スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

2024年を振り返る

スウェーデンに移住して以来、毎年大晦日に同じタイトルでブログを書いてきましたが、今回はこれで9回目となります。スウェーデン生活も来年はいよいよ節目となる10年目に突入します。ひぇ~、あっという間。

 

これまではランキング形式で書いてきましたが、今年はたくさんの出来事があったので時系列で振り返ります。

 

<1月>

妻が転職!自宅近くのプレスクールで保育士として転職しました。以前は隣町のプレスクールだった為、通勤に時間がかかっていましたが、通勤時間が大幅に短縮され、家族みんなにとって良い変化となりました。

 

何より素晴らしいのは一年が経過した今、妻は毎日生き生きと働けていることです。これは当たり前のことではないんですよね。

 

 

<2月>

我が家に猫が来ました。

猫!! - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

 

 

<3月>

愛車BMW 330eの納車。そういえば10年前も東京で同じ白い3シリーズに乗っていました。車に興味が無ければこんなに高い車をわざわざ買う必要が無かったのですが、残念ながら車好きという思考は変えようがないので仕方がありません。

ただ、毎日家の窓から見える愛車を眺めながら飲むコーヒーは最高です。日々味わえる小さな幸せの為にこの車を手放せません。


車!! - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ



 

 

<4月>

ん~、何かあったかな。特に無し。

 

 

<5月>

出張で日本に行ったぐらいで他は特に無し。

 

 

<6月>

子供たちの終了式。長女は4年生を終え、次女は0年生を終了。なんと、長女は学年の最優秀生徒に選ばれました。成績優秀だけでなく、模範となる生徒が各学年から一人ずつ選ばれるのですが、4年生はなんとウチの子でビックリ。

 

 

<7月>

夏の家族旅行。これは非常に楽しかった。スウェーデンの山、ノルウェーのフィヨルド。これを巡る長距離の車での旅でした。

また、妻は一人で日本へ帰国。4年半ぶりの日本をエンジョイしていました。

スウェーデンの山+ノルウェー旅行 - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

 

 

<8月>

私は8年半務めた会社の退職を決意。スウェーデンで初めての転職を決断しました。5月からリクルーターとのやりとりが始まり、熟考の末の決断でした。スウェーデンに移住して以来、これまでは突っ走るような人生でしたが、今回は決断までやたらと時間がかかり、7月の夏休み中は毎日グルグルと悩んでいました。

 

判断に時間がかかるようになってきました。スウェーデン移住後は新しすぎる環境に慣れるために防衛本能が働いていたというか、魔法がかかっていた状態で、辛いことさえも全てポジティブな方向に変換ができていましたが、スウェーデンで暮らすこと8年、ついに魔法が解けてしまい、気付けば周りのスウェーデン人と同じ愚痴をこぼして悩みを抱えるようになりました。

 

よく言えばスウェーデンに完全に馴染んだ、悪く言えば生きる目標を失った、といった感じです。この停滞感を打破するために決断をした転職でした。正直、停滞しているスウェーデン人もたくさんいる中、私は勇気ある決断をしたなーと自分で自分を褒めてあげたいです。前社での楽なポジション(裏を返せば腐った自分)を敢えて捨ててまで決断をしたことだったので全く後悔はしていません。定年まではあと20年以上あり、最後まで楽しく働く為には40過ぎで腐っている場合ではないのです。

 

 

<9月>

セカンドカーの契約。1年限定のリース契約で、なんと走行距離が無制限。月々の支払いは決して安くはありませんが、とにかく乗り放題なので、乗れば乗るほど得をします。転職後の職場が遠くなる為、夫婦それぞれで車が必要となり、出費がかさむのですが苦渋の決断・・・。ちなみに9月中旬の納車から年末までで10000km乗りました!酷使しております。

 

 

<10月>

特に無し。

 

 

<11月>

いよいよ転職後の初出社。入社後一週間でプロジェクトマネージャーとして必要な情報を社内で収集し整理できました。上司からは既に数年勤務経験がある雰囲気が出ていると言ってもらえました。社長や役員からも直接お褒めの言葉をいただいたりと、滑り出しはかなり好調です。ですが、これで転職は人生で3回目。社会人経験は20年ですし、スウェーデンでの転職は初めてとは言え、これぐらいできて当たり前でしょう。

