スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンで3歳の娘が風邪を引いたので有休?いや、こうなります。

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

本日月曜日は娘の体調がよろしくなく、就学前学校を休むことになりました。

 

本人はちょっと咳が出たり、37℃ちょっとありますが元気いっぱい…

 

↓片方二重になってますね。

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さて、妻は語学学校がありますし、私はお仕事がありますしこういう時はどうしましょう。

 

もちろんどちらかが在宅となるわけですが、本日は私が妻の学校が終わるまで娘と家にいることにしました。

 

ですが私は朝一番に上司とお話しする約束があったので7:00〜8:00だけ出社。

 

↓なんかいつもより寒いなと思ったら-5℃だった。0℃なら大したことないけど-5℃だとちょっと寒い。

(19万キロまであと5キロ!)

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-5℃でもみなさん自転車に乗ったり犬の散歩をしたりと、普段と変わりません。

 

出社してまず上司に伝えたことは、

 

「今日は子供の具合が悪いんで妻と交代で面倒を見ることにしました。ちょっと家と会社を行ったり来たりしますよー。あの会議には出ますがこの会議には出ません。」

 

だけで、

 

「よろしいでしょうか?」

 

と、お伺いを立てることはしません。

 

ダメって言われてもどーしようもないですし。

 

特に決まった申請方法や承認を得るなどのプロセスもありません。

 

上司がいなければメールでも出しておくか同僚に伝えておけばOKです。

 

ポイントは、承認を得ることではなく、プロジェクトメンバーなど、自分が不在となることで迷惑となる人達に配慮さえできていればOKです。

 (こんなことはどこの国でも同じだと思いますけど)

 

ですからメールは上司に宛てるというよりも、その日にアポイントがある人達に向けて

 

「今日は子供の面倒見るので出社しませんよ」

 

と一言送ればOKです。

 

あとは残ったメンバーで可能な限りベストな結論を出せば良いのです。

 

もちろん私がいないことで決めるべきことが決まらなかったり、話が進まないこともあるかもしれませんが、それはもう仕方のないことなのです。

 

そこで

 

「アイツがいないせいで仕事が進まない」

 

とか

 

「アイツがいないのが悪いんだからアイツに全部やらせよう!」

 

のような欠席裁判にもなりません。

 

必要であれば別の日にまた会議を設定するか、後日私がそれぞれに話を聞いて回るか、そんな感じです。

 

子供が風邪を引くのは仕方ないことですし、その為に家にいるのは当然のことなので誰も嫌がらせや悪態をついたりはしません。

 

スミマセンスミマセンを連呼することもないです。

 

このように、前提としていることが

 

「いつも全員揃うのが当たり前」

 

ではなく

 

「誰かしらいなくても仕方ないよね」

 

となっているところが大きな違いだと思います。

 

◾︎

さて。8時過ぎに一度帰宅し、妻とバトンタッチ。妻は語学学校へ。

 

↓風邪っぴきのくせに外へ出たいとうるさいので、こういう時はアナ雪でしのぎます←(ママには内緒だ)

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◾︎

ところで、会社を行ったり来たりしたり、妻とバトンタッチをしたりと、このような融通が効くのは私の職場も妻の学校も徒歩圏内にあるからです。

 

ググってみると色々と出て来ますが、スウェーデンは日本と比較して通勤時間は少ないようです。

 

東京に住んでいた頃は一時間前後かけて通勤していましたし、周りの同僚もまぁそれぐらいの人が多数派だったと思います。

 

今のスウェーデンの会社では、特に子供が小さい家庭は私のように会社のすぐ近くに住んでいる人が多いですね。

 

スウェーデンでは転職をしたら会社の近くに引越すという人も少なくありません。

 

職場と家と子供の学校をコンパクトにしておくことで、有事の際にフレキシブルに動けます。

(そりゃそーだって話ですが)

 

何より通勤時間を削減でき、家族との時間を増やせます。

 

 

 

◾︎

しばらく娘と遊んでいると、妻が帰宅したので家族で昼食を共にした後、私はまた会社へ戻りました。

 

