スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

次女の寝かし付け→朝まで一緒に寝てみよう

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ムッチムチの次女。全裸なのはオムツを忘れたから。ここ2週間ほど、ストックホルムは晴れっぱなしで連日25℃超え。湖が賑やかになる季節がやってきた。

 

あと約一週間で私の誕生日、37歳。この一年は公私ともに120点。気持ちよく年を取れる。

 

仕事は信じられない程に順風満帆。プライベートも家族に病気やケガなどなくこちらも順調。

 

この一年で熱を出したのって私だけ?長女も一回ぐらいあったかな?しかし妻と次女は身体が丈夫。健康第一。

 

私の誕生日の約一週間後、今度は次女の誕生日。まもなく一歳かと思うとこの一年は本当に早かった。

 

七月より私の育児休暇が始まる。厳密に言えば最初の一ヶ月は有給休暇でその後の三ヶ月、10月末まで育児休暇となる。

 

8月のほぼ一ヶ月は妻が単身で日本に滞在となる故、私と長女、次女の三人で暮らすこととなる。

 

これにはかなりビビっている。世間の母親からしたらふざけた話だろうが、妻なしでうまくやっていけるのか不安だ。

 

不安と言ってもその要素は一つのみ。次女の寝かし付けである。その他は何をすれば良いか想像が付くので問題はない。ハズだ。

長女は日頃から寝かし付けをしているし、長女も慣れているので全くもって不安はない。

 

というわけで、今後は金土に限って私が次女の寝かし付けを担当することに。当然、寝かし付けるだけでなく朝まで一緒に寝る。

 

次女は寝ている間かなり動き回るので、寝室のダブルベッド脇につなげてある次女専用の自作ベッドで寝る。

 

私に慣れないが故に次女が夜中に泣くことを想定し、妻と長女は別室で寝ることにした。

 

そう言えば寝かし付け自体は今まで何度かやってきたが、長女の時も含め、朝まで通してというのは恥ずかしながら一度も無かった。

 

普段は私と長女は別室で寝ているが、時折家族全員で一緒に寝ることもあり、夜中に次女が時々起きたり泣いたりすることは分かっていた。

 

さてさて、まずは金曜夜。

 

次女の通常の就寝時間である20時に向けて19時半頃から妻のレクチャーを受ける。

 

次女の行動パターンは概ね以下の通り。

 

20:00 就寝

23:00 夜泣き一度目

03:00 夜泣き二度目

06:30 起床

 

二回の夜泣きに備えて予めvällingを用意しておく。

一度目のものは私が寝るタイミングで既に作ってしまう。二度目のものは水筒にお湯を入れておき、flaskaに粉のvällingを入れておく。

 

いずれも200ccが目安。vällingはスプーンで4杯程度。

 

なるほど。まぁ普段から横目で見ていたし、特に驚くことはない。

 

さて、20時になった。いざやってみる。

 

外はまだまだ明るいものの、部屋を暗くしていよいよ寝かし付け。

 

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ちょうどこの頃窓の大規模修繕があり部屋が真っ暗にできる

 

寝かし付けと言ってもベッドの上にポンっと置くだけ。

 

私にできることは手を添えたり見守ることだけだ。

 

しかし、泣く泣く。泣きまくる。

 

「母親はどこに行ったんだー!」

 

と言わんばかりにひたすら泣く。

 

次第に汗だくに。

 

それでもここはグッと堪えることにした。

 

ここでアッサリ諦めて妻にスイッチしたら何の意味もない。

 

しかし30分泣いてもまだ寝ない…さすがに私の心も折れてきそうに。

 

ここで「赤ちゃん 寝かし付け パパ」でググる。

 

"赤ちゃんは泣くのが仕事。何時間でもとことん付き合え。母親とはこれを生後間もない頃から経験し、信頼関係が築けている"。

 

と書いてあった。

 

ホントにその通り。ここ最近の次女は起きている間、ずーっと母親にべったり。

 

私が抱っこするとすぐに泣きわめく…

つまり信頼関係が築けていないだけなのだ。

 

Googleのおかげで気持ちが切り替わった。ありがたい。

 

ちょうどこの頃、リビングにいた妻が心配になったのか部屋を覗きに来たので手を大きく振りそのまま追い返す。

 

ググった後で良かった。危うく甘えてギブアップをするところだった。

 

やがて次女の様子に変化が見られた。

 

相変わらず泣いてはいるものの、数秒間静かになる。どうやら泣き疲れ、眠気が段々と強くなってきたらしい。

 

これは寝るぞ、と確信が持てた。この時20:45。

 