 

ところで、転職のそもそもの狙いは、自動車業界で20年も過ごし、腐りかけた自分に活を入れるべく、業界まで変えて自分に試練を与えることだったのです。しかし、業界こそ変えたものの職種は同じプロジェクトマネージャーで、結局やることは全く一緒なので思いのほか早く慣れてしまいました。社内での会話、やりとりも前社と全く同じ。予算を立てて管理し、社内リソース問題と付き合い、客先の要求を整理し、社内政治を調整するのは会社が変わっても全く同じなんです。

 

思い返せばホンダからBMW Japanへ転職した時も飲み込みが早いと言われました。前社では国をまたぐ転職でしたが、その際も”Self going”という表現をされ、勝手に必要なものを見つけて自分でものにしていってくれるので上司としてノーメンテで助かる、と言われたことを思い出しました。

 

そういえば、ホンダに居たころ、当時20代でしたが、会議の議事録をとると周りから褒められました。どうやら物事を整理し、まとめる才能があるのかもしれません。いや、この才能があるんです。40過ぎて自分の才能や強みに気付けていないって逆にヤバいですよね。

 

プロジェクトマネージャーは状況を整理して会社としての方向性を正していくのが任務なので、まさに天職と言えます。この仕事、職種に出会えてよかったと心の底から思えるのは幸せなことだなと思います。自分の才能や強みが分かり、それを生かせる仕事に就けるのは素晴らしいこと。

 

しかし、これは自身の才能や強みがすげ~!という話よりも、日本人として当たり前の働き方をしているだけなんです。日本人は世界一責任感の強い国民性なので、普通に働くだけで褒めてもらえます。ただ、外国文化目線で自分を客観視できていないとダメなんです。この辺りの詳しい話はまた別途書こうかなと思っています。

 

とにかく、スウェーデンでも転職を経験したので、将来子供が転職を考えているときに少しは相談に乗れるでしょうし、何より人生の幅が広がりました。今年はこれが私にとっての一番の刺激となったのは間違いありません。

 

 

<12月>

家族でスキー旅行へ。次女がスキーを滑れるようになってきました。これで長女と私と3人で滑れるようになり感無量。妻は一昨年人生初のスキーに挑戦しギブアップ。麓のカフェでお勉強をしていました。これから毎年冬休みはスキー旅行を計画することにしました。予算を捻出しないと。

 

 

来年はスウェーデン生活10年目。節目の年となります。良い一年になるといいな。

 

というわけで、よいお年を~。

って、これを書いてるのは大晦日の22:30で、日本は既に元旦の06:30なんですけどね。

 

ではでは。

キャンプ

今日は家から30分のキャンプ場に来ています。10月初旬ですが、ストックホルムは寒い時だと氷点下まで下がるので寒い寒い。

 

案の定、夜中に寒くなって起きてしまったので薪ストーブを点火。寝られなくなったのでコレを書いてます。

 

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ここには年に数回来ます。春と秋が多いですね。数年前は毎月来ていました。4年前のコロナ元年が初めてで、かれこれ20回ぐらい来てます。キャンプ場の管理人というか、主さんとも顔見知りの仲となり、いつも笑顔で出迎えてくれます。

 

テントの中で薪ストーブを炊いてポカポカの中、お喋りしたりウノをやったりします。

家にいるとアップル製品、テレビ、パソコンから離れられないので時折こうして強制的にデジタル社会と隔離します。子供達は家にいるとiPadの取り合いになったりですぐに喧嘩してばかりなもんで…

で、ブログ書いてんのかい!となりますが、さすがに夜中に一人で薪ストーブの見張りをやってる間ぐらいはいいでしょう。

 

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猫さんも一緒です。私の水が入ったコップに頭を突っ込んで一生懸命飲んでます。自分の水があるのに何故か人間のものを欲しがります。

 

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猫はこんな風にして運んでいます。屋根上の箱に色々と入るのでこれでも何とか収まります。

 

