スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

これが我家の趣味〜スウェーデンの湖でスケート+装備解説~

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABで自動車用サスペンションを開発するエンジニア、36歳、二児の父親です。

 

新年明けましておめでとうございます!

 

さて、ストックホルムはクリスマスも終わり、いよいよ冬の本格到来となります。

 

この時期になると湖が凍るんです。

 

私は昨年より湖でのスケートを始めました。

 

で、今日が待ちに待った今年の初滑りです(^^)

 

今年はStockholms Skridskoseglarklubb(SSSK)という、ストックホルムのスケート・セーリングクラブに入会しました。

 

↓朝の9時半に指定の湖(自宅より車で15分)へ到着すると既に人がいっぱい!

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知らない人だらけですが、こういった状況には慣れています。

 

友達何人できるかなー!?って感じです。

 

今日はクラブ入会希望者が必ず受けないといけない実技の講習となります。

(座学の講習も別日にあります)

 

100人程の参加者が7つのグループに分かれて、リーダーの先導の元、湖をグルリと一周します。

 

 ↓向かい風の時はこんな風に隊列を組んで風の抵抗を減らします。ホントは前の人ともっと距離を詰めないといけないんですけどね。

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※Facebookに動画を公開していますよ。

Tomoya Yoshizawaで検索してそれっぽいヤツを見つけて下さい。

 

時々止まっては色々とレクチャーを受けます。

 

ですが、私はスウェーデン語がまだ完璧でないので、よーく耳を凝らしていても半分ぐらいしか分かりません。

 

ですので毎度毎度、リーダーの話が終わると

 

”Ursäkta!! Jag kan inte förstå!!”

(スミマセン!何を言ってんのかワカリマセーン!)

 

と繰り返しているうちに、やがて英語の説明に切り替えてくれました。

 

氷が割れて落っこちることもザラにあり、命に関わることなのでこちらも必死です。

 

とは言え、実際に落っこちた人はあまりいません。

 

↓ 俺は落っこちないぜ!へへへ!と思っている私

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どんなスポーツでもトラブルや危険は付き物なわけで、最悪命を落とす場合もあります。

 

このスケートですと、氷が割れて落っこちてから10分間這い上がれないと筋肉が硬直し始め、危険な状態に陥るそうです。

 

ですが、どんなスポーツでも備えあれば憂いなし。

 

このスケートの「備え」というのは以下の通り。

 ↓やたらとでっかいリュックサック(そう言えばこれスウェーデン語!)を背負っていますが中身は着替え一式、タオル、食料などなど。

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↓これらを防水カバンに詰めてリュックサックに入れます。 

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↓そうそう、スケートはこんなに長〜いんです。45cmぐらいあって、踵がパカパカと浮きます。

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↓実際に滑る時に着ているもの一式。氷点下や0度近辺の中を滑るのですが、滑っている最中はかなり暑くなるのでこれでも厚着し過ぎの時もあります。なので意外と薄着でOK。

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と、万全に準備をしてあるのでいつ落っこちても平気です。

 

むしろ思い出に一度落っこちてみたい…

 

↓早速お友達ができたので私を撮影してもらいました。

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↓お友達を後ろから撮影しました。彼は私より少し若く(と思われる)、先月スウェーデンの大手トラックメーカーを退職したそうで、次に何をするのか尋ねたらカメラマンになるそうです。す、すげーな。

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↓ベビーカーもありです。犬の散歩もよく見かけます。 

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ちなみに湖のスケートは無料です。入場料とかそういうのはありません。

 

また、こういった湖が私の家の近所に4〜5つあります。

 

スウェーデンには大小数千〜一万の湖があるので、もうそこら中に湖があるんです。

 

↓スケートの他にもこういうのがあります。氷の上のウィンドサーフィン。

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↓湖から見えるお家。湖沿いの家は特に高額で1億円以上するでしょう。

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約3時間ほど滑り、本日の講習は終了。

 

これで正式にメンバー加入となります!

