スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

祝合格!スウェーデン語の語学学校 前半修了

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く36歳、二児の父親です。

 

先日、夜景を撮りに夜な夜なストックホルム都心部までドライブへ行ってきました。

 

↓お任せモード

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↓夜景モード

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どっちがいいんだろ。

 

↓別の場所でも。

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しかし、東京とは違ってスカスカですよね。

でも私はこれが好き…

 

↓Nikon D80、これで撮りました。

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親父にもらったカメラなのですが、ちゃんと使いこなせず…

 

なんとなくパシャパシャやってます。

 

 

◾︎

さてさて、本題ですが、スウェーデン語の語学学校に通い始めて早7ヶ月。

 

タイトルの通り、先週、3Cと言われるレベルの試験を終え、無事に合格してきました!祝(^^)

 

まだ次があるんですけどね。

詳しくはSvenska För Invandrare (Swedish For Immigrant)でググって下さい。

 

↓クラス1番の美人さんと一緒に記念写真!この3人は数少ない同期。

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実際どれぐらい話せるのかといいますと…まぁつっかえながらもまあそれなりに意思の疎通はできるようになったのではないかと。

 

ちなみに文法や活用、その他メチャクチャです。通じりゃいいんです。今の段階では。

 

仕事ではまだまだ英語を使ってます。まだ同僚がスウェーデン語で何を言ってるのかはなんとなーくしか分かりません。

 

 

◾︎

ところで…ここからは少し暗い話。

 

語学学校にはクラスが色々とあるのですが、私のクラスは基本的に母国で大学を出ていて英語もそこそこ話せる人達が集まっています。

 

私が通う語学学校では定期的に(1〜2ヶ月に一度ぐらい)に30名ほどの新入生を募集し、最初の4週間は導入という位置付けのクラスで各々のレベルを測ります。

 

その後それぞれのクラスに散っていきます。

 

伝わりますかね…

 

導入クラス後の通常クラスは2〜30名なんですね。でも脱落者が常に出るのでジリジリと人数が減っていくんです。

 

で、減った分を補填するかのように定期的にまたドバっと増えては減って、の繰り返しなんです。

 

私の"同期"で生き残っているのが、私のクラスと他のクラスも合わせて10名ほどしかいません。

 

つまり、同期は約1/3しか残っていません。

残りの20人はどこかへ消えてしまいました。

 

どこに行っちゃったんでしょうね。

 

先生に聞くと、大半が単にギブアップのようです。中には引越しをして別の学校で通っている人もいるようですが。

 

語学学校は無料で通えますが、講師や事務員の人件費や教材などは全て税金で賄われており、我々生徒はスウェーデン社会に感謝しないといけないのです。

 

ちょっと通ってみて「やっぱやーめた!」は、スウェーデン社会に対してあまりにも失礼です。

 

そもそも語学学校に通うことすらしない人はもはや理解ができません。事情があって通えない人は仕方がありませんし、独学で学べる天才は別ですが。

 

というような意見を先日、先生にぶつけてみたところ、やはり学校側も手を焼いているとのこと。

 

移民や難民に対する税金の使い方に対してスウェーデン国内の世論も厳しい方向へと変化してきているとのことです。

 

 

ええ、分かります。

 

 

せっかく

 

「スウェーデン語を早く学んで社会で活躍(=税金払おうね)して下さい。これは先行投資です。無料でどーぞ。」

 

と、手を差し伸べているのに、1/3しか残らないのは明らかに課題です。

 

私の通う夜間クラス(火曜木曜の17:30〜20:00)は、昼間に仕事をしている人なので一応税金は納めているのですが。

 

ですが彼らの多くは自分の専門領域を活かせる職に就いていない場合が多く、スウェーデン語を学ぶことで希望とする職に就こうと頑張っています。

 

例えば、母国ではエンジニアだったけど今はオフィスビルの清掃をやってるとか、母国で学校の先生をやっていたけど今はレストランのウェイトレスをやってるとか、色々な人がいます。

 

私は既に希望とする職に就いていますし、スウェーデン語を学ぶ理由は将来、子供とまともに話をする為であったり、それ以前に社会に溶け込む為の唯一の手段だと考えているからです。

 

この国では英語でも生きていけますけどね、でもこの国を最大限に楽しむにはやはりスウェーデン語を話さないとダメです。

 

と、まあ人それぞれ、スウェーデン語を学ぶ目的が異なります。

 

それは理解できるのですが、私のクラスに在籍している生徒の大半が、スウェーデン在住5〜10年といった具合で、もちろん各自諸々の事情があるのは重々承知の上ですが、


「あんたら今まで何やってたんだ!?」

と思ってしまいます。

  

私はスウェーデン在住1年半で、語学学校に通い出して7ヶ月、ほぼ皆勤です。

 

学校に通う以外に努力をしたことと言えば、ご近所さんと頑張ってスウェーデン語のみで会話してみたり、会社の特定の人に休憩がてら特訓してもらったりとまあこんなもんです。

 

私は本を広げたり単語帳をめくったり、いわゆる"勉強"ができないので、そういった読み書きは語学学校でしかやってきませんでした。

 

新しい言語っていうのは机の上で単語帳を広げて学ぶものではないと思うんですよね。ご近所さんや同僚に「アレ何て言うの?コレ何て言うの?」をひたすら聞きまくる他ないと思います。で、この環境があるかないかが最も重要です。単語帳等は飽くまでその環境を補うだけのものです。新しい言語を習得する上での主役ではないんですよ。

