率的でなかったので、今回でだいぶ節約できることが分かりました。

 

更に、仮に私が死亡した場合は将来もらえるはずだった年金が妻に支払われることになります。

 

色々とオプションが選べるのですが、私の場合ですと死後20年間、月に15000krが妻に支払われます。日本円で20万円程です。

合計2000万円以上になるってことです。

 

うん、何だか非常に安心だし、得した気分。

 

これで心置きなくスケートに行けます(^^)

 

なんでスウェーデンの保険ってこんなに安いんでしょうね。

 

同僚に聞いても「まぁそんなもんじゃね?」としか言われません。

 

セールスマンが言っていましたが、先日韓国から来たお客さんがいたそうで、韓国でも生命保険だけで1万円以上したそうです。

まぁ条件は色々とあるとは思いますけど。

 

ではでは、また明日。

真冬の通勤風景 自転車編

今朝、起きたら雪が積もっていました。

イェーイ!

 

↓バルコニーからの眺め。

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皆さんスウェーデンと聞くと雪国だと思うでしょう。

 

↓こんなのを想像していませんか。

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これは新潟の写真です。

 

スウェーデンは日本と同様、南北に長いので北に行けば当然降雪量も増えます。

 

ですが、私が住むストックホルムではこんなに雪は積もりません。

 

せいぜい15cmが最大でしょうかね。

(でも昨年11月は観測史上最大の積雪、50cmを記録しました。これは例外。)

 

雪が降る回数も意外と少なく、昨年11月から数えて6回目のはずです。

 

年によっては全く雪が降らない冬もあるそうです。

 

それだとつまらないなぁ…

 

やっぱり朝起きて雪が積もってると、娘も喜びますし、私だってちょっと嬉しいです。

 

さてさて、今日は通勤風景について書きます。

 

妻が娘を送り迎えする日は私は自転車で通勤します。

 

会社まで10分ほどの距離です。

 

↓格好は雪が降っていてもこんなです。

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 テロリストみたいですね。

 

気温は0〜1℃ぐらいですかね。

これぐらいなら余裕です。

 

3℃以上ある日はダウンではなくペラペラのヤツにします。

 

ジーンズ(膝に穴有り)の下はタイツとか履いてません。

ダウンの下はパーカーとTシャツ。

 

東京の冬の格好と何ら変わりません。

ただ雪でも滑らないブーツを履いています。

 

あと顔面マスクとヘルメットですね。

 

これで会社に着いた頃はだいぶ暑い。

 

↓いざ出勤。 

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いつもだいたい7:30頃に家を出ます。

今は明るいんですが、12月は真っ暗なんですよね…

朝の通勤時に真っ暗だと凹みますよ…

 

↓色んなルートがありますが、だいたい家の近くの森を抜けていきます。

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ウサギをよく見かけます。

 

と、行きはまあこんなです。すぐ着いちゃいます。

 

ちなみにタイヤは普通のですよ。マウンテンバイクのゴツゴツしたやつ。

 

釘が打ってあるスパイクタイヤもありますけどね、今のところすっ転んだことがないので必要性を感じません。

 

何やら凍った湖の上を走りたい人がスパイクタイヤを付けるみたいですね。

なら必要だな。買ってみよーかな。

 

↓会社に着いたら晴れてきました。ヤッホイ。

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雪+太陽って最高です。

景色があまりにも綺麗なので仕事中に外ばかり眺めてしまいます。

 

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最近は仕事がだいぶ忙しくなってきました。

もうすぐ入社して一年が経ちますし、自分が何をやったら良いのかがよく分かってきました。

 

今日は午前中に3Dモデルをいじくり(=まぁ設計ってこと)、午後は図面を何枚か仕上げました。

 

図面を描いて伝票を書き、試作の手配をするという流れは日本でやっていたのと丸っきり同じ。

 

国や会社が変わってもやり方はほぼ同じ。

3Dと図面と部品表は、設計者の三種の神器です!

 

で、今日は語学学校があるので16:30に会社を出ました。

 

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まだ外が明るいぞ!

12月はこの時間でもう真っ暗なんですよ。

けっこう辛かったなぁ…ずっと暗いの。

 

さて、帰り道。

 

↓会社を出てすぐに上り坂…斜度5%ぐらいかな。300mぐらい続くのでここで汗かきます。

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↓ハアハア言いながら朝通った森を通過。 

ちゃんと除雪されていますね。

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そうそうところで、除雪と言えば。

 

↓スウェーデンでは雪が降ると農家がトラクターで除雪してくれます。あざーす。

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なので雪かきはほとんどやる必要ありません。

まぁ住宅街に住んでいればの話ですが。

 

ど田舎のポツン系の家だと自分でトラクターを運転することになります。

 

とにかく雪かきで汗だくになって辛い!みたいのは見かけませんね。

 

玄関から道路に出るまでぐらいしかやらないんですよ。

 

↓帰宅したら夕焼けが綺麗だった。

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↓雪、森、空、夕焼け。ん〜綺麗だ。

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で、夕飯を食べて語学学校へ行ってきました。

 スウェーデン語の前置詞難し過ぎ…

 

 と、今日はこんな一日でした。

 

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とにかくストックホルムは意外と雪は降らないぞってことです。

 

確かに緯度は高いのですが、メキシコ海流のおかげで緯度の割に暖かいんです。

 

なので札幌でやってるような雪祭りはできないと思います。

いや、分かんないw できるかもしれないw

でも毎度毎度、雪が降ってもけっこう早く溶けちゃうんですよ。

 

ちなみにバナナで釘は打てませんからね!!!

 

ではでは、また明日。