スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

ブログ再開します

しばらくの間、ブログを閉鎖していましたが、この度再開することにしました。

 

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この前ゴルフで一緒に回った知らない人。15歳の娘と犬を連れてた。犬さんかわいい。

 

閉鎖していた理由は簡単な話で、会社で大事な昇進の話があったからです。会社の上層部だか誰だかにブログを読まれ、私の意に沿わない解釈をされ、そんなことで昇進の話が頓挫したら嫌だなーと思いしばらくの間休止していました。

 

そうなんです、結局昇進が自分にとって大切なことだと気付きました。もう2年前になりますが、今勤めている会社を一旦辞めて、スウェーデンの原子力産業の会社に勤めましたが4ヶ月で元の会社に戻らせてもらいました。

離れてみて初めて気付くことがあるんです。そして、今の会社に戻る際に、自分が何をしたいのか、定年までどう働くのか、自分にとっても会社にとってもベストな選択肢は何なのかと考え抜いた末、昇進をするという結論にいたりました。

ただ、これは簡単ではありません。自分が勝手に昇進したいと言っても会社は「はいそうですか」とはなるわけありません。ですから社内での営業活動といいますか、根回しといいますか、まずそこから始めました。

 

今の会社に復帰後すぐに、どの部署でどういう事をやりたいのか、これを具体的な提案という形にし、私を昇進させるだけの権限がある人を一人ずつ回りました。

 

すると割とすぐに私の話に共感してくれる人がいました。今ではこの方が私の上司となっています。しかし、話はトントン拍子では進まず、社内での組織変更があり時間がすごくかかりました。

 

ですがこの度、今年の9月より晴れて昇進が叶い、マネージャーへと昇格しました。いやー、大変だった…。そしてどうしてもこの昇進を実現させたかったのでブログなんてやってる場合ではない、ということで閉鎖していたわけですYouTubeやら何やらも全て痕跡を残さないようにしていました。

 

まもなく管理職となり2ヶ月が経過しますが、いやー大変です。部下が沢山います。新米管理職なのにこんな人数かよ、多過ぎだろってぐらいいます。まあでも自信はあります。45歳での管理職デビューは年齢的には決して早い方ではありません。大器晩成とでも言いましょうか、自分でもビックリするぐらい落ち着いていると思います。新しい事、予期せぬトラブルだらけですが、日々これを楽しめていることが素晴らしいなと感じています。同時にこれまで色んな人に育ててもらえたのだなと感謝できるようにもなりました。

 

部下全員の業務に加え人事、予算、その他諸々の責任が伴いスウェーデン移住後、最高に忙しくなりましたが、これにチャレンジしたかったので今はとても幸せです。私が勤める会社では、管理職になり部下の人数が多いと個室をもらえます。私もついに念願の個室がもらえて感無量です。しかし個室は未だに慣れない…なんか不思議な感じがします。ちなみに個室のメリットは思いっきり屁をこけることです。

 

スウェーデンと言えど管理職となると多少労働時間が増えます。私の場合、出社が8時で退社が17:30がデフォルトとなってきました。また家でも1時間ほどパソコンを眺めます。場合によっては夜中までやります。長時間労働は日本にいる頃に散々鍛えられたのでマジで楽勝です。ただ、このやり方はスウェーデンではご法度というか、反則技なのであまり声を大にして言えませんが。

 

プライベートではゴルフ三昧です。昨年秋から初めてから狂ったようにゴルフにハマり、今はハンデが21までになりました。だいぶ「ゴルフができる人」になってきたと思います。

 

子供達は13歳と9歳で、あまり手がかからなくなってきました。朝食と夕食は必ず家族みんなで食べますが、あまり会話が弾まず…次女さんは突拍子も無く自分が話したい事を話す一方、長女は思春期ど真ん中で全く喋りません。

ですが時々心を開く時があります。週に一度ぐらいでしょうか、この時に色々と話すのが貴重な時間です。私の都合で機嫌を良くしてくれるわけではないのでなかなか難しい。

 

とまあそんな感じで、これからもちょくちょくと更新していきます。

 

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愛車。日本で新車で買い、スウェーデン移住前に東京在住のスウェーデン人の友人に売却。その後彼がこのバイクと共にスウェーデンに帰国。私が買い戻したという経緯。感慨深いバイク。

 

ではでは。

スウェーデンに移住して丸9年、我々の選択は正しかったのか

9年前の2016年3月1日、我々は東京からスウェーデンの首都ストックホルムへと移住してきました。毎年3月1日は同じタイトルでブログを書き、その都度どう感じているのかを記録してきました。今年は10日遅れで書いています、あらら。つまり、節目となる3月1日をあまり意識しなくなったとも言えます。

 

これまでのブログを読み返して思う事は、一貫性を感じるという点。移住前に妻と議論を重ね、スウェーデン社会を可能な限り調査した上での決断であったので、9年が経過した今でも当時の決断は正しかったと断言できます。

 

これまでの9年間のハイライトは以下の通り。

・夫婦で語学学校へ通い始める(1年目)

・長女が幼稚園に通い始める(1年目)

・借家から持家(集合住宅)へ引越す(1年目)

・次女誕生(2年目)

・私の育児休暇(3年目)

・妻が正社員の保育士となる(5年目)

・永住権を取る(5年目)

・スウェーデン国籍を取る(6年目)

・新居へ引越し(7年目)

・私の転職(9年目)

 

移住当初は気候や日照時間、文化の違い等で苦労しました。ご近所さんや職場での会話は英語で成り立ったので言葉の面での苦労はそれほどありませんでした。9年が経った今はスウェーデン語でのやりとりが当たり前となっており、まぁそれなりに進歩したんだなーと思います。