 

中高のころに死ぬほどめくった単語帳とか熟語帳は、〇ソほどの役にも立っていません。日本の中高での英語の勉強方法は全否定できます。ゼロから見直すべきです。

だって私の高校時代の英語の成績は2、時々3です。

 

でも私は今、こうして異国で英語と少々のスウェーデン語を話して生きています。

 

日本の英語教育が完璧でないことは周知の事実だと思いますし、では具体的にどうしたら良いかは文科省の頭の良い方々に考えてもらいましょうね。先は長そうですが。

 

 

話を元に戻しましょう。

 

こんな感じで7ヶ月、一つ目のクラスがやっと終わり、次のレベルへ行けることになりました。この次のレベルを修了すればスウェーデン国内で職探しができるレベルと聞いています。

 

また、同期では最も早いペースです。率直に嬉しいです。ヒャッハー!

(人それぞれ試験を受けられるタイミングは異なり、先生の推薦が無いと試験は受けられない)

 

ですがまだまだ小学生レベルですからね。スウェーデン人にゆっくり話してもらえれば何となく分かるレベルです。

道路の標識だったりバスの後ろの広告なんかはだいぶ読めるようになってきました。うれしー!

 

これは、「俺すげー!」という話ではなくて、英語ができる人が真面目にやればもっと早いペースで終わります。

 

妻は英語はほとんど話せませんが、私と同じレベルを昼間のクラスに毎日通って5ヶ月程で修了していました。

 

素晴らしい。よく頑張りました、妻。

 

 

ですが、上述の通り、みんな5〜10年も何をやってんだ?と。私がダラダラとやって7ヶ月で終わるっていうのに…

 

でも彼らを悪と決めつけてはいけません。よくよく話を聞いてみると、彼らはスウェーデン社会とほとんど接点がないようです。

 

仕事も一人で黙々とやるタイプの人が多く、ご近所付き合いも無く、地域の伝統行事にも参加せず、そもそも行事の存在すら知らないようです。

 

対して私は家族もいますし、持ち家ですし、ご近所付き合いは十分過ぎるほどできていますし、車も割と立派なヤツを買っちゃいましたが、クラスメイトで持ち家に住んでいる人には出会ったことがないですし、マイカーを持っている人も少ないですし、さらには母国に家族を残していたりと、生活基盤が整っていない中でなかなか勉強に集中できる精神的な余裕がないのかなぁと感じました

 

また、スウェーデンに対して悲観的な人が多く、彼らが私とは違った視点を持っていることにも気付かされました。

 

彼らだってサボっているわけではないんです。思うに、もう少しだけスウェーデン社会が歩み寄ってもいいんじゃないかなと。世論は逆方向のようですけどねぇ…

 

移民・難民政策に対してスウェーデン社会は、他国同様どんどん右傾化していますが、移民としてスウェーデンに来たけれども今一つ溶け込めない人たちと、普段の生活で移民や難民に一切接することのないスウェーデン人たちの両方の社会を見ている私は複雑な心境です。

 

もう少し上手なやり方があると思います。

 

もちろん、移民・難民は言い換えれば結局は「よそ者」ですし、土足でよその国へ上がり込むようなことは当然NGですし、何より社会へ溶け込むための努力の姿勢を見せなければいけません

 

その点、我々家族はかなりうまくやっていると思います。スウェーデン人の友達が日に日に増え、スウェーデン社会とつながっている実感があります。

 

語学を覚える速さは、社会とのつながり具合に比例すると言えるのかもしれません。

 

もっと言えば、海外へ移住する上でキーとなるものは「オープンな性格」であることでしょう。私は人見知りなんで~・・・なんて言っている人は社会からどんどん孤立していくと思います。

 

まぁそんな感じでスウェーデン語の語学学校にしばらく通ってみて感じたことを書いてみました。

 

※文中の10人とか1/3だとかは正確な数字ではなく、感覚的な数字であることをご承知おき下さい。私が通う語学学校の、私及び周辺のクラスでの話ですので。

 

こういう書き方をすると、在スウェーデン邦人の方から「私の学校では違います〜◯×△#/&なのであなたのアレがコレで〜」というような不毛な、いや、ありがたいご指摘を頂戴しますので。

 

スウェーデン国内にこの手の語学学校は無数に存在しますし、住んでいる地域や所得層などなどで状況は様々なわけで、「私の視点=これがスウェーデンです!!」というわけではございません。

 

大半の読者様にはご理解いただけると思いますが。

 

大変ですね、ブログって。

 

 

↓最後に先日の長女の誕生日会の模様。

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↓巨大シャボン玉で盛り上がりました。

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ではでは、またその内更新します。

 

↓日本帰国時に講演会をやっています。詳しくはこちら。

 

sverigeyoshi.hatenablog.com

 

 

日本帰国時の講演について

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABで自動車用サスペンションを開発するエンジニア、36歳、二児の父親です。

 

日本へ一時帰国した際に、大学等で講演を行っております。

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※2016年6月、日本大学理工学部にて「How to become a global engineer」 と題して90分の講義。

 

テーマとしては「グローバルで活躍する人材になる為には」や「海外企業へ転職する具体的な方法」、「日系企業が欧州企業と付き合う上で大切な事」、等です。

 