うつ伏せの次女の背中をトントンしているうちに、ついにスースーと眠り出した。20:55。

 

約一時間かかったが寝てくれた。とても嬉しく、早速リビングに待機していた妻へ報告。

 

さて、ここで一息付いている暇はない。

 

通常は23時頃に起きるようだが、いつ起きるか分からないので早速vällingの準備。

 

妻とアレコレおしゃべりをし、私は次女のことが気が気でなく早めに寝ることに。

 

するとやはり24:00付近に次女が泣き出した。

 

先程用意したvällingを飲ませる。

が、アレ?全く飲まない。

 

私の抱っこからスルスル、モゾモゾと抜け出し、またうつ伏せになりスースーと寝出した。

 

何だよ飲まないのかよー!と少々肩透かしを食らう。

 

次女の寝顔を眺めながら私も寝ることに。

あー、なんか幸せだなー。もっと前からやればよかった。

 

次女が泣いていることに気付き、起きたら3時。妻の予言通りである。

 

予め用意しておいた第2弾のvällingを与える。

今度は200ccを一気飲み。

 

もう少しゆっくり飲みなよ!と思ったが、眠そうにしながら一生懸命飲む姿がたまらなく可愛い。

 

全て飲み終えると先程同様モソモソと移動しうつ伏せで寝る。

 

なーんだ、やってみれば意外と簡単。

 

その後、次女はちょこまか動き回りながら朝まで寝てくれました。

 

気付けば私に身体を寄せるようにしてベッタリ。母親と間違えてるのかな?

 

当初の不安はどこへやら、とってもとっても幸せな一夜となった。

 

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一夜明けた土曜日は近所Steninge badplatsで湖水浴。

 

そして2日目の土曜日の夜。

 

昨晩同様寝かし付けに入る。次女は早々に諦めたのか、15分で寝てくれた。

 

諸々の準備をし、私も就寝。

 

23:30、次女が泣くのでvälling1本目。半分も飲まずモソモソと移動し再び就寝。

 

あまりに短時間なので私も再度スムーズに就寝。

 

次女二度目の起床、3:30。2本目のvällingは昨晩同様一気飲み。そしてモソモソと移動。

 

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ギリギリの端っこで寝る人。心配なので落ちても良いように床にソファのクッションと布団を重ねて置くことに。

 

で、このまま寝るかと思いきや…私がトイレに行っている間に泣き声が。

 

なんと床に落ちている!

 

でもソファのクッションの上に完璧に乗っかっていて、次女は困惑した様子。

 

抱き抱えて一緒に寝ることに。

 

ところが次女は何やらモソモソ。私の腕を掴んだり顔を撫でたり、私に突進してきたり乗っかってみたり。

 

次第にケラケラと笑い出す始末。おいおい3時半だぞ…

 

しかし外が明るいなぁ。

 

まあ明日も休みだし全然問題無し。とことん付き合ってみるとこに。まぁそれ以外選択肢が無いのだが。

 

せっかくだしオムツも替えておくか。

15分ほど二人でじゃれ合った。

 

やがて私に寄り添うようにして再び就寝。

 

しかし、次女、落ち着いてる。母親を探したりしない。明らかに私と次女の距離感に変化が現れた。

 

私はすっかりと目が覚めてしまい、今これを書いている。

 

いやー、幸せだなぁ。

 

父親として当たり前なことをやっているだけだし、何もすごいことではないんだけど。

 

どうして長女の時にはやらなかったのか。

 

まぁ当時の長女は母親しか受け入れられなかったし、そもそも私が敢えて長女を寝かし付ける必要もなかったからだ。

 

最近は次女に離乳食をよくあげるが、これも長女の時は見ているだけでほとんどやらなかった。

 

当時東京でサラリーマンをやっていた頃は「家のことは妻。子育ても妻。俺は稼ぐ。」で全てが成り立っていたわけだし、これで夫婦間のバランスが取れていた。

 

スウェーデンに来た理由は家族全員の為だが、私個人としては子供と過ごす時間を増やすことが最大の目的だった。

 

故に7月からの育児休暇は私の人生において最も重要な4カ月となる。

 

昨日までは不安でしかたなかったが、今は自信が湧いてきた。

 

逆に母親不在の一ヶ月、面白くなりそうだ。

 

目がすっかり覚めてしまった。

端っこで寝てたはずなのに、今は次女に押されて気付けばベッドの中央。

 

眠くなるまで、私にしがみついている次女をしばらく眺めることにしよう。

 

※今回からは以前のように「日本社会の為」という大義名分ではなく、自分の為の単なる日記です。

文中に出てくるスウェーデン語の単語等は適当にググって頂ければと思います。