本日は15:00より妻の妊婦検診があったので、また娘の面倒を見に一時帰宅。

 

でもって16:00にまた会社へ。

 

出たり入ったり…

 

今日は結局、かなりの短時間勤務となりました。

 

ですが、先週4時間ほど時間外労働をしており、それとちょうど相殺できたので問題ありません。

 

このように、時間外労働(フレックスアカウントと言い、残業とは違う)で吸収するのも一つの手ですが、半日もしくは丸一日会社を休んで、社会保険庁から給付金を受け取ることができます。

 

スウェーデンでは、自分や子供の体調が悪く、会社を休むこととなった場合に有給休暇は使えません。

 

有給休暇はリフレッシュする為のものであり、病気を治す為のものではありません。

 

詳しくは↓でどうぞ。

「スウェーデンでは風邪を引いても有給休暇を使えない!?」

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2016/11/18/013930

 

 

明日は娘が元気になるといいな。

ではでは。

スウェーデン移住一周年記念。スウェーデン料理のレストランへGO!

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

昨日土曜日はスウェーデン移住一周年を記念して家族で都心のスウェーデン料理のレストランへ行ってみました。

 

と言っても、ここは私自身は3回目、家族でも2回目。

 

とても素敵な空間なので色々な場所を転々とするよりも、まずはココに繰り返し来ることにしました。

 

↓レストラン外観。Tennstopetといいます。

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↓夏ならこんな感じ。

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スウェーデン語でTennstopetとは、ピューター(スズを主成分とした古代エジプト、ローマ時代から存在する合金)製のアレです。何と表現して良いのか分かりませんが、水とかそういうのを入れておくヤツです。

 

↓コレコレ。

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私、どーしても店の名前とかどんな意味なのかが気になっちゃうんですね。

略語が出てきたら何の略なのかとか必ず調べます。

 

このレストランは100年以上の歴史がある老舗で、その昔はジャーナリストが集う場所であったことで有名なところだそうです。

 

↓店内の壁に掛けてある絵。

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ではそろそろグルメリポートを始めましょうか。

 

↓ビール、ノンアルビール、オレンジジュースを頼んでメニューを熟読。

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↓英語のメニューをもらってしまいました。いけませんねぇ!スウェーデン語を読まないと!

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でも店員さんとのやりとりはほとんどスウェーデン語でできました(^^)

超嬉しい(^^)

 

↓まずは勝手に出てくるパン。とかパリパリしたヤツ。何故か娘が何ていう食べ物かを知っていました。就学前学校で同じのが出るそうです。3歳児にスウェーデン語を教わる両親…笑

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↓前菜を撮影し忘れる。えぇ、グルメリポート失格ですね。海老の〜何だったかな、とにかく美味しかったです。

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↓レモンを食べて酸っぱい!を繰り返すちびっ子。 

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↓ハイ!メインディッシュ!今日は子供の分も頼んで3品です。

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私はBeef fillet。

妻は敢えて定番のミートボール。

娘はサーモン。

 

もちろんどれも超が付くほど美味しいですね。

特にミートボールは上品な味わい(^^)

 

↓スウェーデンでは事あるごとにリンゴンベリーが出てきます。これをミートボールと一緒に食べます。リンゴンベリーは夏から秋にかけて森で採れますよ。

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↓自分もメインディッシュを食べられて御満悦の娘さん。

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↓娘撮影。テーブルの下をくぐって私の方へ来ては写真を撮りたがる娘。毎回ローアングルで良い写真になる。

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↓今日はこのカメラ。Nikon D80。親父にもらいました。が、全く使いこなせず。店内が暗くシャッタースピードが長いのでブレてばかり…

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↓食後のコーヒー。スウェーデンではコーヒーに牛乳を入れるのが定番です。メインディッシュで満腹になったのでデザートは頼まず…

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↓私。おじさん。35歳っぽいかな。 

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↓店内の様子。このレストランは入り組んだ作りで、バーが2箇所と食事をするところが2箇所と、4箇所に別れています。

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↓2個目のバー。

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面白いのが、お客さんはまずバーで一杯やってしばらくするとグラスを持って食事の場所へ移動してきます。