 

次女が誕生し、念願であった育児休暇を4カ月取得し、この時期は子育てを通じてスウェーデン社会への理解が深まっていくフェーズでもありました。9年が経過し、成熟したスウェーデン社会を理解した今、非常に感謝しています。移民としてこの国にお世話になり、成熟した社会に便乗させてもらっている気分です。なので気分良く納税できるし、社会の発展へ貢献しようと素直に思えます。

 

スウェーデンは日本と比べ、税率は高いし物価も高いのは事実です。では国民は不幸なのでしょうか。もちろん国や社会としての課題は多々ありますが、他の国々と比較すると贅沢な悩みだなーと思います。昨今のスウェーデンについて、やれ、移民を受け入れ過ぎて治安が悪化しただのと報道されているようですが、まぁこれは確かに社会の課題なのでしょう。それでも、街を出歩いていて危ない思いをした事は一度も無いし、私の夏休みは一カ月、残業はゼロ、教育費の心配は皆無だし、毎年海外旅行にも行けるし、何より素晴らしいのは朝食と夕食を毎日必ず家族みんなで取れること。これらは、日本で暮らしていた頃にはどれも手に入らなかったので、スウェーデン社会には感謝しかありません。

 

税率も物価も高いのに、物質的豊かさも実現できていると思います。安くはない家に安くはない車。毎年、海外旅行にも行きます。当然節約に務めていますが、貧乏だと思ったことはありません。ではとんでもなく収入が多い??いえいえ、給与は日本で同じ仕事をした場合とほぼ変わりません。

 

あれれ、どういうことなのでしょうね。

 

簡単な話で、可処分所得が多いんです。大きく寄与するのは教育費でしょう。東京に住んでいたら子供を私立の学校に入れるのは当たり前でしょう。地方に住んでいたって私立に入れたがる人も珍しくないようで。となると授業料以外にも入学前から塾やら予備校やらに大金がかかります。子供が二人とも小学校から大学院まで私立に通ったら・・・家がもう一軒建つレベルです。スウェーデン移住を決断するにあたり、私にとってはこの点が一番の動機となりました。

 

子供二人でとんでもない大金を使い、その先に何が待っているのか。仮に一流大学に入って起業でもし、ホリエモンのように自由に生きてくれれば費用対効果として納得できるかもしれませんが、大半が並みのサラリーマンになるわけで、私もその一人でした。

私はかつて一部上場企業に勤めていたし、教育費の工面は問題なかったでしょう。しかし、お金よりももっと大切なのは時間です。小学生が何故夜遅くまで塾なんかに通う必要があるのでしょう?方程式は使えず、鶴だの亀だので計算するとかアホらしいし、何の為の時間なのか全く分かりません。

 

これが嫌でスウェーデンに来ました。小学生の我が子を塾に通わせるのか、それとも毎晩家族みんなで食卓を囲むのか、そんなの迷わず後者です。教育費に費やす時間とお金を家族の幸せの為に使うことにしたのです。

 

では、受験や塾が存在しないスウェーデンの子供たちはみんなアホなのか?そんなことありません。日本の小学生と比べれば、九九も怪しいし暗算は時間がかかるし、鶴亀算なんてまず無理でしょう。でもスウェーデンの子供たちは立派な意見を述べます。長女は政治の話だってできますし、これは普通の事です。

大人になった時はどうでしょう。スウェーデンの大人達は非常に上品です。私が比較できるのは、かつて務めていたホンダにいたエンジニアと、スウェーデンの同業種のエンジニアです。この二つを比べると、大人としての品位にはとんでもない違いがあります。詳細は割愛しますが、スウェーデンの工業製品はよく出来ていると思います。ABB, Atlas Copco, Epiroc, IKEAなど世界的に有名な企業も多数存在します。これらの企業は受験や塾を経験した人で支えられていません。子供の頃はひたすら遊びまくっていた人達が経営し、働いています。

また、投票率も8割、9割と民主主義の根幹を理解し、権利を行動へと移すことが当たり前となっています。日本は民主主義国家と言いながら、半分以上の国民が投票という権利を破棄しています。矛盾していませんかね。塾とか行ってる場合でしょうかね。その前に民主主義をちゃんとやりましょうよ。

 

つまり、教育を投資と捉え、社会人の品位や労働生産性を効果ととするならば、日本とスウェーデン、どちらの方が費用対効果及び投資対効果が大きいのでしょう。

日本の教育は見直すべき点が多々あると思うんですけどねー。

 

小学生の我が子を見ていて羨ましいなーと思います。夏休みは2カ月あって宿題は無し。毎年親に旅行に連れてってもらって、塾やら受験を経験しなくてもまともな社会人になれる。社会人になったら夏休みは一カ月あるし、残業も無し。育児休暇も何のプレッシャーも無く取れるし、いいよねぇ。まぁこの先10年、20年でスウェーデンや欧州全体がどうなっているかは分からないけれども。でもこの基本的な人権、思想は変わる事はないと信じています。

 

ノルウェーのフィヨルドでキャンプをした思い出は一生忘れることはないでしょう

 

しかし、どんなに制度が整っていて権利が行使できる社会であっても、大切なのは中身です。大切な人と過ごす時間は一瞬に感じます。毎年、一カ月の夏休みが一瞬で終わってしまうと感じる私は、幸いなことに家族や友人等の大切な人に囲まれているからなのでしょう。

 

子供達にも素敵な家族に恵まれてほしいものです。そのために最も大切にしているのは人間性です。感謝の意を伝える事、悪いことをしたら謝る事、人間としての基本を教えるのが親としてできる唯一のことだと思います。他は放っておけばいいんです。教育含め、信頼できる社会にお任せすればいいのです。金持ちだけが子供を塾にぶち込めて、偏差値を上げられるという不公平な社会には違和感しかありません。

