スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンで◯◯の仕事ってありますか?と聞いてくる方へ

結論から言いますと、

 

「知りません。分かりません。」

 

私は日本でもスウェーデンでも自動車業界の研究開発職の経験しかないので他の業界のことについては全て聞いた話ですし、無責任なことは言えません。

 

海外へ本気で移住をしたいのであれば自分で調べましょう。

本気度が伝わってくるお方であれば私も助けてあげたくなりますが、軽いノリで「移住できますかね?」と聞いてくる人は、例えば東大生に「俺、東大入れますかね?」と聞いているようなもんです。

 

聞かれた側の東大生は「知らねーよそんなん!予備校でも行って赤本やれよ!」ぐらいのことしか言えませんよね。

 

私は自分で調べて仮説を立てて、ある程度のリスクを取りながら大胆な行動に移しました。

 

自分で調べもせず、リスクも取りたくない…ってこんなにうまい話ってあります??

 

 

せっかくなので、わざわざこんなしょーもないブログに辿り着いてくれた方々の為に"海外移住の基本的な考え方"をお伝えしておきます。

 

サラリーマンが海外移住をする上で必要となってくるのは労働許可です。厳密にはビザとは異なります。

 

国際結婚の配偶者ビザのことは知りません。このブログには何も役に立つことは書いていないので、コレを読んでいないでとっとと別の情報を探しましょう。

 

では、サラリーマンが労働許可を得るということはどういうことなのか…

 

ズバリ・・・

 

「これまでその国で一銭も税金を払って来なかったあなたが、移住先社会でその国の国民から雇用機会を奪い、社会保障をその国で生まれ育った人と同様に受ける代わりに働いて納税をする」

 

という取引なのです。

 

つまり、それだけの理由が必要。

プロ野球で言うなら助っ人外国人ということです。

 

移住先の社会があなたを雇う理由は何ですか?

 

ホームランを沢山打つからですか?

豪速球を投げるから?

守備がピカイチ?

 

日本人プレーヤーの出場機会を奪ってでも観客動員数が増える等、広い視野でのメリットが必要なのです。

 

移住先の雇用機会を奪ってでもトータルで考えてメリットが出るのか、これが労働許可の審査の中身となるのです。

 

あとは個々の業界・職種に置き換えてご自身でお考えになってください。

 

海外移住生活は決して楽ではありません。暗中模索の毎日の中、苦しい時に

 

「自分が何故ココにいるのか。何しに来たのか。」

 

を自問自答します。

 

正解はどこにもありませんし、自分で正解を作っていく毎日となります。

 

移住先の社会保障でお世話になり、自身も労働力を提供し納税することでギブアンドテイクが成立します。

 

子供がいれば学費は無料ですし、子供の医療費は無料。大人も育児休暇の手当は出ますし、その他諸々の社会保障はスウェーデン人と全く同じとなります。

 

これまで一銭も税金を払って来なかったのにです。

 

この点の理解ができていない人は社会のお荷物となり、いつまでたっても社会に溶け込めない人になります。

 

海外移住を考慮するなら本気で準備をし、行動に移さないと近付きません。

 

ええ、甘くないですよ、外国生活って。

 

 

労働許可やそれぞれの業界での需要と供給の考え方は↓を参考にどうぞ。

海外企業へ転職する為の基本中の基本 - YouTube

 

この動画の他にもわざわざご丁寧に海外移住のコツをまとめた再生リストがあります。スウェーデンで働きたい人がほんの少しググればすぐに辿り着く情報なのですが、これすらせずに問い合わせてくる人はその時点で終わっています。

 

リサーチ能力が無さすぎるので、海外生活は向いていません。ちょっとしたことを他人に聞いて簡単に答えを得ようとする人は間違いなく海外生活をエンジョイできないので辞めた方がいいです。

 

私に軽いノリで問合せてしまい、このブログのリンクが送られてきて今コレを読んでいるあなた、今すぐ海外移住を諦めましょう。

 

それか、今から自分であれこれ調べてみて、その結果どんな仮説を立ててどう攻めていくのか、これを聞かせてください。

 

共感できるものがあれば何か手助けをさせていただければと思います。

 

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※趣味のスケート。スケート関連記事も沢山あるので、気になる方はカテゴリーや検索機能からどうぞ。

 

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■ このブログを書いている人

吉澤智哉

2016年にストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、北欧コンサル事業及びスウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める1981年生まれ、二児の父親です。

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