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巻ストーブがメラメラ。テントの中が暖かくなり、現在朝の5時で外の気温は8℃ですが、テント内ではTシャツ一枚で過ごせます。

ただし、薪を20分おきぐらいに追加し続けないとすぐに寒くなります。また、数時間ぶっ続けでやるのもよくなくて、あまり長時間使うと薪ストーブの寿命が短くなります。最終的には穴が空きます。薪の量や火力を調整しないといけません。

 

今回は車を脇に停められるオートキャンプですが、今年からは我々は登山のキャンプにもチャレンジしました。装備はほとんどが兼用できないもので、テントやら寝袋やらはまた買い直し。ヤレヤレ。でもやってみてよかったです。

 

私は幼い頃から家族でオートキャンプによく行っていたのもあり、自分に家族ができたらキャンプに行きたいと漠然と思っていました。なので今、こうして妻と子供2人とキャンプができて幸せです。

 

ただ、私以外の3人はなかなか積極的にキャンプを行こうとせず、私がキャンプへ行こう!と言い出してもあまり乗り気ではありません。11歳の長女にいたっては、家に一人でいたいと言い出す始末。

 

ところが、いざキャンプ場へ来てみるとみんな「来て良かった」と言います。毎回同じです。子供達は喧嘩せず、近くのブランコやら砂場で遊んでくれるし、妻はボケっと湖を眺めながら溜め息をついています。

 

私はテントを貼ったり、食事の支度をしたりと、もろもろの作業がなかなか終わらないので延々とウロチョロしていますが、これが楽しいんです。

 

お片付けは面倒ですけどね。それでも車に綺麗に詰めていく作業は嫌いではありません。我家ではコレをテトリスと言っています。

 

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シーズンオフなので貸切です。ココはテントエリア。スウェーデンのキャンプ場はほとんどがキャンピングカーの為に存在します。どのキャンプ場も一応テント設営スペースがありますが、申し訳程度のところが多く、6〜8月は混みます。

なので我々はシーズンをずらして、静かな環境をエンジョイします。周りには誰もいないのでホントに静かです。風と波、鳥の音しかしません。水洗トイレやシャワー、キッチンもあるので連泊も問題無し。一泊200krで3000円なのでお金もほとんどかからず。費用対効果は抜群です。

 

ではでは。

屋根の上の箱

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車の屋根の上に箱を着けました。以前アウディに乗っていた時も箱を着けていて、とても便利だったので再び購入することに。

 

ところで、スウェーデン語でTakboxといいます。Takは屋根。Boxだけ何故か英語。レールはTakräckeといいräckeはレールの意味。

 


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ただ、新品だと高いので今回はFacebookのMarket Placeで探しました。数ヶ月間、良いものが出て来るまで待ち続け、まずは先月、レールだけ購入。これが1200kr (18000円)。

 


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そして箱は今週ついに見つけて3000kr (45000円)。合わせて4200kr (63000円)でした!

 


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新品で買うと、レールが4350kr (65000円)で、箱が7440kr (116 000円)でした。合わせて11790kr (176850円)。

三分の一に抑えられました!

 


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320Lでちょうどいい大きさです。風切音もほとんど気になりません。箱を開けると130km/hまでしか出しちゃダメよと記載がありますが、スウェーデンの高速道路は120km/hまでしか出せないのでそもそもアレなんですが、実際のところどうなのかなーと気になるところ。

高速道路でこの箱が急に飛んでいったら怖いですよねー。

 

しかし、箱があるので、これで猫を連れてキャンプに行くのも楽になります。スキーも積めるので車内がビショビショになりません。

 

ではでは

 

フランスのEVが来ました

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車がコロコロと変わる我家ですが、今度はフランスのEVが来ました。

 

ルノー…いや、プジョーのe 2008というモデルです。50kWhのバッテリーなので走行距離も長めです。カタログでは320kmということになっていますが、これはドライブモードをエコにしてエアコンも切って気温が20℃ぐらいで条件が完璧に揃った時の話なので、実際は80%ぐらいと見込むべきでしょう。真冬は50%ぐらいと思っていれば間違いないでしょう。

 

とにかく、以前のホンダeよりだいぶいいですね。

 