 

また食後にバーへ戻って飲み直すというパターンもあります。

 

0次会、1次会、2次会が全て店内で完結できます。

 

↓店内に掲載されている1912年の新聞記事!なんとタイタニック沈没の事が書かれています。

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↓バーとバーの間の通路の席。

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↓レストラン入口のクロークで上着を預けます。1人20kr(300円)チャージされます。これもクレジットカードでお支払い。

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スウェーデンではどんなに少額でもカードで精算可能です。

なので現金はいつも100kr、1300円程しか持ち歩いていません。

そして一年間住んで一度も出番はありません…

 

スウェーデンの超IT社会については過去記事参照↓

 http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2017/01/02/234802

 

 

↓お会計は下記金額にチップを上乗せして1200krでした。16000円。

ビールx2、オレンジジュース、前菜x1、メインx3。

スウェーデンの外食は安くありません。

ファミレスに相当するものは存在しません。

ファーストフードかレストランという感じです。

超安いか超高いかのどちらかです…

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また、スウェーデンではチップは一般的ではなく、私はちゃんとしたレストランでは払うようにしています。

チップとは、「満足の行くサービスを受けましたよ」の意思表示という趣旨だと理解しています。

 

↓近くの雑貨屋さん。昨夜はちょっと寒かった…

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↓私はお酒を飲んだので帰りは妻の運転。

初めての都心。初めての高速道路。ドキドキ。

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↓高速道路での車線変更があまりにも急ハンドルで怖かった…

ダイハードじゃないんだからw

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そんな感じです。

 

ではではまた明日!

 

スウェーデンの育児休暇制度 私は子供2人分で最長480日取れます!

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

昨日の第二子妊娠に関連して、本日はスウェーデンの育児休暇制度についてです。

 

社会保険庁に一時間も電話で確認をした内容です。

 

 

◾︎何日取れるのか 

子供一人につき、父母それぞれ240日、両親で合計480日の育児休暇取得権利が与えられます。

これは子供が7歳になるまで有効です。

 

従業員が育児休暇の取得を申し出た場合に、会社はこれを断ってはいけません。

 

 

育児休暇は夫婦間で譲渡が可能です。ですが、一人が取れる休暇は最長390日なので、多くのケースは父親が240日のうちの150日を母親にあげちゃいます。

 

となると、事実上、父親は最低90日の育児休暇を取得しないといけないということになります。

 

 

私は来年の6月頃から4ヶ月間の育児休暇を取得する予定です。

 

 

つい数年前まではこれが60日でした。父親の取得率が低いので国がルールを変えたのです。

 

 

 

◾︎いくらもらえるのか

育児休暇取得期間中は社会保険庁より所得の80%(但し収入によって変わる)が保障されます。

 

また、会社によってはさらに上乗せがあります。例えば、私の会社では3ヶ月間+10%となります。つまり収入の90%となるわけです。

 

こういうところで良い会社、悪い会社が別れてきます。

スウェーデンでは会社の規模で良い悪いを語る傾向にありません。

 

 

ちなみに、我家の場合、妻はスウェーデンでの所得実績が無く学生の身ですが、この場合でも一日250kr=約3300円が給付されます。

 

子供を産んだおかげで我家の世帯収入は月に10万円も増えます!

(ちょっと俺ビッグダディやろうかな!)

 

また、夫婦合わせて480日のうち、90日は収入の80%でなく、最低額の給付となります。

これは180kr=約2300円です。

 

この90日を一気に使っても良いのですが、さすがに収入がガクンと減ってしまうので、多くの家庭では子供が7歳になるまでに小出しで使うのが一般的です。

 

おそらくこれも国の狙いなのでしょうが、子供の育児休暇期間が終わってから7歳になるまでの6年間で90日を均等に割り振ると、年間15日=3週間の休暇が通常の有給休暇に上乗せされるということです。

 

夫婦合わせて+3週間の休暇となりますが、これを全て私が取ったとすると、私は年間6週間の有給休暇が取れるので、私は向こう7年間は育児休暇と合わせて9週間の休暇が得られます。

 

ここまでの内容を資料にまとめました。

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◾︎日本産まれの長女の分はどうなる?

