スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

最近の"若い者"と腹を割って話をしてみた

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業 LIV INNOVATION (https://liv-i.se)の代表を務める37歳、二児の父親です。

 

この先一週間は昼間も夜もずーっと氷点下。近所のなかなか凍らない湖もやっと凍ってきました。

 

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湖は大小、深さによりすぐ凍るところと最後まで凍らないところと色々ある。

 

 

さてさて、本日は日本人のゲストが来てくれました。

 

隣町にあるUppsala大学に留学中のりゅーせいさん、20歳。

りゅーせいさんのブログhttps://ameblo.jp/rikkyo-uppsala2018/

 

Twitterで連絡を取り合い、互いに情報交換をすべくお会いすることに。

 

途中、バッタリ会ったすぐ向かいに住んでいる私の同僚も参加し、スウェーデン社会と日本社会について各々の視点でお話しました。

 

日本の労働環境や受験戦争の話に目を丸くする同僚。彼には何度かこういう話を会社でしていたのですが、彼にとってはあまりにもぶっ飛んだ話なので信じてもらえていませんでした。

今回はりゅーせいさんに証人になってもらい、やっと信じてもらえましたw

 

ところで、りゅーせいさんからは今後の自分の生き方を真剣に考えていることが伝わってきました。

 

スウェーデンに留学をしに来たのは「自分と向き合いたいから」

 

私が20歳の頃は留年スレスレのチンピラで将来のことなんて何も考えていなかったなぁ。

 

ちょっと脱線しますが、写真を探したら出てきたので黒歴史を紹介…笑笑

 

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20歳当時の私。まさにチンピラ全盛期。大学で留年の危機を迎え、成績が悪過ぎて人気のCADの授業が取れなかった頃。でも俺、今CADで食ってる!!

 

 


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当時乗っていた車www ウーハー積んでてうるさいマフラー。まさに留年しそうなヤツ。窓から片腕だらーんとかやってた時。

 


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高校の卒アルの写真。書いてあることが支離滅裂。ちなみに理系の癖に数学III・Cと物理II・Bが1だったが何とか卒業。でも俺、強度計算とかやって食ってる!!

 


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右側が私。これは高校2年生の時か…なんで金髪にしたんだろ。

 

 

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現在の私。面影一切無し。フツーの二児の父。

 

 

話を元に戻して、20歳当時の私は敷かれたレール=良い大学→大企業に入ればいいとしか思ってなかったです。

 

いや、もはやレールから脱線してたので自分の人生なんてどうにでもなれ〜としか思ってなかったですね。

 

しかし、21歳、大学3年生の時に突然覚醒し、猛勉強の末、留年ギリギリだったのを年間75単位も取って一気に巻き返しました。

 

大学院に行くことを決めていたので、練習がてら片手間で一社だけ受けたホンダからうっかり内定が出てしまい、結局元のレールに戻ったわけです。

高校時代の恩師に報告しに行ったら腰を抜かしていました。

 

それからはホンダで定年まで勤める気満々で思いっきりレールに乗っかっていたので、ホントに何も考えてなかったんですよ。

 

ホンダを辞める30過ぎまで、誰かが設計した自分の人生をボケーっと歩んでました。

 

ところがりゅーせいさんは違う。

 

諸々の私の問いかけに、自分の言葉できちんと思いを語ってくれました。

 

一つ一つの言葉が、誰かに設計された人生に基づいたものでなく、自分で考え抜いた末に出てきている印象でした。

 

帰国子女でもないのに、私の同僚とも英語でスラスラとお話ししてたし、

「この若造、やるなぁ」

と思うのと同時に、こういった若者が次世代の日本を担うのであれば日本の未来に希望が持てるとも感じました。

 

とにかく何度も「ホントに20歳かよ!」って思いましたね。しっかりしてる。

 

 

しかししかし、一つ感じたのは彼の情報量の多さ。

 

私が20歳の頃、つまり17年前はテレビ、雑誌が中心で、ガラケーが流行ってた頃。着信音が和音だとか画面がカラーになったとかで騒いでいた頃かなと。

 

パソコンはあったけど、携帯から自分が必要な情報にアクセスするというのはまだまだ困難な時代でした。

 

現代の高校生、大学生は思春期をスマホと共に過ごし、彼らの情報の捉え方は我々世代の頃と比べると比較になりません。

 

但し、情報と言ってもピンキリ。

 

でも彼はその膨大な情報の中から自分に必要なものをきちんとフィルターをかけて仕入れています。

 

若者に限らず、現代を生きるにはこのフィルタリング能力がより重要になってきますよね。

そんなの超当たり前な話ですが…

 

みなさんスマホをピコピコといじっていますが、下らないゲームをやるのか、著名人の発信を見るのか、ブログを書くのか、スマホは使い方次第ではスマートではなくなりますよねぇ…

(私は時々オーストラリアとイギリスのイタズラ好きYouTuberのチャンネルを延々と見ちゃうんですよね。下らないんだけどすっげー面白くて…笑)

 

りゅーせいさんはまさにスマホをスマートに使いこなしているのでしょう。

 

それが滲み出る若き好青年でした!

 

子供達とも上手にコミュニケーションが取れるし、人としても立派。

(他人の5歳や1歳の子供と上手く遊ぶのって簡単ではない)

 

 

記念撮影↓

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そして彼はきちんと自らの言葉でブログを配信しています。これは大事なこと。

 

膨大な情報社会の中、

「自分から情報発信し、誰かの役に立ちたい」

と思っているようで、これは私も全く同感。

 

誰もが情報発信を気軽に行える時代において、問われるのはその内容と質になってきます。

 

「一人でも影響を与えたなら、それはもはやインフルエンサーです」

 

と、彼は言っていました。なるほど…

 

今まではインフルエンサーってハリウッドスターとかホリエモンみたいな人の事だと思ってましたが、最近の若い人達は異なる捉え方をしているようです。

 

あれ、ということは私もインフルエンサーってことでいいのかな!?笑

 

とにかく、今後の彼の発信に私も注目していきたいと思います。

 

↓りゅーせいさんのブログ

https://ameblo.jp/rikkyo-uppsala2018/

 

 

▪️最後に

我々夫婦はこうして大学生の訪問を積極的に受け入れています。

 

若い世代の考え方に触れることで我々自身の老化防止にもなるし、子供達と日本語でお話ししてもらえればと思っております。

 

我々からはスウェーデン社会について移住した日本人の視点で諸々をお話させていただきます。学生さんからはコンサル料をいただきません。

 

UppsalaやLinköpingに日本人留学生が沢山いるようですが、お気軽にご連絡ください。

 

↓まずはこちらの自己紹介をご一読頂ければと思います。

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2018/08/09/201519

 

 

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http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2019/01/04/083411

 

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