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メーター周り。まあ見やすいですね。BMWの方が全然いいけど。

 


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インテリア、悪くありません!BMWに負けず劣らず、頑張ってますね。

ただ、走り出すとやっぱりロードノイズがうるさいし、トルクは無いわ馬力もないわでまあつまらん。仕方ないですよね。そもそもBMWなんかと比較すること自体がアホらしい。

 

さて、何故2台目の車が必要になったか、それは私が転職をするからです。これまでは勤務先が近かったので車は一台で何とかやりくりできていましたが、今度の勤務先はちょっと離れます。

 

というわけでまた2台体制…泣

車って金食うんで一台だけにしたかったんですけどねぇ。仕方ありません。

 

でもってこのルノー、いや、プジョーは買っていません。リースです。一年契約で保険、冬タイヤ、点検整備込み、更に走行距離無制限!これで月々4790kr(71850円)は安い!

 

走行距離が無制限というのは素晴らしい。普通はリースだと三年契約で30000kmまでなんです。それ以降はペナルティが発生します。郊外に住んでる我々家族は一年で10000kmじゃ全く足りなくて、20000kmは必要です。となると通常のリースだとかなりの額のペナルティを払うことになります。超過分は10kmで12kr(180円)なので、仮に30000km超過だと36000krで54万円!になります。

 

そもそも三年は長過ぎます。向こう三年で何も大きな変化が無い!と断言できればいいのですが、現に前回ホンダを三年リースしたところ、ウクライナで戦争が始まり物価だの金利が上昇し家計が大ピンチとなり、当時乗ってたアウディを手放す羽目になりました。

 

なもんで今回は前回の反省を生かし、短期間で乗り放題としました。

 

いやー、いいですよ、走行距離無制限って。こんなのあるんだーって感じです。変な詐欺じゃないといいんですけどね。

 

でも大丈夫です。実は3〜4年前にテスラのモデル3を同じ会社から2ヶ月だけサブスクで借りた事があって、全く問題ありませんでした。なもんで大丈夫でしょう!

 

しかし、何故走行距離無制限なのか。これじゃ私が一年でめちゃくちゃに乗り潰したらどうするんでしょうね。おそらく、昨今のEV需要の落ち込みで供給過剰な状態になっているんだと思います。ただただ在庫として抱えているよりは、リースでも何でもいいから少しでも売上を得たいのかなと。

 

さて、気になる充電ですが、ホンダeもBMWも家では単相でしか充電できません。なのでせいぜい2kWしか出ないんです。バッテリー容量は小さいけど、単相でちまちま充電するんでBMWは空っぽから充電すると6時間ほどかかります。

 

ところが!今回のルノー、いや、プジョーはなんと三相交流でドカン!と充電できちゃいます!!

 

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すげー!10.6kWも出ちゃってます。工場かよ!笑

 

昨晩、残量20%から充電開始して4時間で100%になりました。素晴らしい。夜中の電気代がほぼ無料の時間帯に一気に充電するんでマジで安いッス。

 

というわけで大満足。まだ2週間しか乗ってないんですけどね。ちょっと遠出もしてみたし、使い勝手はかなり良いです。街中を走っていて同じ車とよくすれ違うし、そこそこ売れてる印象です。大きさもちょうどいいし売れる理由が分かります。何というか、余計なことをしていないって感じです。

 

EVって目新しさを追求したいのか謎ですが、ドアノブが面倒くさかったり、風変わりなことをやってくれてますけど、ああいうの全部いらないです。普通でいいんだよ!!!

 

というわけで、向こう一年はドイツとフランスの2台体制でやっていきます。スウェーデンの日本人が住む家にドイツとフランスの車。よく分かりませんね。

 

ではでは

スウェーデンで転職します!

