ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める1981年生まれの38歳、二児の父親です。
本日は夢の別荘購入へ向けての偵察、ということで売出中の別荘の内覧会へ行くことに。
↓つい最近も行ったばかりですね。
スウェーデンで別荘を買いたい→下見へ行ってみた - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ
いや、別に我々は大富豪とかそんなのではなくてですね、スウェーデンでは中産階級であっても別荘の購入は全く不自然なことではありません。
とにかく物件は豊富にありますし、どんな都市であっても車でちょっと走ればすぐにど田舎なので土地も沢山あります。
別荘の価格は下記の要点で決まると思います。
(我々もまだ勉強中なので定かではありませんが)
・地域
ストックホルムやその他大都市とどれだけ高いのか
・立地
特に湖沿いは価格が跳ね上がります
・コンディション
リノベしてあればもちろん価格は高い
ですかね。間取りや敷地面積よりも上記で相場はだいたい見えてくるかなと。
それと、ポイントは水。上水、中水、下水と分けて見ていくことがポイントです。
上水=飲み水
水道管が来ている、湖から引く、自分の土地を地中深く掘って地下水を汲み上げる方式、何もないのでタンクで持参する…と、色々あり、それぞれで別荘の価格は変わってきます。
中水=シャワーとか洗濯機の水
下水ほど汚くはないが、飲むのは不可能な水が中水で、この中水の処理が可能な物件か否かでも別荘の値段は変わってきます。
下水=トイレの水
下水管が通っていて通常の水洗トイレ、下水管無しなので燃やすタイプのトイレ(後ほど説明)、土と混ぜて後に肥料にするタイプ、ボットン、そもそも物件に付いてない、と、こちらも様々。
そりゃもちろん水洗トイレがあって、台所の水が飲めて、暖かいシャワーを浴びたい…当然です。が!!このインフラが整っているということはそれなりに住宅が密集していることが多いのです。自治体としては、ポツンと立っている家の為だけに水道管や下水管を通すのは効率が悪いですから。
つまりモダンな装備が欲しい!となると別荘感はどんどん遠のくわけです。値段も高くなる傾向ですね。だってそれってど田舎にある戸建てってだけですから。値段はピンキリですが、数百万〜数千万円までと幅広く存在します。
森の中にポツン!のような別荘となると飲み水持参、シャワー無し、トイレはボットン…となるのもよくある話です。電気すら通ってないところだってあります。これらはめちゃくちゃ安いです。日本円で100万円ぐらいで買える物件も多々あります。もはや単なる小屋ですからね。
で!我々のターゲットとしているのは「そこそこモダン」な別荘です。多少ご近所さんが近くても良いので、なんとなく以下の条件が我々の希望です。
・我家(ストックホルム郊外)から1時間程度の距離
・電気Must。
・上水はMust。
・中水はWant。
・下水はどうせ無理でしょ。
・湖近いといいなぁ(湖沿いは諦めている)
・母屋1〜2LDKぐらい、離れあったらいいなぁ
というわけで上記条件に見合う物件があったので行ってみました。
値段は650,000kr=780万円(1kr=12円の場合)。
但し!スウェーデンでは別荘に限らず住宅は入札制なのです。ですからこの値段で買えるとは限りません…
詳しくは2年前に寄稿したこちら↓にてどうぞ。
移住先のスウェーデンでローンを組んで家を買う方法 | ライフハッカー[日本版]
さてさて、前置きがすごく長くなりましたが、物件はこんな感じです。写真をバシバシ貼っていきましょー。
んー素敵。間取りは1LDK。
リビング!素敵!リノベしてあるので綺麗。
暖炉〜(^^)
寝室。
キッチン。綺麗ですね。
シャワーは普通ですが、トイレに注目。なんか不思議ですよね。これ、大と小を燃やしちゃうんです!灰が溜まったら捨てるだけ。これなら臭わないし全然OK(のはず)。電気代高そうだな…
庭。赤い小屋はお隣さん宅のもの。
庭、逆側。
裏側のテラス。いいですね。
さてさて、では、買うのか!?っていう話ですが、買いません。
というかまだ買えません。
スウェーデンは共働きが当たり前なので、現在契約社員の妻が正社員になり、半年が経過しないと銀行が融資してくれないんです。
では今住んでる家はどうしたかって?先程貼り付けたリンク記事に詳細が書かれています。
というわけで、これぐらいの予算感でも十分別荘が買えます。
妻が正社員になれば夫婦での融資可能学はおそらく7〜8000万円ほどになるはずです。
現在の物件の借金は2000万円ちょっとですから、数百万円の別荘購入は極めて現実的というわけです。
妻は今年いっぱいの契約なので、来年から正社員になれれば良いなぁ…もしうまくいけば来年の夏頃には早くも別荘の購入ができるかも!?
とまぁ、そんな感じの一日でした。
ちなみに子供達も気に入った様子で、帰りの車の中では「買わないの?え?なんで?あそこいいじゃん!なんで!?」と聞かれてなかなか答えるのが難しかったです。
↓道中の高速道路の模様。
本日は売出中の別荘の内覧会へ。道中の高速道路はこんな感じ。 pic.twitter.com/zlLewOqJHw
— 吉澤智哉 / 移民@🇸🇪 (@livinnovation) 2019年6月29日
ではでは。
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