 

日本では社会人になって何十年と経過しても誰がどこの大学を出ているかをやたらと気にします。18歳当時の偏差値でもって何を測れるというのでしょう。甚だ疑問です。私は日大卒ですが、今では3カ国語を話し、日本人が誰もいない外国の企業でマネージャーやリーダーという肩書きの仕事をしています。これってけっこう偏差値としては高めの事なんじゃないでしょうかね。そんなに偏差値が大好きなら、社会人になってからも何かしらの方法で定期的に偏差値を測れば良いのでは?幸福度も偏差値で語るというのはいかがでしょう。幸福度ランキングとか大好きですよね、日本人は。

 

もうすぐ12歳の長女には、今まで一度も勉強しろと言ったことはありませんが、昨年、学年で最優秀生徒に選ばれました。成績優秀だけでなく、人格も優れていないと選ばれないそうで。

 

というわけでスウェーデン移住の決断は正しかったし、その後の親としての務めもそんなに間違った方向ではなかったと解釈しています。

 

さて、今年はこちらへきて10年目。節目となる年です。10周年記念をどうお祝いするのか、時々家族でお話していますがこれが楽しい。

 

ではでは、また来年。

中年の危機

5年後か10年後、いや20年後かも分からないが、いつか未来の自分が今の自分を振り返る為の材料として今回は「中年の危機」として書いておこうと思う。

 

先日、我が家に招いた友人のモニカが私にこう言った。

 

「それ、あなた中年の危機よ」(実際はスウェーデン語)

 

英語でMidlife crisisと教えてくれた。ここ最近の私の”奇行”をずっと目にしてきた末の発言であった。

 

奇行とは語弊があるかもしれないが、最近転職をしたり、ギターとハーモニカを買ってみたり、はたまたバイクを買おうかなと言ってみたり、しかし何故かハッピーではない。ちょっと前まではこんな事なかった。これら一連の言動は典型的な中年の危機だそうだ。

 

日本語で検索してみたところ、一定の目標を達成したが、次の目標が見つけられなくなり危機を迎えるということだ。先日中田敦彦がReHaqのYouTubeに出演し、まさにこの話をしていた。彼はお笑い芸人としてそこそこ売れ、テレビ業界に見切りをつけYouTubeへと身を移し成功した。そして彼は今どう生きていこうかと悩んでいるそうだ。

 

私と中田敦彦では次元が違う話ではあるが、彼の話を聞いていてものすごくしっくりと来た。私は気付かない内に偉大な目標を設定し、その為にガムシャラに頑張ってきたのだ。その目標とは、スウェーデンで生活の基盤を築くこと、そして家族に希望を抱かせること、結果的にはこういう目標に向かって毎日突っ走ってきたと言える。そしてこれは社会人になった頃から始まっていたのだ。当時はわけも分からず、とりあえず残業をし、先輩や上司にペコペコしてきた。いつか報われる時が来ると信じて。

家族みんなが幸せになることと独身時代の自分の在り方は密接に関与している。20代の頃は所帯を持てるのか漠然と不安だったし、キャリアは満足いくものとなるのか、これも不安だった。逆に言えば所帯を持ちそれなりの社会的地位を手にすることが目標でもあった。そして全力で遊んでいた。もてぎのサーキットで300km/hを出してバイクに全財産を注ぎ込んでいた。社内の配置転換で憧れのHRC(ホンダのレース部門)となり、若者がよく言うやりがいだのやりたい事はかなり充実していた。だが自分の人生において本当にやりたい事は何だろうかと感じていた時期でもあった。

やがてそれは長女が生まれて見つけることとなる。出世を目指すよりも家族の幸せの為に生きるべきだと確信する。

 

家族全員の幸せを考慮し、スウェーデンに移住すると決断したのが今から10年前の2015年。移住したのは翌2016年。当初、妻は無職で英語すら話せない、社会から疎外された存在であった。この状態ではスウェーデンの銀行は住宅ローンの融資すらしてくれない。ネットの画面で妻の収入をゼロと入力すると”次へ”のボタンが押せないイメージだ。

 

だがこれは想定の範囲内だった。移住を決断する時には既に覚悟ができており、妻は淡々と語学学校に難民と共に通い、次女の出産を挟み、やがて保育士の資格を得た。しかし、すぐに仕事がみつかるはずもなく、最初は当日に体調不良で来れなくなった保育士の穴埋めをする代役から始まった。早朝に電話がかかってきて、時間と場所を告げられる。運が悪ければ一週間ただただ暇なだけだ。これではまだまだ社会の一員からは程遠く、銀行もこのような雇用形態では融資をしてくれない。

 

その後しばらくして、契約社員として特定の園で働けるようになった。一歩前進だ。通勤に時間がかかるが、毎日どこへ行くか分からない状況よりかは遥かにいい。ただ、契約社員だとやはり銀行は門前払いだ。正社員の壁は本当に厚い。

 

代役や契約社員の期間が1~2年だったか。その後、コロナの直前に正社員になれた。この時は本当に嬉しかった。これで私も妻も、スウェーデン社会の一員となったわけだから。この頃、子供たちは幼稚園や小学校に通い、スウェーデン社会に完全に溶け込んでいた。当時は狭い家に住んでいた。といっても2LDKで75平米。東京に住んでいた頃は3LDKの72平米だったので、正直全く苦ではなかった。子供たちもまだ小さかったので一つの部屋を二人で共有していたし、周りのスウェーデン人からは「狭い家に住んでいるねぇ」と言われ続けたが、今思えばこの頃が一番楽しかったかもしれない。