外国から移住してきた人でも、住民登録された段階で同じように権利が発生します。

 

ということは、我々の場合、単純に上述の日数は2倍となり、両親で960日で、父母それぞれ480日となります。

 

長女が産まれた年の段階ではルールが変わる前なので私は最低60日の取得となります。

 

11月に日本は帰る用事があるので11〜12月とお正月でこの60日=12週間を使おうかなと考えています。

(ずっと日本にいるのもアレなので南国にも行こうかと←みんなこんな感じなので…)

 

また、同じように90日分の"小出し分"が発生します。但し娘は現在3歳半なので、後3年半で取得しなければなりません。

毎年25日の計算になります。

 

 

◾︎育児休暇は一年や二年では終わらないということ

私は、次女が7歳になる2024年まで下記のような休暇を取得する権利があります。

 

2017年

有給休暇30日+長女分育児休暇60日+長女小出し育児休暇25日=115日の休暇(23週間)

 

2018年

有給休暇30日+次女分育児休暇90日+長女小出し育児休暇25日=145日の休暇(29週間)

 

2019年〜2020年

有給休暇30日+長女次女分小出し育児休暇40日=70日の休暇(14週間)

 

2021年〜2024年

有給休暇30日+次女分小出し育児休暇15日=45日の休暇(9週間)

 

 

確かに仕事との兼ね合いもありますが、一度きりの人生ですし、幼い子供と過ごせる時間は2度と返ってこないので上記の権利は可能な限り行使します。

 

↓こういう奇想天外な行動をできるだけ見ておきたい。

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でもって風邪を引いた日に有給休暇は使えません↓

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2016/11/18/013930

 

いやーしかし、今年は半分弱しか出社しませんし、来年なんて半分以上が休暇です…笑

 

 

いいんですかね?

 

 

いいんですよ。

 

 

まぁ定年まであと30年間近くありますし、そのうちの2年ぐらいは別にいいんじゃないですかね。

 

与えられた権利ですから、スウェーデンでは申し訳なく感じる人はいません。

 

仕事は出社ができる範囲で可能な限りやれば良いのです。

 

会社としては、子育て世代の従業員のこうした特性をも考慮した経営=人材マネジメントが必要となってきます。

 

 ◾︎スウェーデンの出生率は高い

 

スウェーデンの出生率は1.9人で日本は1.4人。

(共に2012年のデータでちょっと古い)

 

手厚い育児休暇と学費の無償化を実現することで先進国でもトップクラスの出生率を維持しています。

 

これができるのは適切な財源がある、言い換えれば女性も当たり前のように働いているということです。

 

フランス、オランダ、イギリス、どの国も出生率上昇は常に課題で、様々な取組が行われているようです。

 

日本も欧州諸国と同じような育児休暇制度を設け、教育費を無償化するには一刻も早く女性の就業率を大幅に上昇させる必要があるということですね。

 

 

いやいや、しかし制度が少し複雑なもんで今回は私にとっても良い勉強になりました。

でもまだ全て合っているか不安なので間違いがあれば都度修正します。

 

 

ではでは、また明日。

スウェーデンで第二子を授かる

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

 

 

タイトルの通り、めでたく第二子を授かりました(^^)

 

 

現在妊娠7ヶ月に入ったところです!

 

 

↓35歳の妊婦さん。

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 (スウェーデンでもちゃんと雛祭り)

 

スウェーデンでの検診や、妊婦として感じていることは妻のブログにてどうぞ↓

 

http://sverigelif.exblog.jp/23644290/

 

 

予定日は6月21日で、一年で最も日が長い時期です。

 

 

 

性別は女の子!

