スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

次女出産→2週間の産後休暇→4週間の夏休み スウェーデンの父親ってこんな感じ

どーも。ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く36歳、二児の父親です。

 

先日、13日に2人目の子供が無事に産まれました。

 

2人目も女の子です。

 

名前はスウェーデンでも日本でも大丈夫なヤツにしました。

 

よく聞かれるんですけど、国籍は日本ですからね。

 

でもあと4年経過したら私はスウェーデン国籍に変える予定です。

(日本人辞めます…笑笑)

 

なのでそれに伴い子供達もスウェーデン国籍となるでしょう。

 

妻はどうするのかな。

 

↓長女が張り切っております。

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陣痛が始まり、病院に電話をして家を出たのが11:30。

 

病院に着いたのが12:00頃。

 

13:23には出産となかなかのスピード出産でした。

 

長女の出産時は、私はタッチの差で間に合わず立ち会うことができなかったので今回は並々ならぬ思いでした。

 

ですので今回は無事に立ち会えてそれはそれは幸せでした。

 

また一つ、死ぬまでにやっておきたいことのうちの一つが消化できました。

 

何とも言葉にするのは難しいのですが、生命の誕生ってとにかく素晴らしいですね。

 

いやー、しかし、ビックリしたのは妻の握力!

 

この人こんなに力があったんだ!?ってぐらい握られました… 

 

そんなことはどーでもよくて。

 

そう言えば、へその緒を切ったのは私です。スウェーデンでは父親がへその緒を切るものなんですって!

 

チョキ!←ちょっと怖かったけど良い経験(^^)

 

 

◼︎ 

さて、子育てがしやすいと言われているスウェーデンで子供が産まれるとどうなるのか。

 

まず、海外ではよくありがちな、翌日にすぐ退院。

 

↓生後一日目でチャイルドシート。

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スウェーデンもやはりこのパターンでした。

 

但し、母子ともに健康で、産後24時間の諸々の検査をクリアしないと退院はさせてもらえません。

 

また、どんなに健康でも精神的に不安であれば延泊も全く問題ありません。

 

日本では出産した直後から数日はしばらく病院に入院して、昼夜問わず看護師さんが様子を見にきてくれていましたが、スウェーデンの病院では誰も様子を見にきてくれませんでしたね。

 

私は妻と新生児の隣で一泊することができたのですが、子供の宿泊は認められていないので、出産当日は私は長女と一度帰宅。

 

と言った具合で、基本的に放置です。「何かヤバイことがあったらナースコールで呼んでね!」っていうスタンスですね。

(出産に限らずスウェーデンはどこでもこんな感じ)

 

また、産婦人科医には結局一度も会ってません。ずーっと助産師さんと看護師さんのみでした。

 

産婦人科医はよほどのことがないと登場しないようです。

 

これを読んでる多くの日本の方は

 

「えー、やっぱり外国の出産てこわーい」

 

と思うことでしょう。

 

でも少なくともスウェーデンではこのやり方で問題は起きていないようですし、彼らからすると日本のやり方の方が不自然に映るようです。

 

どうやら彼らは、追い出されているというよりも、病院にいても暇だしとっとと家に帰って少しでもリラックスしたいようです。

 

また、スウェーデンでは出産に関わる費用は全て無料です。無痛分娩も無料です。まぁ税金で払われているんですけど。

 

つまり、病院での滞在期間が長引くほどより多くの税金が使われるということなんですね。

 

誰もが平等に無料で出産ができるように、「うまくいった人はとっとと帰って税金を食い潰すのはやめましょー!」ということだと私は理解しております。

 

出産するまでは一日で退院することに少し抵抗がありましたが、今振り返ってみるとまあこれはこれで良いのかなーとも思います。

 

2人目だったので精神的にかなり余裕もあったからかもしれませんが、1人目だったらどーかな…

 

あとスウェーデンでは里帰り出産というものはないそうです。

 

出産は基本的に夫婦で乗り越えるもので、私の長女の時のように、「立会いに間に合わなかった!」なんてことはあってはならないそうです。

 

「仕事で間に合わなかった!」なんてなったら破局一直線でしょう。

 

ですから夫やパートナーは出産予定日近くになると出張は入れないですし、いついなくなってもいいように準備しておきます。

 

また、産後休暇として夫である私は10日間会社を休めるので、丸2週間付きっきりということになります。

 

そしてこの間の収入は毎度お馴染みの社会保険庁より支払われます。スマホで3分ほどで申請できます。

 

これは勤める会社に関係なく、全員に与えられた権利です。

 

と、このように、翌日に退院しても夫が最初の2週間はずっと一緒にいるので何とかなるのです。

 

私も2週間の休みを取りました。6月13日が出産で、翌14日から27日までお休み。

(体調を崩して散々だったんですけど…)

 

28, 29, 30日と3日間だけ出社したら7月は全部夏休みです。

 

中3日は出社するものの、今年の夏休みは6週間とだいぶ長くなりました!笑笑

 

また、現在は義母が遥々日本から駆けつけてくれていて、非常に助かっております。

 

なので私の夏休み期間中の主な任務は長女の相手です。

私の夏休みは長女の就学前学校の夏休み(7月全部)と合わせてあります。

 

ところがまもなく4歳の長女は「ママを取られた!」といった感じで嫉妬しております。

 

おそらく私とはなかなか出かけてくれないでしょう…トホホ。

 

↓やたらと抱っこをしたがる長女。落とすなよ。

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◼︎

さて!夏休みですし、義母が来ているうちにちょっとだけ一人で旅行に行くことにしました。

 

あはは。

 

夏休みっぽい!

 

来週、スウェーデン人やイギリス人の友人に会いにロンドンへ行ってきます(^^)

 

何があるんだっけ!?ロンドン。

 

全く予習しないまま行ってみて現地に着いてからブラブラしてみます。

 

やっぱりメシはマズイのかな。

 

楽しみなのは、ロンドンで日本からやってくる日本人の親友(と表現しても差支えないだろう。あ、でも向こうがそう思ってなかったらどうしよう…)と会い、そのまま彼をロンドンからストックホルムの我家へ連れてきます。

 

二人で自転車に乗ったり色々やろうかと。

 

あれ、長女の相手は!?

 

忘れちゃいけませんよね。

 

7月は専ら、私と親友と長女でお出かけとなることでしょう。

 

と、まあスウェーデンの父親ってこんな感じですよ。

 

日本だと

 

「嫁さんと子供を置いて自分だけ旅行なんて!」

 

と言われるんでしょうけど、お互い楽しめる時に楽しむべきだと思いますよ。

 

来年の今頃は私が三カ月の育児休暇を取る予定なので、その辺で妻にはどこかへ旅行に行ってもらえれば良いかなーと。

 

長女を連れて行ってもいいし、一人でもいいし。

 

スウェーデン人はしょっちゅう旅行に行ってます。家族旅行だったり友達とだったり一人旅だったり。

 

なので私のロンドン行きを咎める人は誰一人としていません。

 

日本もこうなれば良いと思いますけどねー…

 

↓先日の夏至祭。最近は白夜ですよー白夜!

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◼︎

税率は高いのは事実ですが、こうした無理の無い制度のおかげで子育てに安心して取り組めます。

 

いやー、ほんと、素晴らしい社会だと思います。

 

私は気持ちよく税金を払えています。こうしてリターンが明確に実感できますからね。

 

脱税する気などさらさらございません。

 

 

さて、ロンドンロンドン。

 

ビートルズの横断歩道のとこに行ってみよーかしら…あれロンドンかな?

 

ではでは、またそのうち更新します。