コロナ禍だったこともあり、キャンプ道具一式を揃えたので毎週末アウトドアを楽しんでいた。この頃は意識して外へ出ていたことを覚えている。今思えばこれが心身の健康につながっていたのだ。

 

この頃、私は副業をやったりYouTubeを毎日更新したりと、周りのスウェーデン人からは「とんでもなくエネルギーがある人」に見えていたらしい。

 

妻が正社員となったが、これはまだまだ通過点に過ぎなかった。2LDKの狭いとされる家で暮らすのはそこまで苦ではなかったが、子供たちの同級生はみんな自分の部屋を持っていた。この点がいつも引っかかっていた。何故自分たちには部屋が無いのかと聞かれたときは、子供達に申し訳ない気持ちになった。

 

子供たちに各自部屋を与える、つまりこれは家族4人が住む普通の家に引っ越す事を意味する。これが移住当初からの大きな目標であった。スウェーデンでは住宅ローンを組む際、最低でも家の購入価格の15%を頭金としてキャッシュで用意しないといけない。周辺の相場を調べると、最低でも6000万円ほど出さないと納得のいく家には住めない。その15%となると900万円だ。引越しとその後の家具等である程度お金がかかるので、1000万円用意しないといけない。

 

我々夫婦は計画性が極めて欠落しているので、これまでろくに貯金をしてこなかった。妻が契約社員になって以来、妻の収入には一切手を付けないようにした。これを続けること3年、僅かな貯金と合わせて何とか1000万円を工面した。

 

そしてついに今住んでいる家の購入契約を結んだ。だが、新築物件で契約段階では更地にすらなっていなかったので、完成まで一年半待つこととなった。当時住んでいた2LDKのアパート(マンションの事)はいつ売れるか自信が無かったので早めに売却し、物件完成までは借家に住もうということになった。

 

思ったよりアパートは早く売れ、賃貸物件を探し始めた。2LDK、最悪1LDKでもいいから完成までの一年間我慢して住もうと思っていたのだが、ここで奇跡が起き、住んでいたアパートから歩いて3分の立派な戸建てに格安で住まわせてもらえることとなった。

 

そしてこの家に引っ越した瞬間に私の中の何かが失われた。これまでガムシャラに突っ走ってきたエネルギーが急激に減っていった。当時は自分に起きている状況がよく分かっていなかったが、YouTubeの更新が途絶えた。毎日撮っていたのが週一、月一となり、やがて半年間放置となった。副業も一生懸命やっていたがほとんど手を付けなくなった。一年の期限付きではあるが、長年目標としていた”まともな家”に住めたからだ。そしてその後は念願のマイホームであり、しかもスウェーデンでは珍しい新築である。

 

しかし、この頃、毎日生きる気力はまだまだあった。ちょうど社内で部署を移動し、設計部門からプロジェクトマネージャーとなったからだ。この役職はスウェーデン移住以来目指していた職種であり、慣れるまでに一年ほどかかった。ちょうど暫定の戸建てに住んでいた頃、新米プロジェクトマネージャーとして苦労したことを覚えている。

 

そして、いよいよ新築物件が完成し入居となった。そして、このタイミングでスウェーデン国籍を取得した。これが2022年9月。このタイミングではプロジェクトマネージャーとしての仕事にも慣れ切ってしまい、今思えばこの頃に生きる目標を完全に失ったと言える。

 

この頃から同僚との衝突が増えたと記憶している。それまではムカついたことがあっても何故か抑えることができた。それはおそらく大きな目標に向かって頑張っていたからだと思う。

 

新居に引越し、ダラダラと働く事2年弱、職場で謙虚さを失っている気がし、ついに自分のダメさ加減に気付いた。そこで思いついたのが転職だった。スウェーデンで家を買うことよりかはスケールは小さいが、スウェーデンでの転職はいつかやりたい事のリストの上位に位置していた。転職をすればまた生きるエネルギーが沸いてくるに違いない、そう思いながら転職という賭けに出た。

 

これを書いているのは転職をしてから約3カ月。転職自体は後悔していない。あのまま前の会社に残っていたら、ただただ嫌なヤツになっていた気がする。だが、生きる気力は沸いてきたのか、答えはNOだ。いや、正確には少しは沸いてきたというのが正解だろう。

 

大雑把な数値化で例えるが、スウェーデンに移住し、子供達と妻の社会的身分を確立させて家を買う事に費やすエネルギー量が100%だとするならば、今回の私の転職は25%ほどにしかならなかったという事だ。つまり、あと75%を何か別の事をして埋めないとあの頃の突っ走っていた自分は戻って来ないということだ。

 

モニカの旦那ハンスエミルのアドバイスによると、とにかく身体を動かせとのことだった。走って筋トレがいいと。体内に分泌されるテストステロンが生きる気力につながるらしい。40歳以降はこれが勝手に減っていくそうなのだ。妙に説得力のある話だった。

 

というわけで、重い腰を上げて先週から外を走ることにした。家の周りを15分だけだが、継続させることが最優先なので質はともかく、まずは習慣にすることが大切だ。その内ジムで筋トレもしよう。だが、これでは貢献度は5%にも満たない。

 

そして、クリスマスにストックホルム都心の楽器屋でギターをハーモニカを買った。昔から長渕剛が好きで、特に巡恋歌の92年東京ドームライブバージョンをこれまで繰り返し聴いてきた。そしてこれを自分で演奏してみたいと思った。以前から何度も思ってはいたが、今回は中年の危機ど真ん中であり、何か新しいことをやらないとマズいので迷いはなかった。ヤマハの安いアコースティックギターとドイツ製のハーモニカを買った。