テーマや講演会以外の形式は、ご要望に合わせて随時調整させていただきます。

 

ご興味のある方は下記までご連絡をお願いします。

 

吉澤智哉

tmy0605@aol.com

 

 

以下、参考情報として、私がライフハッカー[日本版]様へ寄稿させていただいた記事です。

 

家族の幸せのためにスウェーデンに移住したエンジニアが実践した「海外企業へ転職するための具体的なステップ」

https://www.lifehacker.jp/2017/04/170425_sweden_yoshizawa.html

 

スウェーデンには、子どもが「グローバルに生き抜く方法」を学べる環境ができあがっている

https://www.lifehacker.jp/2017/07/170718_sweden_yoshizawa.html

 

移住先のスウェーデンでローンを組んで家を買う方法

https://www.lifehacker.jp/2017/05/170516_sweden_yoshizawa_house.html

 

 

別メディア、Roomie様へ寄稿させていただいた記事です。

 

 DIYとゆたかな自然を楽しむ移住一家(スウェーデン・ストックホルム)|みんなの部屋

https://www.roomie.jp/2017/07/390558/

 

 

以上、よろしくお願いします。

 

 

6週間の夏休みも終盤! スウェーデンの会社ってみんながそんなに休んでも倒産しないの?

どーも。ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く36歳、二児の父親です。

 

6週間の長〜い夏休みも残すところあと僅か。週明けから久々に出社します。

 

諸々のパスワードが思い出せるか不安でございます。(←スウェーデンあるある)

 

夏休み、何をしていたのでしょうか。写真と共に振り返ってみます。

 

↓6月13日に次女が誕生。翌日より産後休暇を2週間。

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産後休暇の後に3日だけ出社してその後4週間の有給休暇としました。

 

ちなみに会社との契約では年6週間の有給休暇となっております。

なので、まだ2週間残っています。

 

↓6月24日の夏至祭。ご近所さんとお祭りに参加してきました。

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日本にも正月やお盆のような伝統行事があるように、スウェーデンにもイースターやクリスマスなど、家族が集まる時期があります。

 

中でもこの夏至、Midsommar(Mid summer)はスウェーデンの最も伝統的なイベントだと思います。

 

ですので、日本から旅行で来るなら6月下旬がオススメでしょう。梅雨を回避でき、スウェーデンは最高のシーズンなわけです。

 

↓この6週間、専ら長女と遊んでいました。 

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次女の存在にヤキモチを焼いて、家にいるとアレコレ悪さを働くのでできるだけ長女と外出をしました。

私が長女の担当で、妻が次女の担当というわけです。

 

↓近くの森でブルーベリーを採ったり。

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↓スウェーデンのブルーベリーは日本のとはけっこう違います。

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↓MAXというスウェーデンのハンバーガーチェーンに行ったり…

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↓公園で遊んだり。

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↓ドライブに出かけたり。あー、私のボルボ…素敵(^^) 

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↓都心の眺めが良いところに行ってみたり。

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↓家の近所の眺めが良いところに行ってみたり。

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↓ご近所さんの別荘に2泊3日で遊びに行ってみたり。

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↓近所の湖を泳いだり。 

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↓夜ふかしをして映画を観たり。

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風立ちぬを観ましたが、いい映画ですね。

私も設計を生業としていますが、設計をやっている人は絶対に観るべきです。

 

てか、何故長女はこの映画をずっと観ていられるんだろ…絵が綺麗なのかな。

 

 

 

この6週間で長女とだいぶ仲良くなったと思います。9:1で母親派だったのが6:4ぐらいまでにはなったかなー。

 

↓しかし、私の言うこともよく聞くようになったし、成長したなぁ…

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◼︎

長女と遊んだこと以外にも面白いことがありました。

24年の付き合いになる親友(と表現しているのは私だけのようだ…汗)がやっと遊びに来てくれました。

 

まずは共通の友人がいるロンドンで再会。

そうそう、ロンドンには2泊3日で私一人で行ってきました。

(次女が産まれたばかりで義母が日本から来てくれていたので、じゃあってことでw)

 

↓親友とロンドンで再会。なんか微妙な距離感だな。やはり親友ではないのか!?

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↓ロンドンでは唯一のイギリス人の友人にも会えました。 

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↓ロンドンに駐在しているスウェーデンのお友達にも会えました。

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 ↓ロンドンではラーメンばっか食べてきました。一風堂、ストックホルムにも出店してくれ…

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私は旅行に行っても観光とか食にはまるで興味がないんですよ…地球の歩き方も読んだことがありません。

 

まあしかし、ロンドンは楽しかったです。

でもロンドンってやっぱり人が多かったなぁ。人口800万人の大都市なんですってね。

 

人も車も多過ぎるという点では、ロンドンはストックホルムよりも東京に近いと感じました。

(異論は認めます…)

 

↓ロンドンから親友をスウェーデンに連れてきました。

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↓自転車に乗ったり。

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↓都心の観光スポットに行ったり。

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↓ご近所さんとお茶したり。

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まぁこんな感じで6週間毎日やることがあって忙しかったなぁ、と。

 

天気も良い日ばかりでとにかく最高でした。

 

◼︎

ところで、スウェーデンでこんな風に休んでいるのは私だけではありません。

 

周りの同僚も似たような休み方をしています。

 

