スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデン語と日本語を同時に覚えていく子供達

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める1981年生まれの38歳、二児の父親です。

 

本日は金曜なので14時に退社し子供達のお迎え。ところが会社に忘れ物をしたので子供達を連れて会社へ戻ることに。

 

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2人とも何度も来ているので特に緊張もせず。長女は同僚に挨拶をできるようになった。

 

帰宅後、私は頭痛薬を飲んでソファで寝ることに。子供達はしばらくテレビを見てくれてたらありがたい…と思っていたら私はすぐに寝ちゃいました。30分程経って目が覚めたのでふと周りを見渡すと…

 

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おいおい次女さん、なんちゅー姿勢で寝とるんじゃ。

 

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これでいいならいいけど。今日は就学前学校でも2時間寝たと先生が言っていた。いつもは1時間弱。明らかにお疲れの様子なので夜寝られなくなるけどしばらく寝かせておくか。

 

さて本題、本日は子供達の言葉の発達状況について成長の記録として残しておきます。

 

【長女】

  • 8月で6歳。スウェーデンに来たのは2歳半の時。ってことは人生の半分以上をスウェーデンで過ごしているのか!

 

  • 就学前学校へ通って2年半。お友達とはスウェーデン語で何不自由無く話せる。本人もスウェーデン語にストレスを感じていない様子。

 

  • 家の中では日本語で会話をするのが原則だが、ルー大柴のようにとこどころスウェーデン語を混ぜてくる。

「Handをtvättaしなきゃ!」→手を洗わなきゃ

「私はいつtappa tandするの?」→私はいつ歯が抜けるの?

 

  • 反射的に発する言葉はスウェーデン語が多い

「うわっ!(気持ち悪い時)」→ウシっ!(スペル不明)

「oj!!(オイッ!)」→おっと!あっ!やべっ!の意

 

  • 泣いたり感情が高ぶるとスウェーデン語で駄々をこねたりする。日本語の時もあるが。

 

  • 日本語はどうなんだろう。5歳なりに話せている気はするが、本人曰くスウェーデン語の方が楽。「日本語忘れちゃった〜」とよく言うようになってきた。

 

  • スウェーデン語ではStockholm、TV、computerと言えるが、これが日本語になるとストックホムル、テメリ (テレビの意)、パコソン というようにとこどころ入れ替わったりしている。まあ5歳だしこんなもんかと。ただ最近パコソンと言わずにちゃんとパソコンと言うようになってきてちょっと寂しい…パコソンと言っているのがかわいいからなぁ…

 

 

【次女】

  • 2歳になったばかり。ストックホルム生まれ。就学前学校へ通い8カ月経過。

 

  • 言葉はスウェーデン語が優勢。出てくる単語は8:2でスウェーデン語か。いや、9:1かもしれない。

 

  • Jag vill inte (I don’t want to)や、Jag sitter här (I sit here)など既に3単語を組み合わせる。

 

  • Äpple, päron, bil, bus (りんご、梨、車、バス)などの単語はだいぶ多く発するようになってきた。

 

  • 時々人形を持ち歩きながらbajs bajs bajs (ウンチウンチウンチ)を連呼する。就学前学校でみんなが連呼してるんだろな。

 

  • 父親や母親に反発する時はただ嫌がったり泣いたりするだけでなく、「パパ〜!(怒)」と反抗するように。

 

  • Kの発音がうまくできずPになってしまう。これがめちゃくちゃかわいい。例えばKom (come)がPomになる。なので「パパ、来て〜!」が「ポム!パパァ〜!」と言っていてもう泣けてくる!Kompis (友達)もポンピスになっちゃう。たまらん。

 

とまぁこんな感じです。

 

ちなみに!スウェーデンでは両親のどちらかがスウェーデン語以外の母国語を話す場合、その子供には親の母国語の教育が無料で提供されます(7歳からと聞いている。自治体により多少の違いあるかも)。

 

これすごいですよね。

 

我家も例外ではなく、長女には来年から日本語の先生が付きます。これは土日ではなく平日のいわゆる放課後に行われると聞いています。

先生が学校まで来てくれるのか、それとも語学学校に子供達が集まるのか、それともまた別の場所なのかはまだ分かりません。

その学校や自治体にスウェーデンと日本のハーフの子や日本の子が何人いるかでまた変わってくるのだと思います。

私が住む自治体に日本人の子供はおろか、ハーフいるのかな…多分いないんじゃないかな…となると長女一人の為に学校までわざわざ先生が来てくれるのは考えにくいですね。従って隣の自治体なり、もしかしたらストックホルム都心まで通うことになるかもしれません。

まぁとにかく素晴らしいですよね。国としても一人でも多くの国民が多言語を話せるようになった方が国力としては当然競争力は上がるので納得の施策です。

でもってこれらは税金で賄われております。

 

だから税率が高いんです。

 

でも、こういう使い方なら納得です。私は気持ちよく納税できています。ありがとうございます!スウェーデン中の納税者の方々!

 

ところで、よく聞かれますが毎週土曜だかに日本人学校もあるようです。ですが我々夫婦は子供達を通わせるつもりはありません。

 

日本へ帰国することを前提とした教育なので、必然的に受験を意識していることでしょうし、友達ができたところで数年後には日本へ帰ってしまいますし、何より毎週土曜を家族で過ごす時間を奪われてしまいます。

 

これではスウェーデンに移住した意味が無いんです。

 

しかし、高い確率で子供達は将来日本へ行きたがるでしょう。自分のルーツを探しに行くのは当然のことだと思います。

 

但し、私の考えでは子供達にはスウェーデン人として留学なり駐在なり働くなりをしてもらえればと思っています。

 

将来、日本語も完璧にはならないでしょうし、言葉だけでなく先輩後輩、気配り目配り思いやり…日本独特の風習はこちらスウェーデンの生活では教えようがありません。

 

ですからあくまで子供達はスウェーデン人として育てているつもりです。こちらで一生懸命日本人として育てようとしても中途半端になるだけだと思います。

 

と、まあ本日はこんな感じです。

 

明日、明後日は副業の方の活動です。

 

副業、楽しいです。完全に自分の趣味の延長線の仕事ですからね。好きなことを仕事にできるというのは素晴らしいことですね。

 

ではでは。

 

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