タイトルの通り、スウェーデンで転職をすることにしました。

 

YouTubeでもお話しています↓

 

 

 

日本に住んでいた時は新卒でホンダに入り設計を9年、その後BMW Japanへ転職し品質保証を経験し、現在の会社OHLINSへ転職すると同時に家族と共にスウェーデンへ移住をしたのがかれこれ8年半前となります。

 

スウェーデンに限らずEU加盟国へ移住するのであれば、労働許可が必要となります。厳密に言えばビザとは異なるのですが、ビザと言っても差し支えないでしょう。この労働許可というのはスウェーデンという国が発行するものであり、労働許可の申請を行うにはまずはスウェーデン企業との雇用契約が必要となります。

 

つまり、スウェーデンの会社が「スウェーデンで人を探したけど見つからない。日本にいいヤツがいたから雇いたい。スウェーデンの雇用機会を奪うことになるが、コイツ一人雇えば会社全体に利益を及ぼすので国にとっても良い事です!」と、国に申請し、国が許可を出せば晴れて労働許可を得てスウェーデンへ入国できるんです。

 

でないと観光ビザでの入国となり、90日までしか滞在できないし、社会保障は受けられないし、子供は学校にも通えないし・・・というわけです。

 

つまりつまり、今の我々のスウェーデンでの生活は、今の会社無くして成り立たなかったわけです。当然恩を感じています。が、8年半で十分恩返しもできたと思います。

 

ぶっちゃけ、もう疲れてきました。自動車業界に身を置いてかれこれ20年。

 

もういいって・・・

 

もうね、なんかワクワクしないんですよ。同じことの繰り返しだなって思うようになっちゃって。

 

今はプロジェクトマネージャーとしてチームを指揮する立場にありますが、まぁあれこれ色々と事件が起きてはそれを片付けるというのが私の任務です。まぁ本当は人・物・金の管理が主な任務のはずなのですが。

 

新たなプロジェクトを任されても、昔は日程を立てるのも苦労しましたし、事前に起きうる事件を予測することもできなかったので、毎日が困難の連続と言うか、とにかく飽きませんでした。

 

しかし、同じ業界に20年もいると、何か事件が起きてもすぐにオチが見えてしまうというか、良い言い方をすれば過去の経験と照らし合わせて着地点を探れるようになったというか、最近はどんな大きな事件が起きても右往左往しなくなっちゃったんです。

 

何か事件が起きた際、最近は正直、なんでこんなことでみんな騒いでいるんだろうと、自分の過去の苦労を忘れてしまい、贅沢な悩みというか、刺激が足りなくなってしまったんです。あとはやはりホンダ(HRC)にいた最後の3年間が地獄の千本ノックのような毎日で、この修行を耐え抜いたのでもはや今の職場は天国のようなものなんです。

 

ホンダにいたころは長時間労働だし、毎日大変でしたが、今思うと刺激があったんだなーと。いや、世界選手権(MotoGP)用の一台何億円もするバイクの開発でしたから、その経験と比較するのはちょっと無理がありますね。あの頃のスピード感が懐かしいです。

 

日本でもスウェーデンでもこうして刺激が欲しくなった場合は上を目指せば良いと思います。同じ業界、会社内でも景色が変わって、新たなドラマを楽しめることでしょう。ですがそれ以前に私は上を目指して良いような器じゃないんですけどね。スウェーデンの偉い人は神様のような人格者だらけです。なので私には無理。

 

しかし、ふと思ったんです。現在43歳。定年まであと22年。確か65歳が定年だったはず・・・。あと20年以上あるんです!これまで20年なので実はまだ半分にも満たないんです!!こう考えたらゾッとしたんです。

 

残りの半分、仮に更に出世したとしてもこのまま自動車業界にいるのか!?そのドラマは本当に楽しいのか?既に飽きているのにこのままズルズルと居座るのか!?

 

正直、今の仕事は楽です。8年半も同じ会社にいれば人間関係はよく分かるし、自分のポジションも築いたし、みんな私のキャラを分かってくれているし。居心地は悪くないんです。というかとっても良いんです。いや、良過ぎるんです。だからダメなんです。

 

実は勤務評定も良いんです。俺すげーって話になっちゃいますが、プロジェクトマネージャーになってからの3年間、スウェーデンの会社では評価が給与の増え幅で行われるのですが、けっこうな勢いで増やしてもらいました。

 