 

 

 

一人目も女の子なので、これで我家の男はわたし一人…

 

 

1 vs 3 の構図になっていくのでしょうか…

 

 

うぅぅ…

 

 

女性の方がよりスウェーデンに移住してきた意味が出てくるので、まあ良しとしましょう。

 

 

一人目は今年の8月で4歳となるので、4歳差の姉妹となります。

 

 

◾︎

 

 

ところで、スウェーデンにも子供手当ては存在します。

 

 

子供一人につき、1050 kr、日本円で13000円程が社会保険庁より毎月振り込まれます。

 

スウェーデンの学費は7歳から大学及び大学院を出るまで無料ですが、6歳まで通う就学前学校は有料です。

 

所得に応じて額は変わるのですが、我家は1000 kr(多分上限の額)ほど払っているので、子供手当てをそのままスライドさせています。

 

まぁ事実上、就学前学校も無料ということです。

 

子供手当ては日本同様、16歳になるまでもらえます。

 

明日はスウェーデンの育児休暇制度について書きます。

(面白いですよ)

 

 

 

◾︎

 

 

 

さて、今日は金曜日。

(時差は-8時間)

 

 

珍しく18時まで働いてしまいました。

 

 

金曜の定時は14:30なので、18時に退社だともちろん最後の一人となります。

(私の会社は週37.5時間労働が基本。月曜〜木曜は8時間/日 なので金曜は5.5時間となります。)

 

 

↓14時過ぎの会社の駐車場。ガラガラ。朝は満車ですよ。

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 (あの、定時は14:30なんですケド…)

 

 

私は娘の送り迎えで月曜〜木曜の労働時間が足りていないことが多く、金曜で調整することが多いです。

 

 

また、金曜の午後は誰もいなくなるので仕事がしやすくて好きです。

 

溜まった仕事を一気に片付けてそのまま週末を迎えるのが習慣になってきました。

 

 

ふぅー、疲れた。

 

 

しかし、最近、お仕事が忙しくなってきました。

 

といっても残業をしているわけではありません。

 

 

こっちの人は「忙しい=残業いっぱい」のことではないんです。

 

 

時間外労働が増えるということではなく、常に脳ミソフル回転で神経が擦り減るというか、負荷が高い状態のことを"Upptagen=忙しい"と言います。

 

 

今週はけっこう疲れていたので、夜間の語学学校もちょっとしんどかったです。

 

 

朝もなかなか起きられず。

 

 

なので人間の疲れって、時間よりも「負荷=ストレス」が効いてくるんだなぁと実感しています。

 

 

 当然の話なんですけどね。

 

 

 

明日はスウェーデン移住一周年を記念して都心のレストランを予約しました!

 

ワクワク♪

 

 

ではでは、また明日。

 

スウェーデンは噂通り子育てに寛容。語学学校に娘を連れて行ってみた!

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

 

先日、私の夜間の語学学校と娘の就学前学校のFöräldraråd (英:Parent council  日:PTA?)が重なってしまい、私か妻のどちらかが娘と一緒に過ごすことになりました。

 

なので妻に就学前学校の方を託し、私は語学学校に事前の断りを入れて娘を連れて行きました。

(語学学校はどうしても休みたくない)

 

語学学校は快くOKしてくれました(^^)

 

スウェーデンでは職場や学校に子供を連れてくることが珍しくありません。

 

今回のようなケースは親であれば誰にでも起こりうることですし、職場や学校のみなさんも寛容です。

 

むしろチヤホヤしてくれます。

 

私も今まで何度も娘を会社に連れて行ったことがあります。

 

 

まぁしかし、語学学校で2時間半も静かにしていられるか心配でしたよ。

 

 

 ↓「パパと学校に行くのー!」と張り切っていたので席に着いて大満足。ヨシヨシ。

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 しかし色んな人種がいますね…

(日本人は見たことない)

 

 

娘はここでは静かにしていないといけないということが分かっているようです。

 

もう3歳半だし、だいぶ話が通じるようになったもんだ。

 

 

さて、17:30に授業開始!

 

「今日は新しい生徒さんがいまーすw」

 

と、先生に少しいじられて娘は少し照れていました。

 

でも

 

「Vad heter du?(お名前は?)」

 

と聞かれてちゃんと名前を答えていて関心しました。

 

 

よしよし、このまま機嫌よく静かにアンパンマンの塗り絵をやっていなさい!