みなさんだいたい4週間はぶっ続けで休みます。また、小さな子供がいる人なんかは育児休暇を小出しでくっつけて+1〜2週間としている人も多くいます。

 

有給休暇や育児休暇については過去記事を参照下さい↓

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2017/03/25/070738

 

 

よく聞かれるのですが、

 

「そんなにみんなが休みまくって会社は大丈夫なの?仕事は回るの?」

 

ええ、私もずっと不思議に思っていました。

 

結論から言うと、「会社はゆーっくり稼働する」ですね。

 

まず、会社や職種にもよりますが、私の勤める会社のエンジニア達は各々好きなタイミングで夏休みを取ります。

 

ですが、部署単位で全員が一気にいなくなることはなるべく避けます。←マネージャーの仕事

 

例えば、私と私の上司は休みをズラして取っています。

 

どちらも出社しない時期は2週間ありますが、この時期の稼働率はほぼゼロに等しいでしょう。

 

この期間だけは時々スマホでサラっとメールを確認し、よほどヤバイことがあれば何かしらのアクションを起こしますが、なかなかそのような事件も起きません。

 

何故ならば、スウェーデンでは7月から8月にかけて、誰もが数週間の夏休みを取るのが当たり前なので、互いに普段通りの速度を期待していないのです。

 

普段では数日で済むことも7〜8月は数週間かかっても「まぁ仕方ないよね、夏だし。」と、自分の休みを優先させる代わりに他人に求めることもしないのです。

 

お互い様ということです。

 

ですが、休暇中に大切なのは自動返信を設定しておくことです。

「今、夏休みなのでメール読みませんからね!」

というのを相手に伝えるマナーが大切です。

 

ですが、そうは言っても!のような時もあります。

 

例えば、これはプライベートの話ですけど、次女の出生届を日本大使館に提出しないといけないのですが、必要書類の一つとして住民票を提出しないといけません。

 

ところが、役所(正確には税務署なんですけど)に申請をしてから普段は数日で届くものが、2週間経っても届きません。仕方ありません、普段は数人いたりする部署が今では1人しかいないとかそんな感じでなのでしょう。

 

ですが、諸事情により出生届を早く出したいので、役所に何度も電話し担当者を捕まえ、事情を説明し、優先順位を上げてもらいました。

 

と、まあこんな感じで、スウェーデン全体が夏場はゆる〜くなります。

 

オフィス街にあるようなレストランも、夏場はランチを営業しないところもけっこうあります。採算が合わないのでしょう。

 

で、このランチ営業をしていないことに腹を立ててはいけないんです。

 

なんてったって、夏だから。

 

ホント、スウェーデン人の夏に対する気合いは計り知れません。

この先、寒くて暗い冬が待っているので夏に充電をするのです。

 

逆に冬休みを長くとる文化はあまりないようです。この点は以前勤めていたドイツ企業=BMWのドイツ本社の人達とは異なります。

 

夏休みを極端に長く取るのは冬場の日照時間が少ないことが関係しているのかもしれませんね。

 

 

とにかく、長期連休が各自バラバラに始まるので何十キロと続くクレイジーな渋滞なんかは発生しません。

 

空港やその他公共交通機関も多少は混みますが、日本ほどではありません。

 

よーい、ドン!で始まる大型連休って何も良いことないと思いますけどねー…

 

本日はこの辺で。

 

 

↓別荘も欲しいけどこういうボートも欲しいなぁ…次の趣味はコレか!?

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ではでは、またそのうち更新します。

 

 

 

次女出産→2週間の産後休暇→4週間の夏休み スウェーデンの父親ってこんな感じ

どーも。ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く36歳、二児の父親です。

 

先日、13日に2人目の子供が無事に産まれました。

 

2人目も女の子です。

 

名前はスウェーデンでも日本でも大丈夫なヤツにしました。

 

よく聞かれるんですけど、国籍は日本ですからね。

 

でもあと4年経過したら私はスウェーデン国籍に変える予定です。

(日本人辞めます…笑笑)

 

なのでそれに伴い子供達もスウェーデン国籍となるでしょう。

 

妻はどうするのかな。

 

↓長女が張り切っております。

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陣痛が始まり、病院に電話をして家を出たのが11:30。

 

病院に着いたのが12:00頃。

 

13:23には出産となかなかのスピード出産でした。

 

長女の出産時は、私はタッチの差で間に合わず立ち会うことができなかったので今回は並々ならぬ思いでした。

 

ですので今回は無事に立ち会えてそれはそれは幸せでした。

 

また一つ、死ぬまでにやっておきたいことのうちの一つが消化できました。

 

何とも言葉にするのは難しいのですが、生命の誕生ってとにかく素晴らしいですね。

 

いやー、しかし、ビックリしたのは妻の握力!

 

この人こんなに力があったんだ!?ってぐらい握られました… 

 

そんなことはどーでもよくて。

 

そう言えば、へその緒を切ったのは私です。スウェーデンでは父親がへその緒を切るものなんですって!