 

早速やってみたが、これが意外と楽しい。一カ月ほど毎日練習をしてきたが、自分でも驚くほど上達した。通勤の車の中でハーモニカを吹きまくってるのはおそらく私だけだろう。巡恋歌はキーが高いのだが、車内で叫ぶように歌っている。なんか楽しい。ちょっと生きている感じがしてきた。在宅勤務の休憩時に思いっきり練習に励むのだ。家に誰もいないと思いっきり声も出せるし誰にも遠慮する必要はない。

ギター、ハーモニカがそこそこ演奏できるようになり、長渕っぽさが出てる時は本当に嬉しい。きっとテストステロンだかアドレナリンだかよく分からないが、いい感じの何かが分泌されているに違いない。

演奏の模様をFacebookに載せたら、思いのほかスウェーデン人の友人達に好評だった。夏になったら演奏してくれとご近所さんからもお願いされた。よし、夏になったら庭でバーベキューしながら披露しよう。今はこれを目標に頑張れている。レパートリーも増やさないと。スウェーデンの歌もやらないと。ギター、ハーモニカを通じて少しだけやりたいことが見えてきたのは嬉しい。

 

転職で25%。運動で5%。ギター・ハーモニカで10%。合わせて40%まで来た。あと60%は何で埋めようか。もはや手段はない気がする。また別の国に移住でもすればよいのかもしれないが、大義名分が見当たらない。興味本位で海外移住なんぞうまく行くわけがない。残りの60%を満たすにはもはや離婚するレベルの人生の大転換が必要だろう。

 

ちなみに、最近私の周りでスウェーデン人カップルが続々と離婚している。彼らもこの危機を乗り越えようと大胆な手段を取っているのだろうか。みんな子育てで手一杯となり、相手を愛せなくなったと言う。恋愛をしたいらしい。それを聞いて色々思うことはある。

では私は妻に対して恋愛感情を抱いているか。ゼロではないが恋人という感覚はまるでない。家族であり人生のパートナーであり、かけがえのない存在ではあるが、恋愛をしている時のドキドキはない。だがコレを悪い事とも思わない。しかし、きっとこのドキドキから身体に良いとか必要とされる何かが分泌され、生きる活力となるのだろう。

スウェーデンの人達はこれが欲しいのだろうか。しかし我々はどうしても子供達の事を最優先で考えてしまう。では彼らは子供達の事などどうでもよいのか、そんな事はない。離婚後も元夫婦は同じ街に住み、隔週で父母の元を行ったり来たりする。我々はコレを子供達に絶対にさせたくない。だかしかし、コレに固執するばかりに毎日我慢をしているのか…いや、我慢はしていないと、離婚が周りで増えてくると考えさせられる。

スウェーデンの人達は個人主義。家族の幸せの為には自分がまずは幸せでないといけない。親が家族の幸せの為に自分の幸せを我慢したくないと考える人が一定数いるようだ。

これ以上スウェーデンに染まると自分達も同じ考え方をするようになる気がして怖い。これまではスウェーデン社会に溶け込むよう努力を重ねてきたが、家族観までは変えたくないのでこれ以上は染まる必要は無いというのが今の心境だ。

 

中年の危機を迎えていいところもある。他人に対して優しくなれている気がする。以前は自分が生きることで精いっぱいで他人に優しくする余裕などなかった。他人が考えている裏側、奥底を探るようなことなんて一切しなかった。自分の感覚から直感的に外れている人や意見は一瞬で遠ざけていた。

 

今は牙が抜けたというか、気持ちに余裕があるというか、転職したばかりということもあるが、とにかく仕事で誰かと衝突することがなくなった。しかし、反面、情熱的に仕事に取り組まなくなったかもしれない。よく言えば、いいところで線を引けるようになった。ちょうど明後日、転職して3カ月で社長を含む役員会でプレゼンをすることになったが全く緊張しない。既に頭のなかでいくつかのシナリオが描けているからだ。正直3カ月でここまで順応できるとは思っていなかった。

これはこれまで突っ走るように生きてきたから得られた自信なのである。逆に言えば、今後50%のエネルギーで生きた場合は、成長曲線も鈍くなるということ。これも含め50%でいいのか、と自問自答をしていくことになる。

プレゼンは英語とスウェーデン語だ。だがこれも今では当たり前のこととなり、外国語を二つも話す自分を褒めることはなくなった。以前はメールを英語で書いただけで喜んでいたのに。

 

無論、エネルギー100%で生きた方がいいに決まっている。ただ今あれこれやってみてやっと40%まで来た感覚だ。あと60%なんぞ埋められる自信がないだけなのである。これまで20年かけて成し遂げてきたものはあまりにも大きかったのだ。残業しまくった独身時代、その後結婚し子供が生まれ、東京で家を買い、外資系へ転職し、その後スウェーデンへ移住を決意し東京の家を売却、片道切符でスウェーデンへ来た。スーツケース二つのみで。

 

そう思うと私はよく頑張った。

 

きっとオリンピックで金メダルを取り、4年後はもう引退が確定している選手はこんな気持ちかもしれない。ピークを迎えるのが若ければ若いほど、その後の人生は苦労するのではないだろうか。サッカー選手や野球選手もみんな同じだろう。現役の頃が一番楽しかったと思うのではないだろうか。

 

という感じでまもなく44歳を迎える私は毎日生きている。楽しく生きている。苦しんで生きている。

 

幸せとは何だろうか。

 

