ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABで自動車用サスペンションを開発するエンジニア、37歳、二児の父親です。
自己紹介はこちら↓
http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2018/08/09/201519
現在、1歳4ヶ月の次女の育児休暇中(7〜10月)。
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長女を就学前学校へ送り、その足でお気に入りの場所へ。
夏は湖水浴、冬はスケートと大活躍の湖。
今日は午後から会社にちょこっとだけ行く予定があった。昨日も一昨日も会っている友人がその間面倒を見てくれるということで、初めて私と妻以外の第三者に預けてみた。
私が友人宅から出掛ける直前に目を覚ましてしまい、そこから約20分大泣きしていたとのこと…しばらくしたら友人の子供も泣き出し、一時は2人とも大泣き…
あ、ありがとう…
友人は中国に頻繁に行く用事があり、S&Bのパクリのワサビを持っていた。しかし酷いな、偽S&B。どうしてここまでプライドが無いんだろう…
その後長女を迎えに。何をやってんだお前は…
夕食を食べて夜はジムへ。
ちなみに我家の夕食は17時か17時半頃。
次女を寝かしつけるのが19時〜19時半。
長女が寝るのは20時半〜21時。
起床は7時頃。
私の育児休暇が終わったら朝はゆっくりしていられなくなるので、長女はもっと早く寝ないと。
◼︎出世の話
今日会社に行ったのは自分の所属する部のミーティングがあった為。
月に二度行われる。
今回、私が育児休暇中にも関わらず、わざわざ出席をしたのは、部の組織変更があり、それに合わせて私が一つの課の責任者となった為。
(ここ最近、育児休暇中の身だがちょくちょく会社に出入りしていたのはこれが理由。)
この人事について、部の同僚の意見を聞ければと思いミーティングに参加した。
スウェーデンに来て3年目。
"これまでの働きぶりが評価され、出世することとなった…"
んー、違う。
そうではない。
日本にいた頃の出世とはだいぶ違う。
詳しくは、いつかメディアのコラムとして書こうかと思っているのであまりネタバレしない範囲で書いておく。
決して上司が頑張っている私を評価し、ステップアップの機会を与えてくれたわけではないのだ。
むしろ逆で、私は常日頃から自分の上司やその他マネジメントに、会社成長戦略と自身が所属する組織の乖離について自分の意見を述べていた。
再三に渡り、「会社として目標を達成するには私をこのポジションにするべき」と提案をした結果こうなった。
ホンダ時代の出世とはこんなだった。
新卒
→「一般」という肩書き?位?
30代半ば
→だいたいみんな「研究員」という肩書きになる。多少前後はするものの、同期はほぼ同じタイミングで研究員になる。
40過ぎ〜半ば
→一部が「主任研究員」という肩書きになり、いわゆる管理職となる。
ホンダの研究開発拠点ではこのように年齢と肩書きが比例関係というか、一致していた。
私は現在37歳。
私の課は私を含め4人でそんなに大所帯ではないものの、面接をやったり出張申請の承認をしたり、課の方向性を定め、プロジェクトをまとめあげる。
管理職の定義がはっきりしないのだが、まあ管理職と言っていいだろう。
ホンダでは30代で管理職などまずありえない話だ。
(私が知る限りの話)
スウェーデンでの出世とは、自ら掴み取るものであり、そこに年齢は全くもって関係無い。
実は、今日のミーティングで私の他にもう1人別の課のリーダーとなった人がいた。
彼は何と27歳。
彼は頭脳明晰。社会人経験は少ないものの、自動車のレース経験は豊富で、仕事をする上での知識は十二分にある。
誰も彼を「若いヤツ」扱いしない。
そう言えばBMWの本社にも29歳の管理職がいたなぁ。
と、今日は目玉人事が2つ発表されたのだが、部の誰一人として否定的な意見を述べる人はいなかった。
むしろ、これから私と共に働く人は、とても好意的な意見をくれた。
そうそう、人種なんて気にしなくてよい。
スウェーデンの会社なのに日本人が偉くなっていいのか、なんて微塵も思う必要はない。
国籍、性別、年齢、全て関係ないことだ。
そんなことはどーでもいい。
気にするべきところはそんなところではない。
会社が必要とする能力が備わっており、会社が必要とするポストに相応しければ何だってよいのだ。
詳しくはもう少ししっかりまとめてその内コラムにしよう。
でもほとんどネタバレしてるな…
ではでは、また明日。