ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める37歳、二児の父親です。
昨日、母校である日本大学理工学部にて一年生75名の必修科目へ特別講師として登壇してきました。
学生に伝えたことは以下の通り。
・機械工学や電気電子工学は世界中で最も潰しの効く学問の一つ
・私が学生時代に使っていた教科書は会社のデスクに置いてあり、もはやボロボロ。
・エンジニアというのは資格がいらない専門職
・日本の自動車産業や電機産業は世界に誇る超有名ブランドだらけ
・上記背景からこれらの産業のエンジニアであれば世界中で活躍できる=ビザが降りやすい
・海外へ出れば東大も早稲田も慶応も誰も知らない
・大切なのは学生時代に何をどのように学び、何ができるのかが重要
・今学んでいる学問で将来食っていける
・しかも欧州では良い給料がもらえる
・偏差値など欧州の大学には存在しない
・就活スタイルは日本と欧州とで根本的な異なる
といったような内容です。
まぁ世界中探しても私にしかできない講演だったと思います。
まだ彼らは大学生活を始めて1ヶ月半。今後の学生生活をより充実できるように、今学んでいることが後にどのように役立つのかを語らせていただきました。
また、一つの会社に固執せず、得意分野で色々な会社で楽しく働くことの大切さを説き、大きな決断をする時は家族全員の幸せを考えないといけないことも伝えました。
また、聴講した学生からの感想は以下の通りです。
・社会に出て行くと,学歴や大学のブランドは関係なく,自身の専門分野をいかに生かし語れるかが重要.
・大学での学問,特に製図や1・2年時の専門の学問について,就職後も徹底してやりこむこと.エンジニアを志向するには大学院まで勉強すること.
・大学で学んだ技術は,世界共通の言語である.
・ひとつの会社に限らず,家族のためなら,自らの環境を積極的に変え,道を切り開いていくこと.
・社会人として,多くの仲間やコネクションを得るために,コミュニケーションが重要である.
ということで、伝えたいことはだいぶ伝わったかと思います。
と、偉そうに語ってきた私ですが、大学1、2年生の頃はバイクにDJに明け暮れ、学校にはあまり行かず単位が全く取れませんでした…
2年生でも同様で留年が確実視されていましたが、3年時に一気に75単位取得しみんなに追いついた話もしました。
同級生からは「アイツ留年するくせに就活してるよ」と笑われましたが、結果的に200名以上いる同級生の多数が受けたホンダの内定を取れたのは私ともう一人だけでした。
私を馬鹿にしていた連中の唖然とした表情は今でも忘れません。
こんな武勇伝的精神論もお話しておきました…
というわけで、若者の今後の未来に少しは役に立てれば幸いです。
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