先日、マイカーの車検を通してきました。↑のOPUS BILPROVNINGが車検場となります。英語に訳せば、OPUS CAR TESTINGとなります。ガソリンスタンドに併設されていて奥にはマクドナルドもあり、私が住む町にはこういった民間車検場が3つほどあります。スウェーデンでは10年ほど前に車検がすべて民間企業へ委託され、サービス業としての位置付けが濃くなってきているようです。
↓中に入るとこうなっています。朝の7時40分に予約を入れました。スウェーデンはみんな朝が超早いんです。この車検場も7時から空いています。飛び入りでもOKですが待たされるでしょう。
↓中に入って鍵を渡し、コーヒーを飲んで待ちます。すると私の車が入ってきました。事前に自分でチェックを済ませていましたがドキドキ・・・。
↓ここは2台同時に検査ができます。隣はお姉さんですね!!隣もやっぱりボルボ。スウェーデンでは国民車です。ボルボだらけ。
↓すでに車検は始まっています。クラクションを鳴らしたり、ウィンカーを付けたり、運転席でできることをパパパっと済ませます。
↓ボンネットを開けて、各種オイルや液体の残量を見たりエンジンオイルが適量か、色々と見ています。
↓助手席や後部座席のシートベルト等、異常がないか見ています。
↓今度はリフターで持ち上げ、車の下を点検します。
↓ここで車が左右に揺らされます。ホイール内部のベアリングやブッシュ等に緩みが無いか、異音が無いか、けっこう慎重に細かく見ています。また、前後のブレーキの左右バランスも計測します。一定内のバラつきならOKですが、あんまりバラバラだと落とされます。
↓見た目はごっついお兄さんですが、とても優しい方でした。サービス業ですから対応がとても丁寧で、日本の車検場にいるオッサン達とは比べものになりません。
↓隣のお姉さん、時々スマホをいじります。何やってんのかな。
↓左右に転蛇し、操舵系も点検します。オイルの滲みやその他異常がないかの点検もします。
はい、これでもう終わりです。ここまでの所要時間は、鍵を渡してから5分!!
結果は文句なしの合格!
こんなに綺麗に乗ってる人は珍しいって言われました。日本人らしさってことですね。
しかし、コーヒーが半分も減ってねー!
仮に不合格の場合は、ココとアソコがこんな風にダメなんですよって教えてくれるみたいです。調整で済むレベルなのか、パーツを交換しないといけないレベルなのかのアドバイスもくれます。
いやー、しかし手際がとっても良く無駄な動きが一切ありませんでした。
一部始終を自分で見ていますし、5分で終わったからと言って全く不安にはなりません。
日本の車検って、ディーラーに預けた場合だと早くても数日かかりますよね。自分でやれば一日でできるけど、有休使わないと無理。
スウェーデンなら出勤前や昼休みにでもヒョイとできます。
費用は440kr(スウェーデンクローナ)で、日本円で6000円程度。
日本の車検は税金やら保険を同時に払うので単純に比較はできないけど、車検代行手数料とかで数万円取られるので安い安い。
クレジットカードで支払いを済ませたら車検証もなく終了。システムでナンバーとセットでオンラインで管理されています。
当たり前だよなぁ、だって今21世紀だもんなぁ。日本だと車検証を無くすと超めんどくさい。一度無くしたことがあって死ぬ思いをした。
日本だとOCR用紙を記入して〇番窓口で収入印紙を買ってから次に〇番窓口行って・・・みたいな、21世紀とは思えないくっだらねぇプロセスは一切なし。車検場の職員の態度って極めて横柄だし、行くたびに不愉快になったのを覚えてる。
※マイカーについて。
・Volvo V50 (超国民的ファミリーカー。一日に10台は見かける。)
・2リッター ディーゼルターボ 5気筒(バスみたいな音がします・・・)
・2007年式
・走行距離180,000km(1万8千じゃなくて18万です)
・値段は100万円ちょっと
そうなんです。18万キロも走って10年落ちのくせに100万ちょっとするんです。スウェーデンではこんな走行距離の中古車はザラにあります。日本じゃ値段が付かないレベルですよね。
ちょいちょい直しながら長ーく乗るのが一般的です。超オンボロ車もよく見かけます。洗車もあんまりしないからきったない!
なので、こっちの人は日本に行くとみんな
「日本の車って超綺麗だよなぁ!」と言います。
車検のルールですが、基本は年に一度です。新車は3年間免除で日本と同じです。また、すごーく古い車、30年以上前の車は車検が免除されます。こんな古い車に乗るのは車が好きで好きでしょうがない人が丁寧に乗るからだそうです。面白いですよね。
以上!