 

チョキ!←ちょっと怖かったけど良い経験(^^)

 

 

◼︎ 

さて、子育てがしやすいと言われているスウェーデンで子供が産まれるとどうなるのか。

 

まず、海外ではよくありがちな、翌日にすぐ退院。

 

↓生後一日目でチャイルドシート。

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スウェーデンもやはりこのパターンでした。

 

但し、母子ともに健康で、産後24時間の諸々の検査をクリアしないと退院はさせてもらえません。

 

また、どんなに健康でも精神的に不安であれば延泊も全く問題ありません。

 

日本では出産した直後から数日はしばらく病院に入院して、昼夜問わず看護師さんが様子を見にきてくれていましたが、スウェーデンの病院では誰も様子を見にきてくれませんでしたね。

 

私は妻と新生児の隣で一泊することができたのですが、子供の宿泊は認められていないので、出産当日は私は長女と一度帰宅。

 

と言った具合で、基本的に放置です。「何かヤバイことがあったらナースコールで呼んでね!」っていうスタンスですね。

(出産に限らずスウェーデンはどこでもこんな感じ)

 

また、産婦人科医には結局一度も会ってません。ずーっと助産師さんと看護師さんのみでした。

 

産婦人科医はよほどのことがないと登場しないようです。

 

これを読んでる多くの日本の方は

 

「えー、やっぱり外国の出産てこわーい」

 

と思うことでしょう。

 

でも少なくともスウェーデンではこのやり方で問題は起きていないようですし、彼らからすると日本のやり方の方が不自然に映るようです。

 

どうやら彼らは、追い出されているというよりも、病院にいても暇だしとっとと家に帰って少しでもリラックスしたいようです。

 

また、スウェーデンでは出産に関わる費用は全て無料です。無痛分娩も無料です。まぁ税金で払われているんですけど。

 

つまり、病院での滞在期間が長引くほどより多くの税金が使われるということなんですね。

 

誰もが平等に無料で出産ができるように、「うまくいった人はとっとと帰って税金を食い潰すのはやめましょー!」ということだと私は理解しております。

 

出産するまでは一日で退院することに少し抵抗がありましたが、今振り返ってみるとまあこれはこれで良いのかなーとも思います。

 

2人目だったので精神的にかなり余裕もあったからかもしれませんが、1人目だったらどーかな…

 

あとスウェーデンでは里帰り出産というものはないそうです。

 

出産は基本的に夫婦で乗り越えるもので、私の長女の時のように、「立会いに間に合わなかった!」なんてことはあってはならないそうです。

 

「仕事で間に合わなかった!」なんてなったら破局一直線でしょう。

 

ですから夫やパートナーは出産予定日近くになると出張は入れないですし、いついなくなってもいいように準備しておきます。

 

また、産後休暇として夫である私は10日間会社を休めるので、丸2週間付きっきりということになります。

 

そしてこの間の収入は毎度お馴染みの社会保険庁より支払われます。スマホで3分ほどで申請できます。

 

これは勤める会社に関係なく、全員に与えられた権利です。

 

と、このように、翌日に退院しても夫が最初の2週間はずっと一緒にいるので何とかなるのです。

 

私も2週間の休みを取りました。6月13日が出産で、翌14日から27日までお休み。

(体調を崩して散々だったんですけど…)

 

28, 29, 30日と3日間だけ出社したら7月は全部夏休みです。

 

中3日は出社するものの、今年の夏休みは6週間とだいぶ長くなりました!笑笑

 

また、現在は義母が遥々日本から駆けつけてくれていて、非常に助かっております。

 

なので私の夏休み期間中の主な任務は長女の相手です。

私の夏休みは長女の就学前学校の夏休み(7月全部)と合わせてあります。

 

ところがまもなく4歳の長女は「ママを取られた!」といった感じで嫉妬しております。

 

おそらく私とはなかなか出かけてくれないでしょう…トホホ。

 

↓やたらと抱っこをしたがる長女。落とすなよ。

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◼︎

さて!夏休みですし、義母が来ているうちにちょっとだけ一人で旅行に行くことにしました。

 

あはは。

 

夏休みっぽい!

 

来週、スウェーデン人やイギリス人の友人に会いにロンドンへ行ってきます(^^)

 

何があるんだっけ!?ロンドン。

 

全く予習しないまま行ってみて現地に着いてからブラブラしてみます。

 

やっぱりメシはマズイのかな。

 

楽しみなのは、ロンドンで日本からやってくる日本人の親友(と表現しても差支えないだろう。あ、でも向こうがそう思ってなかったらどうしよう…)と会い、そのまま彼をロンドンからストックホルムの我家へ連れてきます。

 

二人で自転車に乗ったり色々やろうかと。

 

あれ、長女の相手は!?

 

忘れちゃいけませんよね。

 

7月は専ら、私と親友と長女でお出かけとなることでしょう。

 

と、まあスウェーデンの父親ってこんな感じですよ。

 

日本だと

 

「嫁さんと子供を置いて自分だけ旅行なんて!」

 

と言われるんでしょうけど、お互い楽しめる時に楽しむべきだと思いますよ。

 

来年の今頃は私が三カ月の育児休暇を取る予定なので、その辺で妻にはどこかへ旅行に行ってもらえれば良いかなーと。

 

長女を連れて行ってもいいし、一人でもいいし。

 

スウェーデン人はしょっちゅう旅行に行ってます。家族旅行だったり友達とだったり一人旅だったり。

 

なので私のロンドン行きを咎める人は誰一人としていません。

 

日本もこうなれば良いと思いますけどねー…

 

↓先日の夏至祭。最近は白夜ですよー白夜!

