ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める37歳、二児の父親です。
今日は家族みんなでストックホルム都心へお出かけ。ノーベル賞受賞者が晩餐会を行うストックホルム市庁舎へ行くことにしました。
市庁舎自体は3年前に中を見たので今回のお目当てはStadshuset tornet、直訳すれば「市庁舎タワー」。
これがタワーのてっぺんからの眺め。一眼で撮影したものを更にちょいと加工。「これぞストックホルム!」て写真が撮れて大満足。
市庁舎を対岸から見るとこんな感じ。旧市街からも徒歩圏内なので、日本から来る観光客のほとんどの方が市庁舎を訪れるのでは。
さてさて、今日は思うことがありまして。
お金と充実度とでも言いましょうか。
まあとにかくストックホルムで家族でお出かけをした時の費用対効果がすげーなっていう話です。
まずは今日使ったお金は以下の通り。
駐車場、2時間で80kr=912円。
タワー入場料、大人2人子供無料で120kr=1368円。
(1kr=11.4円で計算…え、超円高!)
合計2380円でした。
お昼ご飯は昨晩の麻婆茄子とサンドイッチなのでコストがかかっていません。
ストックホルムにはそりゃレストランなどなど沢山ありますが、基本的に高いですし、東京で暮らしていた時のノリで気軽に外食はしていません。
「えー、大変!かわいそー!」
なんて言われそうですが、そんなことないんです。
何故ならば、そこら中に素敵な場所があり、どうせなら自分達で選んだ場所で食べたいという気持ちが強いのです。
朝起きてからピクニックの準備をするのも楽しいもんです。
本日のピクニックの様子。ストックホルムでクーラーボックスをテーブル代わりに麻婆茄子と味噌汁を外で食ってるヤツは私以外にいないでしょう。ちなみに死ぬほどうまかった…
子供達に暴れられても叫ばれても全然OK。お店じゃないし何も気まずくない。
子供達はそこら中全てが遊び場となるので、ちょっとした段差や模様のある地面があればもうなんだってOKです。
まぁ今日自分で作った麻婆茄子を食べながらふと思ったんです。
東京だったら2000円ちょっとで何ができたかなぁと。東京で暮らしていた頃は、新車のBMWの3シリーズを乗っていたものの動かすのは週末のみ。そして行き先は最寄りのショッピングモール。でもって駐車場代を無料にする為に2000円以上の買い物をしてたなぁ…
で、こんなんじゃ何の充実感も得られないわけですよ。BMW本来の素晴らしさを味わえる道なんて夜中の首都高以外都内にはないですし、非常にもったいない使い方をしていました。
ちなみに525万円もした車です。何を一生懸命見栄を張っていたんだか…毎週末洗車して、今考えたら相当なアホだったなと。週末のショッピングモール往復なら軽で十分。いや、電動アシストのチャリでOK。
今はボルボの似たような価格帯の車に乗っていますが、これには理由があるんです。
年間15000kmぐらい走りますし、何より静粛性が欲しかったんですね。ボルボよりだいぶリーズナブルな日本車に試乗するとロードノイズやら色々とうるさいんです。
あとは純粋に乗って楽しいんです。欧州車の足回りはしっかりとしているのが好きで、BMWは一度乗ったことあるし、やっぱスウェーデンだしボルボに乗ってみようかと。
(でもFFでイマイチ。次回はまたFRにしたい。となるとまたBMWか…)
まあとにかくですね、この前東京に長女と遊びに行った時も、親の車(親もボルボw)を借りて都内を運転したわけですが、5〜10km移動するのに30分以上かかったりするわけですよ。
ストップアンドゴーばっかだし。
我家はストックホルム中心部から30kmほどですか、車で30分かかりません。渋滞なんて無いし、今日の目的地までも信号は3つしかありませんでした。
私、ドライブは大好きなんですが、東京だとストレスが溜まってストックホルムだとストレス発散になるんですね。
んー、なかなか話がまとまらない。
何が言いたいかって、東京って人が多過ぎるんですよ。建物もボコボコ建てちゃうし、道も狭すぎだし、とにかく人間が快適に生きていく上でのパーソナルスペースが確保できていないんですよ。
家と家、近過ぎるでしょ!日本に一緒に旅行したスウェーデン人ファミリーが驚いてましたよ。「あれって消防法大丈夫なん?」て心配してました。
もうちょっと人を分散させてパーソナルスペースを作って、どこでもピクニックができるようにして
「お金を使うことでしか得られない充実」
ではなくて
「自分が好きな空間を見つけてそこに好きなだけいようぜ!」
っていう風にするべきだと思いますよ。
私にはもう選挙権もないですし、余計なお世話な話でしょうが、今後も度々幼い子供を抱えて東京の実家に帰らないといかんのですよ。
その度にコンテンツに困るんです…
この前も車でアンパンマンミュージアムに行ったら1万円使いましたよ。
高速代、入場料、ぬいぐるみ、飲食代、諸々を足すと1万円…
帰ってきてからの子供の一言は
「んー、まぁ楽しかったかなぁ…」
みたいな。
おい!1万円払ってんだよぉぉぉ!と言いたくなりますが仕方ないですよねぇ。
そう言えばミュンヘンもストックホルムと似た感じですね。都心から10〜15分車で走ればもう田園風景そのもの。
都市の規模ってストックホルムとかミュンヘンぐらいがちょうどいいと思います。
東京は人が多過ぎ。
もうちょっと分散させましょ。
なので、私、日本の地方都市は大好きです。
例えばカミさんの実家、島根県松江市なんて最高です。海、山、川、湖、全部あります。人もクレイジーに湧いていないし、移住できるもんならしたかったです。
ただ、仕事がないんですよね…私もカミさんも楽しく働けるような場所が見つけられず。
それでスウェーデンになっちゃったわけなんですが。
今日はお金使っちゃいましたが、いつもだとホントにお金かかりませんよ。森でブルーベリー摘んだりするのにお金取られませんからね。
税率も物価も高いけれども、お金を使うチャンスがなかなかないので全然問題ないんです。
こういった点は非常に満足しております。
東京都民の読者様、ボロクソに書いてスミマセン…
でも!東京は最高の都市だと思います。
これは間違いない。
でもでも!それは10〜20代の独身か子供がいない人達の話。飲食店、クラブ、半端ないですよね。いやー、楽しかったですよ、特に夜が。
でもね、家族ができると一転して大変なことになるんですよ。
いやぁ、まあ東京最高!って言えるご家族も沢山いらっしゃると思いますが。
ではでは、白夜の季節になってまいりました。
寝るのが遅くなってる…
そう言えば、帰宅後に観たバイクのレースMotoGP、今日はすげーよかった!!感動して泣いちゃうほど(^^)
いやー、今日は良いレースだった!
— 吉澤智哉 / Tomoya Yoshizawa 🇯🇵→🇸🇪 (@livinnovation) 2019年6月2日
イタリアGPはホームストレートで340km/h以上出るし、直後のフルブレーキングで後輪が浮きまくるクレイジーなサーキット。
わざわざ休みを取って観に行ったのが9年前か…早いな…。
ちなみにトップライダーのサスペンションはみんな私の勤務先Öhlins製。 https://t.co/ZKFQeoIeSV
本日はこんなところで。
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