読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

スウェーデンに移住した35歳妻子持ちエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

35歳妻子持ちエンジニアがスウェーデン移住に至った3つの理由

f:id:sverigeyoshi:20160908231309j:plain

 

スウェーデンに移住し、半年が経過しました。こちらでの日々の生活において、日本での女性の社会進出、育児や長時間労働の是正に向けたヒントが沢山あると感じ、ブログにまとめていこうと思います。(写真は我家)

 

まずは自己紹介を兼ねてスウェーデンへ移住したいきさつを説明しておきます。

 

私(男、35歳)は埼玉県で産まれ、4~11歳を栃木県宇都宮市、12~14歳は米国オハイオ州で過ごしました。その後、東京へ戻り日本の大学を卒業後、大手自動車メーカーにて研究開発業務に携わり、娘の誕生をきっかけに、32歳で外資系自動車メーカーへ転職をし、2年間勤めた後にスウェーデンの現地企業へと転職しました。

 

さて、何故スウェーデンへ移住なのか、主な理由は以下の3つとなります。

 

①娘の教育

・スウェーデンでは女性として生きる道が沢山ある。象徴的なものとして、例えば政治家は半数が女性。企業での管理職も珍しくない。専業主婦はスウェーデン全体で2%しかいない。


・小学校から大学まで学費は無料。正しくは税金で賄われている。医学部に通っても親の負担は無し。貧富の差が学ぶ機会に反映されない。


・塾や受験は存在しない。個々の強みを見つけ、伸ばすのが学校の仕事。いわゆる詰め込み型教育は遠い昔の話。かといって全く努力をしなくて良い訳でもない。


・完璧なレベルの英語。学校でも英語教育はもちろん存在するが、日本のようにひたすら文法ばかり気にする学び方ではない。意思疎通ができればそれでOK。近所の13歳の女の子が話す英語が完璧なのには驚いた。


・学校教育は、「考えて議論して発表する」の繰り返し。黒板をひたすら書き写すのではなく、自ら考えて結論を導く訓練をする。

 

・上記を踏まえ、娘には大人になった時に世界中どこでも好きなように生きられるように親として機会を提供してあげたい。

 

②妻のキャリア

・妻は出産をきっかけに専業主婦となった。本当は仕事を続けたかったが、育児とのバランスを保つのが困難と判断し、社会復帰を断念。


・現在は大学で児童学を通信教育で学んでいる。元々教育学の学位を持っているので、教育分野では2つ目の学位となる。


・ところが日本社会ではこういった人材を適切に社会へ取り込めないのが現状。学位2つよりも資格が重要。資格資格資格。一度正社員を辞めると、ほぼ2度と復帰できないシステムに納得がいかない。


・これを解決するのが女性が強い社会のスウェーデン。


・言葉の壁があるので最初の2〜3年は語学と並行しながら現在の通信教育で学ぶ。スウェーデンの素晴らしいところは、移民に対して無料(税金)で語学教育を提供しているところ。


・日本社会が変わるのを待つのか、スウェーデンへ行き、数年で言葉を覚え得意分野で勝負するのか、我々の結論は明らかに後者。待つのか攻めるのか、我々は攻める選択をした。


・専業主婦を否定している訳ではない。立派なキャリアだ。ただ人それぞれ価値観が異なる。それと、前述の通りだがやっぱり働きたいと思っても日本では変更が効きにくい。私が問題視しているのはココ。

 

③私のキャリア&ワークライフバランス向上

・家族の幸せの実現の為に私の仕事があり、我々夫婦で最も大切にしているのは、家族が共に過ごす「時間」。

 

・日本で比較的残業が少ない外資系企業へ転職した結果、ワークライフバランスは向上し、キャリアとしてもかなり満足していたが、上記①、②を満たすべく再度転職を決意。

 

・上記①と②の理由を満たすには、デンマークやフィンランド、ノルウェーやオランダなども移住の候補先として上がっていたが、私が自動車業界でしか潰しが効かない為、スウェーデンの一択となった。

 

・日本の外資系企業で働いていた際、欧州人と働く方が自分に合っていると強く感じたことも理由のひとつ。

 

・現在働いているスウェーデン企業は、クルマ・バイク好きの自分が昔から憧れていたブランド。純粋にこの会社で働きたかった。

 

 

スウェーデンへ移住したからといって、人生薔薇色という訳にはいかないでしょう。ワークライフバランスは、毎日16:30頃に帰宅するので、これ以上向上できないレベルまで来ましたが、冬場の日照時間は短いですし、気温も東京都比べたら10℃ぐらい低い印象です。まぁ夏は快適ですが。

ただ、よく言われる税率の高さについては私自身不満はありません。額面と手取りの差額には当初驚きましたが、同僚や近所の方々含め、税金として収めた分のリターンが実感できているので納得できているようです。

 

ではでは、次回は「どうやって海外に転職するの?」を書こうと思います。