スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンにだって残業はありますよ

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業 LIV INNOVATION (https://liv-i.se)の代表を務める37歳、二児の父親です。

 

 

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本日午前中は長女と隣町の美容室へ。ちょっと早く着いたので近くの凍った湖をお散歩。

 

さてさて、今日は残業のお話。

 

「スウェーデン人は残業しない!」

 

とかよく聞きますけど、そんなことありませんよ。

 

ちなみに先月1月の私の残業時間は、50時間でした。

(異例中の異例。こんなことは3年間勤めて初めてで滅多にない。今月、来月も続きそうだかそれ以降は元に戻るはず。)

 

但し、この50時間の残業は全て在宅ワークによるものです。

 

子供の送り迎えをする関係で出社が08:30頃、退社が16:00頃なので勤務時間が毎日1時間ほど不足しています。

 

ここ最近はほぼ毎晩、子供達が寝静まった後の20:00から23:00か24:00頃まで家で働いていました。ちなみにこの在宅ワークの労働時間は自己申告。嘘だってつけますがそこは信頼関係で成り立っているのと、結果さえ伴っていれば突っ込まれることはありません。

 

とにかく、私の場合は上記の変則的な働き方で毎日数時間の残業をしていることになります。

 

残業と聞くとどうしても会社に定時の後に残って帰宅が遅くなるイメージですが、私の残業は上記の通り少し違います。

 

どんなに繁忙期であっても、子供達と過ごす時間には変化はありません。

朝ごはんは必ずみんなでゆっくり食べるし、夕飯も必ずみんな一緒です。

 

また、正式には残業ではなく、フレックスアカウントと呼んでおり、残業とは区別されております。

 

会社だろうが家だろうが、とにかく一日の労働時間が7.5時間を超えた時点で残業=フレックスアカウントが溜まっていくこととなります。

 

ちなみに、私の場合は週37.5時間労働ですので、基本労働時間が異なる人同士、

 

「今月は残業が◯◯時間だよ〜」

 

と話すのはナンセンス。

 

総労働時間で比較しないとダメです。

 

ホンダ時代は月に30時間の残業をしていましたが、それは1日8時間が定時の話。

 

今は一日7.5時間が定時なのでホンダ時代と同じ総労働時間にするには40時間の残業をしないといけません。

 

話をフレックスアカウントに戻しましょう。

 

私が勤める会社ではフレックスアカウントを-20〜100時間の間に収めておけばOKです。

 

また、これは年に一度リセットされたりはしません。この会社に勤めている限りフレックスアカウントはずーっと繰り越されます。

 

で、現在の私は65時間のフレックスアカウントが発生しており、このままのペースですと今月中旬には100時間に届いてしまいます。まだまだあと2〜3ヶ月はこのピークが続来そうです…。トホホ。

 

100時間に届くと人事からアレコレ上司と私にお達しが届いてしまいます。

但し現在のプロジェクトの状況を考慮すれば、このままのやり方を続ける他ありません。

 

100時間を超えたからって直ちにペナルティが発生するわけではありません。

人事はおそらく「今後どーすんねん!」と聞いてくると思われます。

 

今後フレックスアカウントを減らしていけるのか。それとも引き続き増えていく一方なのか。

 

もし後者であればこれは上司=マネージャーの責任が問われてしまいます。

 

これではマズイので、先日、上司にフレックスアカウントを一気に減らす方法を提案しました。

 

それはドカっと休むことです。

 

というわけで、5月に2週間の休暇を取り、長女と日本へ行くことにしました。

出社をしない10日間をフレックスアカウントから労働時間を引いてもらうことで合意をしました。

 

つまり7.5x10=75時間分のフレックスアカウントを一気に消化できることになります。

 

こうしてフレックスアカウントをゼロに近付け、健全な労働環境を保てるようになっています。

 

これって日本の働き方改革のヒントになりませんかね…。

 

いきなり残業ゼロとかキツイじゃないですか。っつーか無理でしょ。

 

であれば定時に帰って、終わらなかった業務を家なりカフェでやって、その分を勤務時間として計上する。

溜まった残業は後にドカっと連休を取って消化する。

 

これ、いいと思うんだけどな。

 

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