ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABで自動車用サスペンションを開発するエンジニア、36歳、二児の父親です。
三月も中旬ですがストックホルムはまだまだ冬です。
↓先日は家族みんなで湖のスケートへ。今週末で最後かなぁ…あぁ、春が来てしまう…
さて、いつもは妻が長女を就学前学校(スウェーデンは幼保一体)に迎えに行くのですが、本日は妻が所用の為私が迎えに行くことに。
というわけで会社を途中で抜けて15時過ぎに長女を迎えに行きました。
先生と少しお話をして長女を車に乗せ、いつもは家に帰り、私はまた会社へ戻るのですが、本日は長女を会社へ連れて行きました。
会社に着き、長女は同僚のみんなにチヤホヤしてもらいご満悦。
また、長女が会社の中を色々と見て回りたいと言うので社内のツアーをしてあげました。
まだ4歳なのでアレコレ細かいことは分かりませんが、色々なところで、
「ここはなーにぃー?」
と聞いてきます。
かなり興味津々な様子なので、私のデスクへ連れて行き、3DのCADの画面を見せて、図面を見せて、その図面を元に作られた実物を見せてあげました。
「これがこうなってこれができるのぉ?ふーん」
なんて言っていたので、だいたいは理解してもらえたかなと。
その後、工場や試験設備などを見て回り、なんとなくでしょうが、父親が何をやっているのか分かってくれたと思います。
その後は席に戻り、2つある画面を一つずつ分け、長女はYouTubeを堪能し、私は1時間ほど仕事をしてから2人で帰宅しました。
ちなみに、スウェーデンではこうして子供を会社に連れて行くのは全然アリです。会社にいるとしょっちゅう誰かしらの子供を見かけます。
4歳の子供に企業秘密も何もありません。
また、同僚から
「なんで連れてきたの?何かあったの?」
と聞かれることもありません。
どうせちょっとした事情があって家に誰もいないとか、そんなことは容易に想像がつくので話題にすらなりません。
そんなことよりみなさん全力でチヤホヤしてくれます。
帰り道に長女が
「またパパの会社行きたい!もっと案内してほしー!」
と言うので、また近々連れていこうと思います。
しかし、長女にとっては本当に良い経験だったかなと思います。
大人が働いている姿って色々なところで見かける機会がありますが、幼い子供にとってはケーキ屋さん、警察官、お医者さんなど、割と分かりやすい職業しか理解ができないと思います。
私のような自動車部品の研究開発など、例え中高生になっても想像がつかない世界でしょう。
本日の経験から、長女は私がどんな場所で働いていて、何をやっているのかは4歳なりに分かってくれたかと思います。
また、様々な同僚が優しく話しかけてくれたり、オフィスで時々笑い声が聞こえてきたりと、働くことが決して辛いことではなく、リラックスした雰囲気の中で楽しく過ごせるということも伝わったはずです。
また機会があれば長女を会社に連れて行き、今度は案内できなかったところへも連れて行ってみようと思います。
こうして、小さな頃から大人が働く空間を度々見ておくことで、働くことに対する見方、捉え方がポジティブになるかもしれません。
今度は長女を連れて友人の職場にお邪魔してみようかと思います。
◼︎
そう言えば、私は中学生の頃、アメリカで暮らしていましたが、親の職場参観の日があり、父親の働く姿が見られる!とワクワクしていました。
父親は日系自動車メーカーの研究開発職でしたが、当時の私には父親が何をやっているのかサッパリだったので本当に楽しみにしていました。
が…
企業秘密がどーのこーので入らせてもらえなかったんですね。当時の私、13歳ですよ?どうせ何も分からないでしょうに…
というわけで学校の近くの歯医者に行き、何故か歯型を取られたのを鮮明に覚えております。
と、日本の会社ももっと寛容になればいいのになぁと思います。
↓最近よく子供達から虐待を受ける母親…
※インスタやってますよ↓
yoshi_san_9999
ではでは。