スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

夏休みの家族旅行はスウェーデンの南の島Ölandへ 続き

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める1981年生まれの38歳、二児の父親です。

 

本日は朝はゆっくりと過ごし、この島で最も栄えているBorgholm中心地で昼食を取り、その後島の最南端まで行ってみることに。この島、南北が約150km、最大幅が16kmと細長いのが特徴で、島の南側1/3は世界遺産にも登録されています。

 

ちなみに、昼食で妻が食べたのはKroppkakorと言って、肉の周りがふやふやしたアレになっています。スミマセン、表現があまりにもアレで。餃子の仲間とでも思って下さい。

 

↓こんなヤツ。

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スウェーデンでは肉料理にジャムを付けるのが定番です。けっこう合います!「そんな馬鹿なー!」と思っているお方、是非IKEAで試してみてください。

 

私は長女と次女とカプリチョーザのピザを分けました。

 

 

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さてさて、こちらが世界遺産に登録された地域です。文化遺産ではなく自然遺産?となります。詳しく知りたい方はStora Alvaretで調べてみて下さい。ストックホルムから車で7〜8時間かかるのでなかなか行くことはないと思いますが…

 


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別の場所。こんな感じ。

 


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そしてこちらがこの島最南端。この灯台はスウェーデンで最も高さがあるそうです。

 


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上からの眺め。風強いし今日はとにかく寒い寒い。日中も15〜6℃で、薄手のダウンなんて着ている人もチラホラ。スウェーデンの夏場の寒暖の差は大きいですね。

 

 

昨日も今日も、特に2歳になったばかりの次女が奇想天外な動きをするので毎日楽しく過ごせております。我家ではここ最近毎日のようにかるたをやっており、長女がなかなか手強い!

 

やっぱり休みっていいもんですね…毎日がゆっくりと過ぎていきますし、今週が終わってもまだ3週間も休みなので何ら焦ることもないですし。

 

さてさて、明日は長女が尋常ではなく楽しみにしてきた3人組アイドルユニット、Dolly Styleのコンサートです(^^)

 

↓スウェーデン発のDolly Style。

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長女と車に乗る時はDolly Styleを流すのが決まりです。この子達はスウェーデン発のユニットですが、歌が全て英語です。これ、スウェーデンではよくある話で、仮にスウェーデン語で曲をリリースしても対象となるのがスウェーデン語を話す1000万人程でマーケット的に厳しいわけです。ミリオンヒットとかまず無理ですよね。国民の10%になりますからね。

 

ということもあり、スウェーデン発のアーティストはほとんどが英語で歌を出します。ABBAだってそうですよね。スウェーデン語バージョンもなかにはありますけどね。

 

というわけで長女はDolly Styleを聴きまくってる内に自然と口ずさむのが英語になっているんです。

 

我家では長女には積極的に英語を教えていません。今は日本語とスウェーデン語で精一杯なので、3つ目となる英語はもっと後からスタートするべきと考えています。

 

しかし、このように英語が身近な存在なので自然と英語がグイグイと日常に入ってくるイメージです。

 

現に近頃の長女は「◯◯って英語?」と聞いてくる機会が増えてきました。

 

長女と同い年の子供で既に私と英語で意思疎通ができる子だっています。言語的にスウェーデン語と英語は似通っているのでそれほど負担なく話せるようになっています。結局アルファベットもほとんど同じですからね。

 

スウェーデンの5〜6歳の子供達がどうやって英語を覚えているか?私が思い付くのは以下の通り。

・親が普通に英語を話す場面を度々目撃する→恥ずかしいことではないと認識

・YouTubeでよく英語が出てくる→絵面や状況で何となく理解&発音をコピー

 

近所のしょっちゅう会う家族の男の子を見ているとこんな感じです。

 

我々の世代のスウェーデン人はその昔映画で英語を覚えたと言う人がほぼ全員です。そしてみんな決まって

 

「だって字幕が出るから。英語の音声はそのままでスウェーデン語の字幕が出るからすぐ覚えちゃうよ!」

 

と言います。

 

んー、でも日本でハリウッド映画を観る時ってけっこう字幕で観てますよね!?ところが日本語と英語は文法的に遠く離れているので何ら勉強にはならないんですよ。

ところがスウェーデン語だと、出てくる単語がだいたい対になっているので簡単なようです。

 

私も大好きな映画Pulp fictionはいつも英語の音声とスウェーデン語の字幕で繰り返し観ています。確かに勉強になるもんです。

 

というわけで、よく日本の人から「スウェーデン人ってなんであんなに英語が上手なの?」と聞かれますが、私なりの答えは以下の通り。

・所詮アルファベットがほとんど一緒

・文法も似ている

・映画の吹替は一般的で無い

・色々と英語で他国の情報を得ざるを得ない環境であり、英語ができればより楽しく過ごせる

・移民が多いので英語を使う頻度も高い

 

こんな感じです。

ちなみにスウェーデンの大学院は講義など含めて全て英語で学べるそうです。もちろん学部や学科にもよりますが。他国から優秀な学生を呼び込まないといけませんからね、当然のことだと思います。

 

なので、「スウェーデン人の英語勉強方法を真似れば日本人も話せるようになるはず!」と考えるのは無駄なことなのでやめましょう。我々の文法や文字、ひらがなカタカナ、そして数千もの漢字を組合せる言語とは比較になりません。というか日本語は世界トップクラスに超難解な言語です。というか孤立しています。

 

ですからスウェーデン語と英語なんて親戚みたいな言語体系ですが、日本語と親戚の言語はどこにもないでしょう。中国語は漢字を使う分多少距離は近いかもしれませんが、遠い親戚といった感じでしょう。スウェーデン人が中国語を学ぶよりも日本人の方がマスターするのは早いでしょうね。

 

先日のツイッターでもバズったので貼っておきます。

 

と、話は脱線しましたが、本日はこの辺りで。

 

ではでは。

 

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