(多分日本人男子としては初じゃないかな…)

 

そもそも、クラブに入会したのは、秘境の地を滑りたいからです。

 

去年の冬は、素人がよく行くような家の近所の湖しか行ってなくて、今年はフィンランド側の海(凍るんです)や、あまり人が足を踏み入れない湖など、マニアが行くようなところへ行ってみたいんです。

 

そういった場所に素人の友達同士で行くにはかなり危険で、クラブのベテランリーダーに引率してもらう他ないのです。

 

年会費は3000円ぐらい。安っ!

 

なので今年の冬は本当に楽しみです!!

 

このブログもしばらくはスケートネタが続くでしょう。

 

しかし、その昔、ロードバイクを乗っていて、毎週末の土日のどちらかで100〜150km程をよく走っていたので、こういった持久系スポーツには慣れています。

 

こまめな水分並びに栄養補給、適度な休憩、前の人を風除けにして体力温存は自転車と全く同じ。

 

太ももが筋肉痛になるのも同じ。

 

帰ってきてウトウトしちゃうのも同じ。

 

メシがうまくなるのも同じ。

 

↓最近全然乗っていない自転車…今年の夏こそ乗るぞ〜!こっちもクラブに入会するか。これ、二台で150万円ぐらいする超高額なヤツです…化石となっておりますが…

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さて、実技の講習の後、昼過ぎに帰宅し、日没までまだ時間があるので、妻と子ども達を連れて別の湖へ。

 

↓妻もロングスケートにチャレンジ!長女もだいぶ上達し、来週からはスケート教室が始まります。

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と、このように、我々にとってストックホルムの冬は、全く苦ではありません。

 

寒いのは確かですが、でも湖は凍ったりしてスウェーデンならではの大自然を感じることができます。

 

日本の人は二言目に、いや、一言目に

 

「スウェーデン!!寒いでしょ!?」

 

と言いますが、寒さは上記の通りそんなに苦ではありません。

 

寒さを忘れる程の楽しみを見つければ良いのです。

 

↓車のメーターにマイナス5度!とか表示されても楽勝です。

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外を歩いていて、0度もマイナス5度も違いはほとんど感じません。気温がプラスなら手袋無しで平気です。

 

さすがにマイナス5度だと素手でスマホをいじってられないですね…これで「あ、今氷点下なんだなー」と思ったりします。

 

今回の冬ではまだ雪は二回しか積もっていないですし、あんまり寒さは実感できないんです。全然雪が降らないんですよ…

 

それより大変なのは"暗い"ことです。

 

今日は珍しく晴れましたが、たいていどんよりと曇っていて、一日中明るくならない日が多々あります。

 

また日照時間も短く、こればかりは想定の範囲外でした。

 

寒さは想像が付きますが、暗さは聞いてはいたものの想像ができなかったんです。

 

ですが、去年一度味わって「まぁこんなもんか」となっているので今年はまあなんともありませんが…

 

これも慣れればどうってことないんですけどね。

 

まぁつまり、

「スウェーデンの冬は寒いし暗いけど意外と大したことない。それよりウィンタースポーツが楽しい。」

ってことです。

 

バナナで釘なんて打てませんよ…

 

 

ですので、「スウェーデンって寒いんでしょ!?」ってもう聞かないで下さいw

 

気になるのであれば一度真冬に旅行に来たらいいんです。

 

誰も来ないと思いますけどねー。

 

春夏秋に来るよりも余程面白いと思いますが…

 

さて、今日で16連休が終わります。

明日から久しぶりにお仕事です。

 

あんまりお仕事から離れていると無性に働きたくなるもんです。

 

リフレッシュして万全の状態で職場へ戻る!

 

これが本来の休暇だと思います。

 

プロ野球のピッチャーと同じですよ、毎日連投したら肩壊しちゃってもう投げたくなくなりますよね。

 

ではでは!