もう3年以上前に書いた↓の記事ですが、現在はどう思っているのか自分自身をアップデートしてみます。
↓の記事を要約すると
・スウェーデンにはFIKAと言われる習慣があり、要はコーヒーブレイクをみんなで取る
・このFIKAがちょうどいいタイミングで来る
・人間が連続して集中できるのはせいぜい2時間程度なのでは
・人間は時々サボるし、それは否定できないし個人差もある
・日本では「一時もサボってはいけない!」のような現実を無視した雰囲気を感じていた
・互いの違いを認め、人間の基本特性を肯定した働き方がスウェーデン流なのでは
まぁこんなようなことを書いていました。当時はまだスウェーデンで働いて8カ月だったので純粋にポジティブに捉えていたようですね。
さて、もうすぐ丸4年となる今、どう感じているか・・・
ん~。。。
まず、私がFIKAをする頻度は週に1~2回でしょうか。もう会議まみれで忙しくてFIKAなんてやってる場合ではございません。
私と同じプロジェクトのメンバーも同様です。
また、疲れた時はコーヒーではなく外に歩きに行っています。コーヒーよりもお散歩の方がストレス解消になるんですよ。
ではFIKAやお散歩はさておき、労働生産性は高いのか、についてですがこちらも少々疑問が出てきました。
確かに、労働時間と売上や利益などのアウトプットを割り算すると残業ばかりする働き方よりかは効率はいいのかもしれませんが、日々直面する課題を克服するやり方がどうも私は気に入りません。
日本人はきっちりと予定を立てて、課題に優先順位を付けて、バックアップも考えてから行動に移すことが普通だと思いますし、過去日系企業で勤めていた時はこれが当たり前でしたが、スウェーデンで働いてみて一番苦労しているのがこの点です。
何となくフワフワっと進んでいて、致命的にヤバいことが起きると急いで火消し作業をする感じです。このやり方だと、確かに無駄な仕事は増えない気がしますが、常に不安との闘いなんです。
でも不思議なのがスウェーデンの人たちって常に涼しい顔してるんですよねぇ~。私は一人できっちりと計画を立ててバックアップ案まで用意して・・・ってやってるんですが、何故かあまり共感を得られないと言いますか。
「すごいねぇ!しっかりしてるねぇ!誇らしい同僚だ!」
なんて言ってもらえるので、最初の方は嬉しく思っていましたが、最近は
「おうおう、それで?」
と思うように。
じゃああなたも私が立てた計画に乗っかってこいよ!と思うんですよ。
何と言うか、時々感じるのがこの国では民主主義が行き過ぎているんです。
私がビシっと計画を立てても(計画を立てて良い立場)なかなかその通りにいかないし、取引先含めすごーく緩いんですよ。
でもプロジェクトはなんとなーくズルズルと前進しているし、まぁこれはこれで良いのかなと。
スッキリしないし何だか気持ちが悪いんですけどね。
という訳で今回は愚痴と言いますか、まぁ4年弱も経過すると落ち着いてきて少しは周りが見えてくるものだなぁという話でした。
まぁそれでも日本で働いていた頃に比べたら100万倍楽しいし健全な職場ですけどね!!
はい!
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■ このブログを書いている人
吉澤智哉
2016年にストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める1981年生まれの38歳、二児の父親です。
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