薪ストーブがある素敵な家を買えた。この上なく納得している。

スウェーデン国籍も取れた。

妻は楽しく働いてる。

子供たちは楽しく学校へ通っている。

車好きの私は憧れのBMWを買った。

残業は無い。

夏休みは一カ月。

 

もうこれ以上望むものはない。本当にない。欲しいものはパッと浮かばない。願い事はせいぜい腹の周りの肉がなくなってほしいぐらいだ。

 

人間は幸せを手にすると生きる目標を失うということを身をもって体験した。

移住当初は残業ゼロでただただハッピーだった。夏休みが一カ月だなんて信じられなかった。どんなに辛いことが起きてもこれらの夢のようなことが現実で起きているので、少しも苦ではなかった。だが、今では残業ゼロなんて当たり前だし、夏休みが一カ月より短くなったら鬱になる。人間とは不思議な生き物だ。

 

さて、今後これを私はどう克服するのか。こちらのブログで是非とも観察していただければと思う。

 

ではでは、またの機会に。

2024年を振り返る

スウェーデンに移住して以来、毎年大晦日に同じタイトルでブログを書いてきましたが、今回はこれで9回目となります。スウェーデン生活も来年はいよいよ節目となる10年目に突入します。ひぇ~、あっという間。

 

これまではランキング形式で書いてきましたが、今年はたくさんの出来事があったので時系列で振り返ります。

 

<1月>

妻が転職!自宅近くのプレスクールで保育士として転職しました。以前は隣町のプレスクールだった為、通勤に時間がかかっていましたが、通勤時間が大幅に短縮され、家族みんなにとって良い変化となりました。

 

何より素晴らしいのは一年が経過した今、妻は毎日生き生きと働けていることです。これは当たり前のことではないんですよね。

 

 

<2月>

我が家に猫が来ました。

猫!! - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

 

 

<3月>

愛車BMW 330eの納車。そういえば10年前も東京で同じ白い3シリーズに乗っていました。車に興味が無ければこんなに高い車をわざわざ買う必要が無かったのですが、残念ながら車好きという思考は変えようがないので仕方がありません。

ただ、毎日家の窓から見える愛車を眺めながら飲むコーヒーは最高です。日々味わえる小さな幸せの為にこの車を手放せません。


車!! - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ



 

 

<4月>

ん~、何かあったかな。特に無し。

 

 

<5月>

出張で日本に行ったぐらいで他は特に無し。

 

 

<6月>

子供たちの終了式。長女は4年生を終え、次女は0年生を終了。なんと、長女は学年の最優秀生徒に選ばれました。成績優秀だけでなく、模範となる生徒が各学年から一人ずつ選ばれるのですが、4年生はなんとウチの子でビックリ。

 

 

<7月>

夏の家族旅行。これは非常に楽しかった。スウェーデンの山、ノルウェーのフィヨルド。これを巡る長距離の車での旅でした。

また、妻は一人で日本へ帰国。4年半ぶりの日本をエンジョイしていました。

スウェーデンの山+ノルウェー旅行 - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

 

 

<8月>

私は8年半務めた会社の退職を決意。スウェーデンで初めての転職を決断しました。5月からリクルーターとのやりとりが始まり、熟考の末の決断でした。スウェーデンに移住して以来、これまでは突っ走るような人生でしたが、今回は決断までやたらと時間がかかり、7月の夏休み中は毎日グルグルと悩んでいました。

 

判断に時間がかかるようになってきました。スウェーデン移住後は新しすぎる環境に慣れるために防衛本能が働いていたというか、魔法がかかっていた状態で、辛いことさえも全てポジティブな方向に変換ができていましたが、スウェーデンで暮らすこと8年、ついに魔法が解けてしまい、気付けば周りのスウェーデン人と同じ愚痴をこぼして悩みを抱えるようになりました。

 

よく言えばスウェーデンに完全に馴染んだ、悪く言えば生きる目標を失った、といった感じです。この停滞感を打破するために決断をした転職でした。正直、停滞しているスウェーデン人もたくさんいる中、私は勇気ある決断をしたなーと自分で自分を褒めてあげたいです。前社での楽なポジション(裏を返せば腐った自分)を敢えて捨ててまで決断をしたことだったので全く後悔はしていません。定年まではあと20年以上あり、最後まで楽しく働く為には40過ぎで腐っている場合ではないのです。

 

 

<9月>

セカンドカーの契約。1年限定のリース契約で、なんと走行距離が無制限。月々の支払いは決して安くはありませんが、とにかく乗り放題なので、乗れば乗るほど得をします。転職後の職場が遠くなる為、夫婦それぞれで車が必要となり、出費がかさむのですが苦渋の決断・・・。ちなみに9月中旬の納車から年末までで10000km乗りました!酷使しております。

 

 

<10月>

特に無し。

 

 

<11月>

いよいよ転職後の初出社。入社後一週間でプロジェクトマネージャーとして必要な情報を社内で収集し整理できました。上司からは既に数年勤務経験がある雰囲気が出ていると言ってもらえました。社長や役員からも直接お褒めの言葉をいただいたりと、滑り出しはかなり好調です。ですが、これで転職は人生で3回目。社会人経験は20年ですし、スウェーデンでの転職は初めてとは言え、これぐらいできて当たり前でしょう。

 

ところで、転職のそもそもの狙いは、自動車業界で20年も過ごし、腐りかけた自分に活を入れるべく、業界まで変えて自分に試練を与えることだったのです。しかし、業界こそ変えたものの職種は同じプロジェクトマネージャーで、結局やることは全く一緒なので思いのほか早く慣れてしまいました。社内での会話、やりとりも前社と全く同じ。予算を立てて管理し、社内リソース問題と付き合い、客先の要求を整理し、社内政治を調整するのは会社が変わっても全く同じなんです。