スウェーデンの人達は言い訳ばかりでやり切らないんですよね(悪口w)。全員が全員こうではないのですが、私は与えられた任務は100%達成しようと努力しますし、それ以上の成果を出すのがそもそも当たり前だと思っています。このメンタリティ、日本人にとっては当たり前ですが、スウェーデンでは光るんですねぇ。電車が時間通りに来るのが当たり前の日本と、時間通りに来ないのが当たり前のスウェーデンって感じです。

 

みんな16時、17時で切り上げて帰っちゃいますからね。私は昼間の時間は会議やらソーシャルインタラクションと称した雑談に費やし、15時、16時に一度仕事を切り上げて、子供を迎えに行ったり夕飯を作ったりして、20時か21時頃からは一人でできる仕事を1~2時間、黙々とします。毎日じゃないですけどね。私はこれを夜勤と呼んでいるのですが、この夜勤は絶大な集中力を保てるんです。これをやることで、毎日メールの受信箱が空の状態で始まります。

 

スウェーデンの人はこんなことやりません。仕事は昼間。夜はプライベートときっちり分けます。でも私にとってはこれには無理があるよなーと思うんです。だって私のような立場の人って会議まみれの毎日の中、どうやって自分のタスクをこなすんでしょう?大変だろうなぁと思います。「未読メールが何百件もあるぜ!」とか言ってる人が私には理解できません。私は常にゼロなんで・・・つーか未読とかあり得ないって。そんなの減給処分にしろよって思っています。未読一通につきいくら、みたいな。

 

私は夜勤がある分、昼間はかなり余裕をぶっこいてます。急ぎの内容以外は夜やればいいやぁと思って放置。メールやチャットが来たら即レスします。尋常じゃない速さで返します。あとは社内をひたすらブラブラと歩き、いろんな人に話しかけます。すると困りごとを解決してあげたりできます。ほとんど働いている感覚すらありません。こんなんで給料が出るんだからいい身分だよなーと思っています。

 

なんでそんなに余裕ぶっこいてられんの?と時々同僚に聞かれますが、業界経験20年で夜勤をちょろっとやってるから、と答えています。スウェーデンの人達は業界をまたぐ転職をするのが普通なので、同じ業界で20年というのはなかなか珍しいのです。

 

しかし!この働き方にはもう飽きたんです。これをあと22年続けるのは無理です。

 

それに、プライベートも充実しちゃったんです。移住当初はろくな住宅ローンも組めず、狭いマンションに住んでいました。やがて妻が正社員として職を得たことでまともなローンが組めるようになり、今の家に引っ越せたのが2年前。この辺りから仕事にもすっかり慣れてきて、この先の人生を考えるようになってきたのです。

 

妻は正社員の保育士として毎日充実していますし、子供達も小学校へ元気よく通っています。これまでは家族みんなの生活基盤を整えるので精いっぱいでしたが、これらがみんな片付いてしまうと「やべー!やること無くなった!」という感覚に陥るもんなんですね。

 

なので今年は猫を飼ってみたりと人生にアクセントを付けようとしましたが、結局物足りず、転職という決断を下したわけです。

 

いや、俺、偉いなぁ。ストイックだわ。このままズルズルと同じ会社で働いた方が絶対に楽なのに。敢えて自分に試練を与えるんだから・・・。

 

というわけで〜、次は原子力業界へチャレンジします。今と同じプロジェクトマネージャー職となります。スウェーデンにある会社です。これ以上の内容は秘密なんです。数か国が絡むプロジェクトで、あまりベラベラと公にできる内容ではありません。ただ、面接で話を聞いた限り、非常にワクワクするお仕事です。

 

身辺調査も色々ありました。麻薬、アルコールのテスト。変な借金が無いか、ブラックリストに載っていないか。犯罪歴が無いか。などなど、普通の転職とはちょっと違いました。なのでこれらのテストと調査をクリアした私はとってもクリーンということが証明されました。

 

次の職場は11月から。この先の22年、突っ走れるようにまたゼロから学び直します。これまでの余裕をぶっこいた働き方は出来なくなるでしょう。YouTubeもブログもやってる場合じゃ無くなりますね。両方とも削除だか非公開にする予定です。本業に100%集中するべきです。当たり前です。

 

同じ会社に勤めて長い人、私のように腐ってしまった人はとっとと転職を考えましょう。起業でもいいでしょう。全てを投げ出して世界一周旅行でもいいでしょう。

 

人生は一度きり!腐っている暇などないんです。

 

ではでは

Broil King!!!が我家に来ました!