 

 

 

最初の1時間は至って順調。

 

 

 

時々鉛筆を落とす程度で、私も普段と変わらなく勉強ができました。

 

 

で、18:30頃にボーっとし始めました。

 

明らかに眠そうです…

 

突然大きな声で「眠ぅ〜い〜!」。

 

マ、マズイ…大泣きされる可能性も…

 

 

仕方ないのでとりあえず膝の上に抱っこ。

 

私にもたれかかる格好で10秒もたたずに寝ちゃいました…

 

 

まぁ静かだしいいや。

 

 

ですが15分ほど経つと、何やら胸の辺りが湿っぽい。

 

 

ヨダレですね。

 

これぐらいはなんてことありませんね。

 

 

そのうち腕が痺れてきました。

 

 

まだ我慢。

 

 

んー、そろそろ限界。

 

 

でもあと30分で終わりだし、いまから帰るのはもったいない…

 

 

 

ここで賭けに出ました。

(子育てアルアルだと思う)

 

 

 

 

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大技 "床にそーっと置いてみる"

 

 

みんなに注目されましたが、うまく行ってみんなから控えめな拍手をもらいました!

 

 

で、このまま授業が終わるまでスヤスヤと寝てくれました。

 

◾︎

 

このように、何か事情があって、幼い子供を職場や学校に連れて行っても誰も嫌な顔はしません。

 

むしろ一緒に遊んでくれたりと協力的です。

 

ちびっ子が登場するだけで空気も和みますし。

(元々常に和みっぱなしですが…)

 

大泣きしちゃったらさすがに迷惑なので外に出たりしますが、あまりそういった光景は見かけません。

 

育児休暇中の社員が子供を連れて1〜2週間に一度ぐらいの割合で出社するのをよく見かけます。

 

滞在時間は1〜2時間です。

 

ザーッとメールを読んだりちょっと電話したり、リソースをカバーしている同僚とお話しをしたりと、まぁうまいことやってます。

 

子供にとっても1〜2時間であれば普段と違う環境で楽しいのだと思います。

 

自然と交代で同僚が子供の面倒を見てあげたりもします。

 

こういったところでもスウェーデン社会の子育てに対する暖かさを感じられます。

 

子育て中は何かと大変だしみんなで助け合おうぜ!って雰囲気です。

 

というよりも単に子供がかわいいから遊びたいだけなんですけどね。

 

会社では子供だけでなく、奥さんやその他の家族もよく見かけます。

 

自分の息子や娘がどんなところで働いているのか、親としては見ておきたいものですよね。

 

私も両親が来た時は数時間かけて会社のツアーをしてあげました。

 

いや、これね、仕事の一部だと捉えてますよ。

従業員としての権利だと思います。

 

そりゃ、毎日やったらダメですけど、自分の両親に自分が働いている会社を見せたいのは人間として普通のことだと思いませんか!?

 

私の父親は、同じ業界の人なので、社内を見れば色々と事情が分かるにも関わらず、機密がどーのとかとやかく言われることもありません。

 

従業員とその家族を信用しているんです。

 

 

本日はこの辺で。

 

↓◯◯詞ってこんなにあったっけ?

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また明日!

スウェーデンへ移住して一年。我々の選択は正しかったのか。

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

早いもので日本を離れてから本日で丸一年。

 

↓去年の今日。

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もう一年なのか、まだ一年なのか。

 

永住するつもりなので"まだ一年"と言った方が良いのでしょうね。

 

この一年では、スウェーデンという国、社会に対して期待していたことが「やっぱりね」という風に日々体感できています。

 

↓スウェーデンに移住する3つの理由(ブログに転載したのは昨年9月だが、書いたのは移住が決まった2015年12月)

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2016/09/09/002831

 

 

自身のワークライフバランスが理想の形となったこと。

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(ワークとライフがバランスしてますね!)