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◼︎

税率は高いのは事実ですが、こうした無理の無い制度のおかげで子育てに安心して取り組めます。

 

いやー、ほんと、素晴らしい社会だと思います。

 

私は気持ちよく税金を払えています。こうしてリターンが明確に実感できますからね。

 

脱税する気などさらさらございません。

 

 

さて、ロンドンロンドン。

 

ビートルズの横断歩道のとこに行ってみよーかしら…あれロンドンかな?

 

ではでは、またそのうち更新します。

スウェーデンで別荘が欲しい!並のサラリーマンでも買えちゃいます。

どーも。ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

最近車を買い替えました。

 

Volvo V60 2016年式 D4 SEです。

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いやー、いい車です。とっても快適。

 

↓後ろ。 

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↓内装はこんな感じ。

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今までお世話になったV50は10年落ちで20万キロ走ったところで至る所に故障が発生…

 

毎月地味にお金がかかるのでいい加減我慢できなくなりました。

 

以前のブログでは「ポンコツでもずーっと乗ります!」なんて宣言していましたが…

 

▪️

さてさて、スウェーデンで家も買いましたし、車も買いましたし、何だかもう全部揃った気がします。

 

で、突然ですが、次なる人生の目標として…

 

「スウェーデンで別荘が欲しい」

 

と考えています!!

 

何を寝ぼけた事を!と思っていらっしゃる方、寝ぼけていないんですよ。

 

スウェーデンでは割と気軽に別荘を持てます。

 

私の会社の同僚でも別荘を持っている人がいっぱいいます。

 

日本で別荘となると、それはそれは金持ちの道楽みたいな感覚ですが、スウェーデンでは一般家庭でも別荘が買えちゃいます。

 

先々週の4連休で、子供同士、親同士が仲良しのご近所さん一家の別荘にお邪魔してきました。

 

このご近所さんもごくごく普通の家庭で、大金持ちというわけではありません。

 

彼らの別荘はストックホルムから車で約2.5時間ほどのところにあります。

 

↓ご近所さんの別荘。別荘と言っても田舎の普通の家なので通年住むことも可能。

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↓庭からの景色。湖が素敵(^^)

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スウェーデンには大小1万もの湖が存在するので湖沿いの物件は多数存在します。

 

但し、都市部で湖沿いの物件となるととんでもない値段になります。軽く一億円を超えてしまいます。

 

ですがストックホルムから2〜300kmも離れた田舎になるとこの価格がガクンと下がり、一般家庭でも手の届く価格となります。

 

別荘の価格はもちろんピンキリですが、500〜1000万円程で湖沿いの素敵な物件が探せます。

 

ですから、例えば住宅購入の予算の上限が5000万円だっとして、その内の500〜1000万円を別荘に当てて、残りの4000〜4500万円で住宅を探すというパターンも可能ということです。

 

我々は現在70平米ちょっとのマンションに住んでいますが、あと数年したらもっと大きな家に引越す予定です。

 

んー。

 

ストックホルム近郊に予算ギリギリの家を買うのか…

 

それとも少し抑えて別荘に予算を振り分けるのか…

 

楽しい悩みが一つ増えましたw

 

↓先ほどの別荘の写真をもう少し。これは目の前の湖。

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ちょっと水が冷たいけど泳げます。

 

↓天気も素晴らしかった。

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↓寝る前。これで23時ぐらい。風が無く、湖がまるで鏡のよう。

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↓明け方3時頃に目が覚めて外を見てみたらこんな景色が!

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飽和水蒸気のアレがアレになってモヤモヤっとしています。

 

しかし、この時期は夜中の0時ぐらいまで明るいし、3時にはもう明るくなってます。

 

 

▪️

ところで、ご近所さんのこの別荘は自分で購入したわけではないそうで、登記上は父親のお家となっているようです。

 

お父さんはそのまたお父さんから譲り受けたそうで、この別荘は代々受け継がれているそうです。

 

なので、ご近所さんは産まれた頃からこの別荘に来ているのでとても落ち着くそうです。

 

自分で別荘を購入する人も多く存在しますが、このように親から受け継ぐパターンも多くいます。

 

なんだか素敵だなー。

 

この話を聞いて、私も子供達に別荘を残してあげたいなと思うようになったわけです。

 

↓バーベキューが最高。

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↓別荘、憧れます。

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と、まあこんな感じで、友人の別荘に行ったら別荘が欲しくなっちゃいました。

 

▪️

第二子出産予定日まで13日!いつ産まれてきてもおかしくありません!

 

↓パンパン

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ではでは、またその内。

 

3歳の娘にスウェーデンの森を案内してもらいました

どーも。ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

久しぶりにブログを更新!

 

そう言えばもうすぐ36歳。

もうすぐ二児の父親です。

長女→3歳9ヶ月

次女→6月21日予定日

 

ここ数日、ストックホルムは真夏の天気が続きました。といっても最高25℃ぐらいです。

 

超快適です。

今日は曇ってて20℃ぐらいでしたかね。

 

さてさて、今日は近所の森の話です。

 

娘のFörskola=就学前学校(まあ幼稚園だと思って下さい)は西側と南側が湖と森に面しており、東側が教会、北側もまた別の森となっており、自然環境はスウェーデン都市部の中でもかなり恵まれた方だと言えます。

この就学前学校の特徴として毎週水曜日に先生と生徒達で森へと出かけます。
よほど天候が荒れない限りどんな天気でも行きます。

 

↓写真中央の白い建物でオレンジ色の屋根が娘の就学前学校(スウェーデンは幼保一体なんですよ)

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時々写真付きレポートが先生からメールで届くので、何となく何をやっているのかは知っていましたが、日頃から具体的に森のどこへでかけて何をしているのかが気になっていたので、本日は娘にお願いをして森を案内してもらうことに(^^)

 

↓森の入り口。早速抱っこを要求される…えー

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↓割と道なき道を進む…

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↓どうやらこの大きな岩が目的地の模様。確かに写真でよく見た!

