スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

ストックホルムの救急外来で8時間も過ごすことに

2016年にストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める1981年生まれの38歳、二児の父親です。

 

ここ数日、謎の腹痛に苦しんでおります…。

 

スウェーデンの医療事情は前回の記事の通りですが、今回はいよいよ病院のお世話になる話です。

スウェーデンの医療事情がイケてない! - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

 

子供のボタン電池を飲んだ疑惑や、急な高熱などで何度か救急外来には世話になったことがあるが、自分のことでは初めて。

 

 

【症状】

おへその右側15〜20cmほどのところがズキズキと痛むのが数日続き、いい加減我慢できなくなり、本日自宅近くの病院へ駆け込むことに。

痛み自体はここ数週間、1ヶ月ほど続いていたが、痛みのレベルが小さく、また頻度も一日に数回程度と気になるレベルではなかった。

 

しかし、ここ数日で一気に痛くなり、寝付けない時もあるぐらいになった。

 

痛みは数分置きに発生し、一度痛むと1〜2秒ほどですぐに消える。毎分痛む時もあれば30分ほど痛みが来ない時も。寝返りを打ったりすると痛む傾向にある…と思う。

 

とにかく、誰かにお腹の中をつねられているような痛みがランダムに襲って来る。

 

では、本日何が起きたのか、時系列に整理していこう。

 

【時系列の経緯】

15:30 街の総合病院の救急外来到着→症状を説明したら今日は診てくれるって!ここでまず200kr(2000円ちょっと)を払う。

 

私の他に4人が先に待っていた。会話から得られた情報は以下の通り。

・ベッドから落ちた2歳の子(でもピンピンしてる)

・スケートで転んだおばちゃん(でもおしゃべりしてる)

・他2人は不明。不機嫌そう。

・そして私→内蔵痛む、時々しかめっ面

 

15:45 他の4人を差し置いて、私がまず先に案内される→採血、採尿。症状からして緊急性が認められたのだろう。

 

15:50 個室に通され、ここで医者の診察を受けるとのこと

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16:20 30分待ったら中東系の医者登場。英語がよく分からないのでスウェーデン語と混ぜこぜで会話。問診と触診。血圧を測ったり。血液も尿も異常無し。紹介状を書くのでこのまま大きな病院へ行けとのこと。

 

17:00 Danderyd sjukhus(ストックホルムのでかい病院)に到着→救急外来で紹介状有りの旨伝える

 

17:30 個室に通され看護師2人が採血(今回は量多め)、血圧測定。その後別の待合室に通される。ここでまた採尿。

 

ここまで家族同伴だったが、6歳と2歳が病院の待合室で耐えられるわけがないので妻と子供達は先に帰宅することに。バスと電車で割とすぐに帰れる。

 

18:30 個室に通され、横になるように言われる。ここに医者が来るとのこと。

 

19:40 暇。現在このブログを書いてる。スマホの充電も半分に。暇過ぎるぞ。ここからひたすらYouTube三昧。田代まさしのブラックマーシーってのが面白いので予めダウンロードしまくっておいて正解!

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こうなることは予想していたので充電器を持参。Wi-Fiも効きます。

 

20:00 やっとお医者さん登場!問診の後に触診。痛む箇所を押されるが痛まず。足の付け根やその他諸々押され、咳をするように言われたが特に異常は見つからず。この間も数分おきに例の痛みはやってくる。

こちらのお医者さんはJunior doctorとのことで、専門医に診てもらうことにするとのこと。しかしその専門医は現在手術中で、終わるのは数時間後。えー…

売店やら自販機で何か買いたいと言ったら、専門医が来るまでは飲まず食わずでいろと…。えー…

 

21:00 痛み止めの注射。

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効きが弱かった場合追加できるように腕に何か残っている。

 

22:00 痛み止めがよく効いていたがここに来てまた痛みが発生。

 

22:10 別のお医者さん現る。腎臓に石、もしくは腎臓と膀胱の間に石があるのでは…とのこと。追加で痛み止めを打ち、様子を見るとのこと。

この痛み止めが効くとなると、石がある疑いが強まるとのこと。その後レントゲンなりCTをやると。

だがもう夜も遅いし一旦帰れば?とのこと。病院内もお医者さん、看護師さんも少ないし、レントゲンを撮ったからってすぐまた診察とはいかないそうで。

 

しばらく「腎臓結石」でググる。そして凹む…。やだなぁ。おしっこをする度に激痛なんて。よく聞くヤツです。しかもこれ一度やったからおしまいってわけじゃなくて、今後繰り返すこともあるんですってね。はぁ…

 

食生活改めようかしら!?これを機にベジタリアンだな。動物性タンパク質がどーのこーのって書いてあったし。お医者さんに後で聞いてみよう。

 

まあしかしまだ腎臓結石と決まったわけではない!!あまり考え過ぎはよくないですね。

 

22:40 待てど暮らせど追加の痛み止めが来ない。聞き間違いか!?

しかし、不思議と腹が減らない。やはり何かがおかしいんだな。

 

22:50 ハイハイ、ちゃんと来ました。追加の痛み止めの注射です。注射だとやっぱり効き目が早いですね。打った瞬間から痛みが引く感じです。

 

23:15 再びお医者さん登場。

医「腎臓結石と仮定して今後の計画を立てましょう。まず、1〜2週間でレントゲンの案内が来ます。近くの病院で撮って下さい。」

 

俺「ふむふむ」

 

医「それまでは痛み止めを処方しますからそれで耐えてがんばろー!もうダメだ!てなったら救急車でまたココに来てね(^^)」

 

俺「おー!!!来るぜ!今日はもう帰る!!!」

 

というわけで緊急用の座薬を二錠もらい本日は終了。

 

明日薬局に行けば薬がもらえるそうです。

あ、ちなみに処方箋はデジタルなので紙ではありませんよ〜!

 

【まとめ】

・支払い総額は冒頭の200krのみ。

・採血、尿検査、痛み止め処方、触診を受ける

・CTやレントゲンは無し

・これで8時間かかった!!!

 

スウェーデンの医療体制ってこんな感じです。

どーなんですかね。8時間って。日曜日はこれで終わりました。

 

またレントゲンを撮ったら続報を書きますね…。

 

 

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