 

妻のキャリア形成に向け順調なスタートを切ったこと。

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(語学学校にて)

 

何より、娘がスウェーデンの就学前学校に通い、スウェーデン人の子供達と楽しそうに過ごしていること。

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 (※スウェーデンは幼保一体で幼稚園と保育園の区別無し)

 

全て想像していた通りで、望んでいたものはまだ全ては手に入っていませんが、このままやっていけばいずれ得られるのだろうなという実感はあります。

 

 

これも想定内ですが、やはりスウェーデン語の習得が大変です…

 

いや、想定よりも大変です。

一年経てばもっと話せると思っていた…

(ちょっとヤバいので最近真面目に勉強を始めました)

 

◾︎

 

思えば一年前に日本を離れる時も不安は少しもありませんでした。

 

↓ちょうど一年前、成田にて。

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 (君はいつ遊びに来てくれるんだ!)

 

 

「行動力があるね」

 

と、よく言われますがそんなことはありません。

 

選択肢を並べて可能な限り家族が幸せになれそうなものを選んだだけです。

 

"勢い"とか"直感"とか、"考えるより行動"だとかそういうのではありません。

 

きちんと事前に調べて、我々が欲しいものが本当にそこにあるのかを確かめてからの決断でした。

 

そして、その決断に従い住む場所と仕事を変えただけです。

 

ちょっと英語が話せたので外国にも目を向けられただけです。

 

日本以外の先進国では割と普通のことなのです。

 

海外への移住が、日本でももっと身近になれば良いと思っています。

 

それでこのブログを書き続けています。

(海外へ転職する方法は過去の投稿をご覧下さい)

 

◾︎

 

この一年で新たに学んだこと、それは

 

「幸せはお金ではなく時間から作られる」

 

ということ。

 

 

妻と過ごす時間。

 

子供と過ごす時間。

 

自分の好きなことに費やす時間。

 

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 (夫婦でキッズサイズの同じダウンを着ているのは内緒だ)

 

どれも一分でも一秒でも長い方が良いに決まっています。

 

日本にいた頃は、いっぱい残業し、一円でも多く稼いで、新築の家に住み、車は外車の新車が良いと思っていました。

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念願叶って新築と新車が揃いましたが…

 

それでも心は満たされませんでした。

 

 

 

今となっては10年落ちの19万キロのボルボで十分です。

 

↓俺のボルボ。

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この時はどれが俺の車なのか分からなかった…

 

 

この車を大切に乗っていきます。

 

 

時々臭い煙が出てきます。

ディーゼルのヒーターで故障ではないんですけどね、娘が臭い臭いと騒ぎます。

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ん〜、この一世代前な感じがいいんです!!

 

 

壊れても壊れても直して乗ります。

先月は点検で15万円!今月は修理で10万円!

(あれ?幸せはやっぱりお金…?←)

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5気筒 2.4L ディーゼルターボ。

不思議なエンジンに魅了されております。

 

 

家も築51年でいいんです。

(最近スウェーデンで家を買いました)

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床を張り替えて、壁を塗って、大切に住みます。

↓床をこんな風に変えようかと…入居まであと一ヶ月ですが、現オーナーと相談してきました。

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夏から秋は家族と森へ出かけ、ブルーベリーを採って、家でブルーベリーパイを焼くんです。

(無料でございます)

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冬は凍った湖でスケート。

(これも無料でございます)

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というわけで、スウェーデンに住んでみて本当に良かったと思います。

 

「一円でも多く稼ぎたい」→「一分でも長く家族といたい」になりました。

 

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東京に住むS君、いつもありがとう!

Tusen tack!

 

 

来年も再来年もこう思えるように頑張ります!!

 

 

いやいや、そうじゃないんですよ。

 

そんなに力む必要なんてなくて、自然と共にゆったりとした時間を過ごすだけで十分です。

 

幸せは自然と訪れます。

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なので頑張る必要はありません。

 

やるべきことを、可能な範囲で、できる時にやっていきます。

 

 

 

これがスローライフってやつですかね!?

 

なんでもかんでも横文字にして曖昧にしちゃうのはどうかと思いますね。

 

スローなのではなく、これが普通の速度なのです。

 

日本社会が速すぎるんです。

 

遠くから日本、特に東京を眺めているとそう感じます。

 

 

なんだか、詩みたいになっちゃいました。

 

妻も似たようなことを書いています。

http://sverigelif.exblog.jp

 

 

ではでは、また明日。

スウェーデンで家を買うにはどうしたらいいの?