 

思い返せばホンダからBMW Japanへ転職した時も飲み込みが早いと言われました。前社では国をまたぐ転職でしたが、その際も”Self going”という表現をされ、勝手に必要なものを見つけて自分でものにしていってくれるので上司としてノーメンテで助かる、と言われたことを思い出しました。

 

そういえば、ホンダに居たころ、当時20代でしたが、会議の議事録をとると周りから褒められました。どうやら物事を整理し、まとめる才能があるのかもしれません。いや、この才能があるんです。40過ぎて自分の才能や強みに気付けていないって逆にヤバいですよね。

 

プロジェクトマネージャーは状況を整理して会社としての方向性を正していくのが任務なので、まさに天職と言えます。この仕事、職種に出会えてよかったと心の底から思えるのは幸せなことだなと思います。自分の才能や強みが分かり、それを生かせる仕事に就けるのは素晴らしいこと。

 

しかし、これは自身の才能や強みがすげ~!という話よりも、日本人として当たり前の働き方をしているだけなんです。日本人は世界一責任感の強い国民性なので、普通に働くだけで褒めてもらえます。ただ、外国文化目線で自分を客観視できていないとダメなんです。この辺りの詳しい話はまた別途書こうかなと思っています。

 

とにかく、スウェーデンでも転職を経験したので、将来子供が転職を考えているときに少しは相談に乗れるでしょうし、何より人生の幅が広がりました。今年はこれが私にとっての一番の刺激となったのは間違いありません。

 

 

<12月>

家族でスキー旅行へ。次女がスキーを滑れるようになってきました。これで長女と私と3人で滑れるようになり感無量。妻は一昨年人生初のスキーに挑戦しギブアップ。麓のカフェでお勉強をしていました。これから毎年冬休みはスキー旅行を計画することにしました。予算を捻出しないと。

 

 

来年はスウェーデン生活10年目。節目の年となります。良い一年になるといいな。

 

というわけで、よいお年を~。

って、これを書いてるのは大晦日の22:30で、日本は既に元旦の06:30なんですけどね。

 

ではでは。

キャンプ

今日は家から30分のキャンプ場に来ています。10月初旬ですが、ストックホルムは寒い時だと氷点下まで下がるので寒い寒い。

 

案の定、夜中に寒くなって起きてしまったので薪ストーブを点火。寝られなくなったのでコレを書いてます。

 

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ここには年に数回来ます。春と秋が多いですね。数年前は毎月来ていました。4年前のコロナ元年が初めてで、かれこれ20回ぐらい来てます。キャンプ場の管理人というか、主さんとも顔見知りの仲となり、いつも笑顔で出迎えてくれます。

 

テントの中で薪ストーブを炊いてポカポカの中、お喋りしたりウノをやったりします。

家にいるとアップル製品、テレビ、パソコンから離れられないので時折こうして強制的にデジタル社会と隔離します。子供達は家にいるとiPadの取り合いになったりですぐに喧嘩してばかりなもんで…

で、ブログ書いてんのかい!となりますが、さすがに夜中に一人で薪ストーブの見張りをやってる間ぐらいはいいでしょう。

 

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猫さんも一緒です。私の水が入ったコップに頭を突っ込んで一生懸命飲んでます。自分の水があるのに何故か人間のものを欲しがります。

 

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猫はこんな風にして運んでいます。屋根上の箱に色々と入るのでこれでも何とか収まります。

 

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巻ストーブがメラメラ。テントの中が暖かくなり、現在朝の5時で外の気温は8℃ですが、テント内ではTシャツ一枚で過ごせます。

ただし、薪を20分おきぐらいに追加し続けないとすぐに寒くなります。また、数時間ぶっ続けでやるのもよくなくて、あまり長時間使うと薪ストーブの寿命が短くなります。最終的には穴が空きます。薪の量や火力を調整しないといけません。

 

今回は車を脇に停められるオートキャンプですが、今年からは我々は登山のキャンプにもチャレンジしました。装備はほとんどが兼用できないもので、テントやら寝袋やらはまた買い直し。ヤレヤレ。でもやってみてよかったです。

 

私は幼い頃から家族でオートキャンプによく行っていたのもあり、自分に家族ができたらキャンプに行きたいと漠然と思っていました。なので今、こうして妻と子供2人とキャンプができて幸せです。

 

ただ、私以外の3人はなかなか積極的にキャンプを行こうとせず、私がキャンプへ行こう!と言い出してもあまり乗り気ではありません。11歳の長女にいたっては、家に一人でいたいと言い出す始末。

 

ところが、いざキャンプ場へ来てみるとみんな「来て良かった」と言います。毎回同じです。子供達は喧嘩せず、近くのブランコやら砂場で遊んでくれるし、妻はボケっと湖を眺めながら溜め息をついています。

 

私はテントを貼ったり、食事の支度をしたりと、もろもろの作業がなかなか終わらないので延々とウロチョロしていますが、これが楽しいんです。

 

お片付けは面倒ですけどね。それでも車に綺麗に詰めていく作業は嫌いではありません。我家ではコレをテトリスと言っています。

 

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シーズンオフなので貸切です。ココはテントエリア。スウェーデンのキャンプ場はほとんどがキャンピングカーの為に存在します。どのキャンプ場も一応テント設営スペースがありますが、申し訳程度のところが多く、6〜8月は混みます。

なので我々はシーズンをずらして、静かな環境をエンジョイします。周りには誰もいないのでホントに静かです。風と波、鳥の音しかしません。水洗トイレやシャワー、キッチンもあるので連泊も問題無し。一泊200krで3000円なのでお金もほとんどかからず。費用対効果は抜群です。

 

ではでは。

屋根の上の箱

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車の屋根の上に箱を着けました。以前アウディに乗っていた時も箱を着けていて、とても便利だったので再び購入することに。

 

ところで、スウェーデン語でTakboxといいます。Takは屋根。Boxだけ何故か英語。レールはTakräckeといいräckeはレールの意味。

 


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ただ、新品だと高いので今回はFacebookのMarket Placeで探しました。数ヶ月間、良いものが出て来るまで待ち続け、まずは先月、レールだけ購入。これが1200kr (18000円)。

 


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そして箱は今週ついに見つけて3000kr (45000円)。合わせて4200kr (63000円)でした!

