おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。
↓ホント日没が遅くなった。これで19:20ぐらい。
今日は火曜日なので夜間の語学学校でした。
何となく各自の席が決まっていまして、私はいつも左側にナイジェリア人のサミュエルと、右側にパキスタン人のサイードに挟まれています。
今日、ふと思ったんです。
サイードって、すげー英語を話せるよなー。
他にもパキスタンの人が何人かいるんですけど、パキスタンの人ってみんな英語話せるよなー。
インド人より全然聞き取りやすいし。
で、サイードに聞いてみたんですよ。
そしたらパキスタンって学校の教科書が英語なんですって。
小さい頃は母国語みたいですけど、10年生(多分日本で言う高校一年生?)から完全に英語での授業となるそうです。
パキスタンの大学院を出るまで、サイードは高校以降英語で勉強をしたとのこと。
へー…
そりゃ話せるようになるわな。
で、友達とのチャットの画面を見せてもらったのですが、母国語ではなく、パッと見英語なんです。
でもよく見ると英語ではない単語=彼らの母国語の羅列の中に時々英語が混ざっています。
例えば、コレを日本語でやったとすると、
"Shibuya ni 7 ji de iikana?? Sorry chotto okuremasu"
「渋谷に7時で良いかな?ごめんちょっと遅れます」
みたいなことをやってるんですよ。
よくよく話を聞いたら物心着いた頃から英語で教育を受けてきたのもあって、母国語の読み書きはちょっと苦手だと言っていました!
えー!
なんと隣のサミュエルも同じだそうです!
サミュエルなんてナイジェリアの友達とは英語オンリーのやりとりだそうです。
(サミュエルにナイジェリアの学校の話はまだ聞いていない)
私達3人はよく英語でしゃべってて先生に注意されちゃうんです。
でも、日本、ナイジェリア、パキスタンを比較する話が面白過ぎて辞められないんですよ…
で、パキスタンでは言葉の壁がない分、世界の色々な国に留学に行くのが珍しくないんですって。
で、現地でそのまま働く人も多数います。
サイードもこのパターンで、彼の場合はパキスタンで修士号を取ってからストックホルムに留学し、スウェーデンの修士号を互換制度を利用して取得したそうです。
ストックホルムでシステムエンジニアをやっているそうです。
いや、ホントにこの人は授業中に静かにしているし(当たり前)、宿題もやってくるし(当たり前)、他人の発言を遮らないし(当たり前)、友達になれると思います。
妻もパキスタン人に対して私と同じ印象を抱いているようです。
ナイジェリアは主にアメリカとイギリスに留学というよりも移住する人が多いそうです。
で、ナイジェリアの人達も英語で生活するのが長いせいか、難しい母国語は使わないそうです。
ナイジェリアの話は次回サミュエルに詳しく聞いてみます。
話はまたパキスタンに戻って、パキスタン国内にはいくつかの地域に分かれていて、それぞれが異なる言語を話すそうです。
お互い聞いて理解することはできるようですが、読み書きができないんだそうです。
なので英語を使って、音を作るというイメージですかね。
こういう事情もあって英語が公用語になったということらしいです。
インドも似たようなものらしいです。
日本の方言とは違いますよね。沖縄以外の方言はなんとなく読めて理解もできるのではないでしょうか。
今後日本は2020年に教育方針がガラリと変わるそうで、当然英語教育に力を入れていくようですが、それはつまり、今までの日本語教育の時間が削られるということなんですよね。
きっと我々の子供、孫世代には難しい日本語が通じない世界になってるのかもしれないなー、と思いました。
その分英語が話せるようにはなってると思いますので、まぁ丁度良いところでバランスできればいいと思います。
いやー、大丈夫かなー考え過ぎかなー。
パキスタンとはまた事情が違うし…
でも子供達がもし英語が話せる様になったとすると、YouTubeで延々と英語のチャンネルを見たりするかもしれませんね。
やはり英語に触れる機会が増える分、日本語と触れる機会は当然減るのかなー。
学校の授業の時間が増えない限り、これはもしかしたら今後の親としての課題になるかもしれませんね。
「英語は話せるようになったけど日本語が変だ!」
と言われる日が近いかもしれません…
笑点が難し過ぎて誰も見なくなっちゃうかもしれません…
ところで、スウェーデン語と英語は親戚のようなもので、スウェーデン人が幼い頃から英語を学んでもこのような問題は起きないのかなと。
んー、パキスタンとナイジェリアの英語力から日本の未来を無理矢理占ってみました…
ではでは、また明日!