おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。
早いもので日本を離れてから本日で丸一年。
↓去年の今日。
もう一年なのか、まだ一年なのか。
永住するつもりなので"まだ一年"と言った方が良いのでしょうね。
この一年では、スウェーデンという国、社会に対して期待していたことが「やっぱりね」という風に日々体感できています。
↓スウェーデンに移住する3つの理由(ブログに転載したのは昨年9月だが、書いたのは移住が決まった2015年12月)
http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2016/09/09/002831
自身のワークライフバランスが理想の形となったこと。
(ワークとライフがバランスしてますね!)
妻のキャリア形成に向け順調なスタートを切ったこと。
(語学学校にて)
何より、娘がスウェーデンの就学前学校に通い、スウェーデン人の子供達と楽しそうに過ごしていること。
(※スウェーデンは幼保一体で幼稚園と保育園の区別無し)
全て想像していた通りで、望んでいたものはまだ全ては手に入っていませんが、このままやっていけばいずれ得られるのだろうなという実感はあります。
これも想定内ですが、やはりスウェーデン語の習得が大変です…
いや、想定よりも大変です。
一年経てばもっと話せると思っていた…
(ちょっとヤバいので最近真面目に勉強を始めました)
◾︎
思えば一年前に日本を離れる時も不安は少しもありませんでした。
↓ちょうど一年前、成田にて。
(君はいつ遊びに来てくれるんだ!)
「行動力があるね」
と、よく言われますがそんなことはありません。
選択肢を並べて可能な限り家族が幸せになれそうなものを選んだだけです。
"勢い"とか"直感"とか、"考えるより行動"だとかそういうのではありません。
きちんと事前に調べて、我々が欲しいものが本当にそこにあるのかを確かめてからの決断でした。
そして、その決断に従い住む場所と仕事を変えただけです。
ちょっと英語が話せたので外国にも目を向けられただけです。
日本以外の先進国では割と普通のことなのです。
海外への移住が、日本でももっと身近になれば良いと思っています。
それでこのブログを書き続けています。
(海外へ転職する方法は過去の投稿をご覧下さい)
◾︎
この一年で新たに学んだこと、それは
「幸せはお金ではなく時間から作られる」
ということ。
妻と過ごす時間。
子供と過ごす時間。
自分の好きなことに費やす時間。
(夫婦でキッズサイズの同じダウンを着ているのは内緒だ)
どれも一分でも一秒でも長い方が良いに決まっています。
日本にいた頃は、いっぱい残業し、一円でも多く稼いで、新築の家に住み、車は外車の新車が良いと思っていました。
念願叶って新築と新車が揃いましたが…
それでも心は満たされませんでした。
今となっては10年落ちの19万キロのボルボで十分です。
↓俺のボルボ。
この時はどれが俺の車なのか分からなかった…
この車を大切に乗っていきます。
時々臭い煙が出てきます。
ディーゼルのヒーターで故障ではないんですけどね、娘が臭い臭いと騒ぎます。
ん〜、この一世代前な感じがいいんです!!
壊れても壊れても直して乗ります。
先月は点検で15万円!今月は修理で10万円!
(あれ?幸せはやっぱりお金…?←)
5気筒 2.4L ディーゼルターボ。
不思議なエンジンに魅了されております。
家も築51年でいいんです。
(最近スウェーデンで家を買いました)
床を張り替えて、壁を塗って、大切に住みます。
↓床をこんな風に変えようかと…入居まであと一ヶ月ですが、現オーナーと相談してきました。
夏から秋は家族と森へ出かけ、ブルーベリーを採って、家でブルーベリーパイを焼くんです。
(無料でございます)
冬は凍った湖でスケート。
(これも無料でございます)
というわけで、スウェーデンに住んでみて本当に良かったと思います。
「一円でも多く稼ぎたい」→「一分でも長く家族といたい」になりました。
東京に住むS君、いつもありがとう!
Tusen tack!
来年も再来年もこう思えるように頑張ります!!
いやいや、そうじゃないんですよ。
そんなに力む必要なんてなくて、自然と共にゆったりとした時間を過ごすだけで十分です。
幸せは自然と訪れます。
なので頑張る必要はありません。
やるべきことを、可能な範囲で、できる時にやっていきます。
これがスローライフってやつですかね!?
なんでもかんでも横文字にして曖昧にしちゃうのはどうかと思いますね。
スローなのではなく、これが普通の速度なのです。
日本社会が速すぎるんです。
遠くから日本、特に東京を眺めているとそう感じます。
なんだか、詩みたいになっちゃいました。
妻も似たようなことを書いています。
ではでは、また明日。