 


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新品で買うと、レールが4350kr (65000円)で、箱が7440kr (116 000円)でした。合わせて11790kr (176850円)。

三分の一に抑えられました!

 


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320Lでちょうどいい大きさです。風切音もほとんど気になりません。箱を開けると130km/hまでしか出しちゃダメよと記載がありますが、スウェーデンの高速道路は120km/hまでしか出せないのでそもそもアレなんですが、実際のところどうなのかなーと気になるところ。

高速道路でこの箱が急に飛んでいったら怖いですよねー。

 

しかし、箱があるので、これで猫を連れてキャンプに行くのも楽になります。スキーも積めるので車内がビショビショになりません。

 

ではでは

 

フランスのEVが来ました

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車がコロコロと変わる我家ですが、今度はフランスのEVが来ました。

 

ルノー…いや、プジョーのe 2008というモデルです。50kWhのバッテリーなので走行距離も長めです。カタログでは320kmということになっていますが、これはドライブモードをエコにしてエアコンも切って気温が20℃ぐらいで条件が完璧に揃った時の話なので、実際は80%ぐらいと見込むべきでしょう。真冬は50%ぐらいと思っていれば間違いないでしょう。

 

とにかく、以前のホンダeよりだいぶいいですね。

 

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メーター周り。まあ見やすいですね。BMWの方が全然いいけど。

 


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インテリア、悪くありません!BMWに負けず劣らず、頑張ってますね。

ただ、走り出すとやっぱりロードノイズがうるさいし、トルクは無いわ馬力もないわでまあつまらん。仕方ないですよね。そもそもBMWなんかと比較すること自体がアホらしい。

 

さて、何故2台目の車が必要になったか、それは私が転職をするからです。これまでは勤務先が近かったので車は一台で何とかやりくりできていましたが、今度の勤務先はちょっと離れます。

 

というわけでまた2台体制…泣

車って金食うんで一台だけにしたかったんですけどねぇ。仕方ありません。

 

でもってこのルノー、いや、プジョーは買っていません。リースです。一年契約で保険、冬タイヤ、点検整備込み、更に走行距離無制限!これで月々4790kr(71850円)は安い!

 

走行距離が無制限というのは素晴らしい。普通はリースだと三年契約で30000kmまでなんです。それ以降はペナルティが発生します。郊外に住んでる我々家族は一年で10000kmじゃ全く足りなくて、20000kmは必要です。となると通常のリースだとかなりの額のペナルティを払うことになります。超過分は10kmで12kr(180円)なので、仮に30000km超過だと36000krで54万円!になります。

 

そもそも三年は長過ぎます。向こう三年で何も大きな変化が無い!と断言できればいいのですが、現に前回ホンダを三年リースしたところ、ウクライナで戦争が始まり物価だの金利が上昇し家計が大ピンチとなり、当時乗ってたアウディを手放す羽目になりました。

 

なもんで今回は前回の反省を生かし、短期間で乗り放題としました。

 

いやー、いいですよ、走行距離無制限って。こんなのあるんだーって感じです。変な詐欺じゃないといいんですけどね。

 

でも大丈夫です。実は3〜4年前にテスラのモデル3を同じ会社から2ヶ月だけサブスクで借りた事があって、全く問題ありませんでした。なもんで大丈夫でしょう!

 

しかし、何故走行距離無制限なのか。これじゃ私が一年でめちゃくちゃに乗り潰したらどうするんでしょうね。おそらく、昨今のEV需要の落ち込みで供給過剰な状態になっているんだと思います。ただただ在庫として抱えているよりは、リースでも何でもいいから少しでも売上を得たいのかなと。

 

さて、気になる充電ですが、ホンダeもBMWも家では単相でしか充電できません。なのでせいぜい2kWしか出ないんです。バッテリー容量は小さいけど、単相でちまちま充電するんでBMWは空っぽから充電すると6時間ほどかかります。

 

ところが!今回のルノー、いや、プジョーはなんと三相交流でドカン!と充電できちゃいます!!

 

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すげー!10.6kWも出ちゃってます。工場かよ!笑

 

昨晩、残量20%から充電開始して4時間で100%になりました。素晴らしい。夜中の電気代がほぼ無料の時間帯に一気に充電するんでマジで安いッス。

 

というわけで大満足。まだ2週間しか乗ってないんですけどね。ちょっと遠出もしてみたし、使い勝手はかなり良いです。街中を走っていて同じ車とよくすれ違うし、そこそこ売れてる印象です。大きさもちょうどいいし売れる理由が分かります。何というか、余計なことをしていないって感じです。

 

EVって目新しさを追求したいのか謎ですが、ドアノブが面倒くさかったり、風変わりなことをやってくれてますけど、ああいうの全部いらないです。普通でいいんだよ!!!

 

というわけで、向こう一年はドイツとフランスの2台体制でやっていきます。スウェーデンの日本人が住む家にドイツとフランスの車。よく分かりませんね。

 

ではでは