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↓ヨイショヨイショと横から登ります。

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↓「いつもこうやってるのー!」なるほど!天然の滑り台(^^)

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岩までは大人の足なら就学前学校から5分ほど。子供達にもちょうど良い距離だと思います。

 

お腹が空いてきたので近くのベンチでピクニックをすることに。

 

↓こっちこっち〜!と、時々張り切って案内をする娘とそれについて行く妊婦さん

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↓湖を眺めながらサンドイッチをいただく

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↓タンポポの花束をプレゼントしました

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↓ブルーベリーに小さな実が沢山つき始めました!夏にこれを採って家でブルーベリーパイを焼くんです。←最高

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↓もう一つ別の場所にもよく行っているのを知っていたのでこちらも案内してもらえることに!

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↓「早く来てよぉ〜〜!」

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↓「小屋があるの!」と言っていましたが、これのことか!みんなで作ったそうです。

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↓巨大なありの巣。毎回観察するそうです。

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そろそろデザートのイチゴを食べたくなったところで、娘から「イチゴはあっちで食べるの!」とのこと。

 

↓案内される通り森を抜けるとそこには小さなお城が!

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↓ここの広場でイチゴを食べることに。スペイン産。とちおとめとかベニほっぺの方が甘いかなぁ…でもおいしかった!

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↓菜の花が咲き始めました。あと一週間ぐらいで辺り一面真っ黄色になります。ホントに綺麗。

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↓帰宅。私お気に入りのリビング。妻の物がほとんどなくて偏っています…妻には壁に掛ける絵を選んでもらおうかと。

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イチゴを育てていますが、やっと実ができてきました(^^)毎日見るのが楽しみ。

 

 

こんな感じで、我家はストックホルム郊外にありますが、半径5キロ以内に湖が5つ、森なんてそこら中にあります。

 

けっこうな頻度で色々なところを散策していますが、網羅できる気配はありません…

 

また、当然ですが季節毎に全く異なる景色となるので同じ場所にも何度も行くことになります。

 

娘と共に鳥を観察し、鳴き声を聞く。こんなようなことをやりたくてスウェーデンに移住してきたので満足しています。

 

明日は我家の旧オーナー夫妻が我家へ遊びに来ます!こればっかりはスウェーデンでもかなり珍しいそうです。

私のオープンな性格が見知らぬ土地で非常に役に立っておりますwww

 

↓21:30だけどまだこんなに明るい。

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ではでは、またその内更新します。 

ライフハッカー[日本版]にて公開された「海外転職の方法」記事の補足説明

こんばんは。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

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たった今、ライフハッカー[日本版]様より、私が寄稿した記事が公開されました。

 

家族の幸せのためにスウェーデンに移住したエンジニアが実践した「海外企業へ転職するための具体的なステップ」

 

http://www.lifehacker.jp/2017/04/170425_sweden_yoshizawa.html

 

 

このブログを始めたのは、私のようなサラリーマンでも海外へ移住することが現実的であることを日本の皆さんに知ってもらいたかったのが主な理由の一つです。

 

その為に、少しでも多くの方に読んでいただきたく、毎日ブログを更新してきました。

(毎日更新はアクセス増の鉄則) 

 

また、こうしてメディアの力を借りて、私のメッセージをより多くの人たちへ届けることができたのは私にとって非常に嬉しいことです。

 

本日は、上記記事の補足説明を書いておきます。

 

補足説明(海外企業へ転職する為の具体的なステップ)

 

①人材斡旋業者に紹介できる参考人(リファレンス)を考えておく

これは実際に私も人材斡旋業者からお願いされました。

 

「あなたのことをよく知る人物、例えば元上司が最適なのですが、そういった方の連絡先をいただけますか?」

 

という風に最初の面接で聞かれます。欧州では一般的なことです。

 

人材斡旋業者は、そのリファレンスにコンタクトを取り、求職者がどのような人物だったのかを電話やメールで根掘り葉掘り聞きだすのです。

 

一度転職をしていれば、過去の勤務先のどなたかにお願いすることができますが、初めての転職の場合、増してや"転職が悪"とされている日本社会ですとなかなか難しいと思います。

 

もちろん、”周りに転職を考えていることを知られたくない”という理由で断ることも可能ですが、これでは選考プロセスにおいて明らかに不利になります。

 

私の場合はホンダ→BMW→現在、と、既に転職を一度経験していたので、ホンダ時代にお世話になった先輩(今ではお偉いさん←これが最も望ましいパターン)にお願いをしました。

 

仲良しの同僚、つまり同じレベルではリファレンスにはなりません。たとえ5個上、10個上の慕っている大先輩なのです!と言ってもそれは欧州の人には通じません。

(先輩後輩という言葉は欧州には存在しませんからね…)

 

平社員であれば管理職に、管理職であれば役員クラスにお願いをするべきです。

 

 

