スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンの住宅価格 私が購入した家は高いのか・安いのか

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

 

本日はスウェーデンの住宅価格のお話です。

 

まずは我々の新居の値段をお伝えしましょう。

(物件は昨日の投稿をご覧下さい)

 

↓また新居の写真。入居は4月。ワクワク。

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気になるお値段は…

 

 

 



2.6Mio kr、日本円で3400万円ぐらいですね。

 

※kr = スウェーデンクローナ
※※1kr=13円での話
※※※Mio=Million=100万



ただ、為替が変動しますし、この計算は荒っぽいので住宅価格を論じるにはあまりにも乱暴で参考にできません。

 

1kr(スウェーデンクローナ)が1円、2円振れただけで日本円での価格は下記の通り変動します。

1kr =
12円→3200万円
13円→3400万円
14円→3700万円
15円→4000万円

スウェーデンの家って日本と比べて高いの?安いの?とよく聞かれますが、これは答えようがないんです。

 

物価も都市の規模も何もかも違うので、ある程度条件を絞らないと比較はできないと思います。

 

例えば、工科大を卒業した同年代の同僚がどれぐらいの価格帯の家に住んでいるのかを比較してみると何か見えてくるかもしれません。

私と同年代の同僚の住宅購入価格は4.0〜8.0 Mio krで、5000万円〜1億円に分布しています。


・1kr=13円で計算
・同年代=30代半ば〜40代前半、子育て中の5人に聞き取り
・管理職は除く

・全員が一軒家

・5人とも都心ではなく私と同じ街か隣街に住んでいる

・奥さんも彼らと同等の収入がある

 


つまり彼らと比較すると、私が購入した家はだいぶお手頃価格と言えます。

しかし、彼らは全員共働きです。

 

スウェーデンでは専業主婦が2%しかいなく、また、女性もバリバリ稼ぐことが当たり前です。

 

スウェーデンでは、会社内のポジションよりも職業で賃金が大きく異なります。
(日本もそうだがスウェーデンの方がより顕著)


ですので、平社員であっても、夫婦で一人5000万円ずつのローンを背負って、1億円の物件を購入することも可能と言えば可能です。

 

同僚で、屋内プール付きの家に住んでいる人もいます。年齢は私の一つ二つ上だったかな。
※屋外ではなく屋内プール!

 

今度遊びに行って泳いできます。

今は家を買ったばかりでアレコレいじっている最中だそうです。壁を作り直して全室床暖にするとか…

 

現在彼は3ヶ月の育児休暇中。

ホントに育児してんのかなぁ…?笑

 

 

つまり、スウェーデンの家は日本より高いのか安いのかというよりも、夫婦共働きで、夫も妻も同じぐらい稼ぐのでその分高価な家を買うということなんだと思います。

 

ですが、我々のようにお手頃価格の家も沢山あります。

また、湖沿いの物件はだいたい一億円前後でゴロゴロしています。

このように日本よりかは価格帯の幅が広いことは確実に言えるでしょう。

 

◾︎


ところで、我家の場合、妻は学生なのでシングルインカムとなります。


なので世帯収入は他の皆さんと比べるとだいぶ少ない訳です。


まぁザッと半分ってことです。

スウェーデンに移住したばかりで住宅ローンを組ませてもらえる銀行を探すのにはかなり苦労しました。
そもそもシングルインカムと言っただけで多くの銀行に融資を断られました…

しかし、数年後に妻が仕事を始める予定なので、となると途端に融資可能な額が一気に2倍以上に増えます。

 

そのタイミングでもっと大きな家に住み替えるつもりです。

子供も大きくなってきますしね。

プールも付いてたらラッキーだなぁ。

 

え!?新居に住む前からもう次の家のこと考えちゃうの??

はい、そうなんです。

スウェーデンではライフスタイルに合わせて家を転々と変えていきます。

例えば子供が小さい時は2〜3LDKで過ごし、子供部屋が必要になってきたら大きめの戸建てに住み替えます。

 

子供が家を出て行ったら大きな戸建てを売って、その売却益でまた2LDKに戻るといった感じです。

 

日本と比べるとだいぶ軽いノリで家の売買が行われているように見えます。

 


日本とは色々と違います。
面白いですよね。

 

明日は移住してまもない日本人がどうやって銀行から融資を受けられたかを書きます。

(なかなかニッチなお話w)

 

※妻=35歳日本人ですよ、念の為
妻のブログもどうぞ→http://sverigelif.exblog.jp

 

ではでは。