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

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↑朝焼けです。ついぼーっと見てしまいます。

 

 

さて!スウェーデンで家を買うには、不動産屋に相談しても良いのですが、多くの人がHemnet→https://www.hemnet.se/で家探しをします。
(適当に条件を入れて検索してみてください)

 

日本でいうスーモとかそういったヤツです。

 

 

日本と異なる点は、スウェーデンの家は入札制度となっているところです。


ですからHemnetに記載されている値段は入札開始価格なので、人気物件となれば価格は青天井。


ですが一般的には+10〜20%に落ち着くと言われています。

 

ネットで公開された物件は、オープンハウスの日時が指定してあり(だいたい土日)、アポ無しでフラフラっと訪ねて良くて、内覧をしたらそのまま入札開始!の場合もありますし、遅くとも数日後に始まります。

 

 

考える暇もありません。


どうかと思いますね、コレは。

 

 

ちなみに入札はスマホがあればどこからでもできます。ホント、ヤフーオークションのような感じです。

 

また、入札に参加するにはLånelöfteと言って、銀行から融資可能な額のお墨付きをもらっておかないといけません。

 

落札したがお金の工面ができません、では洒落になりませんからね。

 

 

我々のような移民に対しては、オーナーや不動産屋がLånefteを持っているのか聞いてくることもあると思います。

 

売主が「そもそもあんたローン組めるんかい!」て思うのは当然の話ですからね。

 

 ◾︎

 

ここでマル秘テクニック!

 

オープンハウスまで待たずに事前に交渉しちゃうんです。


私もコレをやりました。

 

良い物件ほど、オープンハウスに行ってみたら

 

「あーごめんもう売れちゃった!」

 

っていうパターンがけっこう多いので、私は急いで銀行との話を進めながらオーナーと直接交渉に挑みました。

 

まぁ腹の探り合いのようなことはなく、オーナーが提示した金額が私の許容範囲内であったのでその場で即決です。

 

その日は握手して帰宅。

数日後に不動産屋が用意した契約書にサインし、手付金10%を不動産屋に振り込んだ時点でネットから広告が消えます。

 

オープンハウスまでに間に合ってよかった…

事前交渉及び契約が長引いて競売までかかってしまうと当然ダメなんですね。

 

しかし、今回家を買ってみて驚いたのが、今日の今まで一度も不動産屋にも銀行にも会っていないんです。

 

不動産屋とは事前に見にいきたいと伝えるべく電話で一度話しただけ。

 

そしたら売主の電話番号を教えてきました。

 

マジかよ…

 

なもんで、売主と直接やりとりしました。

 

とっても良い人なので全く問題ありませんでした。


銀行とは電話が2回、あとはメールのやりとりのみです。

 

日本だと家を買う時って契約書とか重要事項説明を宅地建物取引業法の資格を持った人が延々と読んでいくじゃないですか((いや、重要なのは分かっていますよ)。

 

これに相当する契約書の読み合わせも、私と売主のみでやりました。


スウェーデン語の契約書なので私は事前に英訳しておいて疑問点もなかったのでスムーズに終えました。


最後に書類にサインをして不動産屋と銀行に送っておしまい…

 

まぁこの不動産屋はスウェーデンでも特殊なようで、オンラインでのサポートのみで売主の負担が大きい代わりに不動産屋に払う金額も抑えられるようです。

 

確かに、東京でマンションを売るの不動産屋に払う手数料って3%だったんですけど、高いなって思いましたよ。


しかも日本だと買主からも3%取るのがお約束のようです。これは私は理解できませんでした。


まあ、売る側だったのでとやかく言いませんでしたが。


スウェーデンでは買主からはもちろん0%。

 

スウェーデンであっても、普通の不動産屋であれば事あるごとに担当者が登場するようです。

 

ですが周りに話を聞くと、このオンライン型不動産屋を利用する人が増えているようです。

 

なんかもう、家を買うのが車より簡単です。

と、スウェーデンではこんな感じで家を買います。

 

これで家シリーズの連載は終了です!

 

明日はスウェーデンに移住して丸一年が経過するので振り返ってみます。

 

ではでは。