②初めての転職でいきなり海外は現実的ではない→まずは日本国内で外資系へ転職をオススメ。ところが・・・

言葉の面でも、文化の面でも、また①で書いたリファレンスの面でも、一度日本にある外資系企業でのキャリアを挟んでおくのが現実的だと思います。

 

現に私がこのパターンでしたし、BMW Japanでの経験があったからこそ、スウェーデン企業で違和感なく働けていると言えます。

 

ところが、外資系への転職には注意点があります。

 

外資系と言っても様々な会社があります。そもそも外資系の定義ってなんなんでしょうね。

スタバでアルバイトしたら外資系?ちょっと違いますよね。

 

海外への移住を見越している人が、外資系企業へ転職する場合に留意する点は以下の通り。

 

・上司、同僚は外国人なのか

・本社や他の国の支社とはどれほどの接点があるのか

 

この2つがものすごく重要です。 

 

「外資系企業だが同僚も上司も日本人」これは外資系ではなく、事実上の日系企業です。

 

いくら経営者が外国人で、母体や資本が外国の企業でも、普段から関わるクライアントや同僚が日本人ばかりでモーレツ社員をやっていては、海外への移住は近付くばかりか遠のくことでしょう。

 

私の前職、BMW時代ではドイツ人と接する機会がものすごく多かったことが非常に大きかったです。

 

イメージは、メールの受信・送信ボックスが、日本語と英語の比率が半々もしくは英語の方が多くなる方がちょうど良いでしょう。

 

外資系へ転職する際の面接で尋ねてみても良いかもしれません。

 

「あなたのメールボックスの内、英文はどれぐらいでしょうか?」

 

ただ、日本人同士でも社内の公用語が英語となっている場合もあるので注意が必要です。

 

このように、外資系企業へ転職をする前に、自分なりに外資系度合を数値的に抑える努力をしましょう。

 

 

 

海外へ移住する上で必要な情報まとめ

 

他にも関連する過去の記事は下記カテゴリーよりご覧になれます。

 

<海外へ転職>

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/archive/category/海外へ転職

 

<働き方>

 http://sverigeyoshi.hatenablog.com/archive/category/働き方

 

<休暇制度+育児休暇>

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/archive/category/育児休暇

 

海外へ移住するにあたって必要な諸々の情報が色々な記事に分散しております、日本の働き方、考え方、文化とは180度異なる事柄に触れています。

 

是非とも参考にしていただければと思います。

 

 

祖国への感謝の気持ち

 

本ブログでは、客観的に日本を眺めて課題を抽出し、私なりの解決策の提案をまとめてきました。

(それだけですと堅苦しいので単なる日記のようなものもかなり織り交ぜましたが…)

 

これは私なりの祖国、日本への恩返しのつもりでした。

 

残念ながら、現在の私と妻の理想と、祖国の現状がかけ離れており、スウェーデンへの移住という選択をしましたが、スウェーデン社会でも通用する人間にしてくれた日本の教育、社会には非常に感謝しています。 

 

これが本ブログ開設の意図であり、決して日本社会をただ単に批判しているのではなく、明るい未来を描くためのヒントとしてブログを続けてきました。

 

読者の皆様におかれましてはこの点をどうかご理解頂きたいと思います。

 

先ほども書きましたが、ブログを毎日更新してきたのは少しでも多くの人に私のメッセージを届けたかった為です。

 

↓ブログを毎日更新する理由

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2017/03/21/052104

 

しかし、毎晩毎晩、1000〜2000字の文章を写真と共に書くのはかなりの労力が必要でした。

 

娘が寝た後に、30分から1時間ほどかけて書いてきましたし、内容が濃いものですと深夜までかかったこともあります。

 

本来であれば、私のこの時間はスウェーデン語の勉強に当てるべきなのですが、移住したばかりのフレッシュな観点がある内にスウェーデンと日本を比較する必要があると感じ、毎日の更新にこだわってきました。

(現に移住当初驚いていたことが段々と当たり前になってきている)

 

また、ここまでの労力を費やしてまでブログに取組んだ理由があります。

 

それは、スウェーデンに住んでみて、改めて日本の素晴らしさを体感できたからです。

 

スウェーデン人は、日本人へとても良い印象を抱いてくれています。

 

おかげで、我々家族も非常に心地よく生活ができています。

 

日本人はスウェーデンでは明らかに特別扱いしてもらえます。

 

これは先人が作り上げた日本ブランドなのです。

 

これには感謝せざるを得ません。

 

 

 

最後に、今回、メディアの力を借りることで、より多くの人達にメッセージを届けることができました。

具体的に何人の人達に届いたのかは定かではありませんが、私個人のソーシャルメディアの域は確実に超えられたと思います。

これにて、微力ながら私の一定の役割は果たせたと、自分の中で区切りをつけます。

 

というわけで、本ブログを毎日更新するのは本日で最後とさせていただきます。

 

今後は毎晩スウェーデン語の勉強に没頭します。

 

毎日読んで下さった皆様、大変ありがとうございます!

 

今後は不定期に更新をしていきますので、引き続きよろしくお願いします。

 

毎日ブックマークを見に行くのは面倒だよ!というお方、Facebook(リンクは記事の最後のプロフィールに有り)で友達申請をしていただければ、ブログ更新時にお気付きになるかと思います。

(友達申請時に一言メッセージをいただけると助かります。いきなり申請されても怖いのは私だけ!?)

 

 

それでは、またいつか。