なんのこっちゃ。Broil Kingとはバーベキューグリルのメーカーです。

 

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コレのことですね。ガスのヤツです。

 

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この左手に置いてあるボンベがガスです。これで10リッター。値段が1800krで約27000円!高!!

 

使い方や頻度にもよりますが、これで1〜1.5シーズンは持つそうです。

 

でも、高いのは最初だけで、ガスが無くなったら空のボンベを戻して新しいのと交換します。それだと500krぐらいなので7500円。これで1〜1.5シーズン行けるなら全然OKです。

 

これまでは炭火焼き用グリルを使っていました。しょっちゅう炭を買っていたのでランニングコストとしてはさほど変わらないと思います。

 

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こんなヤツ。


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これはコレで美味しく焼けるんですけどねぇ。

 

グリル自体はFacebookのMarket placeで1500krで買いました。22500円ってことですね。ガスのが高いじゃん!

 

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ホームセンターで売られている新品価格が5495krなので82000円。だいぶお買い得でした。

 

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帰宅後、早速庭に置いてみる。そりゃ中古なもんで、多少の使用感はありますが、まだまだ使えますし全く問題無し!

 

ガスボンベとの接続の仕方をググり、早速点火してみました。

 

ボッ!と言う音と共にあっという間に火が着いて幸せ。ま、当たり前なんですけどね。

 

スウェーデンのキッチンてオール電化なんですよ。極々一部の家庭ではガスを使っていますが、ほぼ100%電化です。

 

なのでガスって新鮮ですよね。キャンプでは使っていますけども、それはまた別の話。

 

ずーーーっと探してたんですよ、ガスのグリル。スウェーデンに8年前に移住してきてからずーっと家を買って庭にガスグリルを置くことを夢見てきました。なんかかっこいいんですよ、ガスのグリルって。メカメカしくて。

 

当初は狭いマンション暮らし(と言っても75平米)だったもので、こんなものを置く余裕はなかったのですが、一昨年にこの家に引越してきてからは本格的に探していて、Market Placeを延々と眺めていたんです。新品だと高いもんで。

これまで買おうとしてもタッチの差で遅かったり、そもそも状態が良くて値段がお手頃のものがなかなか出てこなくて…。そして今朝見つけたんです。朝の06:30に連絡して、引取りに行ったのが09:00まさに即決。

 

 

ですが、そもそも、何故ガスグリルがそんなに欲しいのか?答えは単純で、炭って火を付けて温度が上がるまでに時間がかかるのが一つ。手間もかかります。それに火加減の調整ができません。なのでいつかはガスグリルが欲しいなぁと思いつつなかなか手が出ませんでした。

 

スウェーデンの家庭ではガスグリルはかなり定番アイテムで、集合住宅のバルコニーで使っている人も多くいます。

日本でやったら臭いとか言われちゃいますよね。そもそも管理組合の規約で禁止されていますよね。んー、なんだかね。ギスギスしてますよね、日本はホントに。他人の贅沢は許さねー!みたいな。まぁ洗濯物をベランダに干すのでねぇ、確かに匂いが着くのは勘弁ですけどね。

こちらは主に乾燥機ですし、我家は年中家の中に干してますし、それで十分乾くんですよね。ジメジメする季節がないもんで。

 

というわけで念願のアイテム、ガスグリルが手に入って喜んでおります。

 

ちなみにガスグリルのことをGasolgrillといいます。ガスボンベはGasoltub。ガソールってなんなんだろ。Gasまではいいんだけど、olってなんぞや?はてはて。

 

さぁ、今夜は鶏肉を焼いてみまーす。ワクワク。

スウェーデンの山+ノルウェー旅行

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Geirangerはノルウェーの有名なフィヨルドの一つ

 

今年の夏休みは例年よりも更に長く44連休。7月の頭から8月中旬までの6週間、ぶっ続けで有給休暇となります。

現在4週が経過し、残り2週間となりましたが、もはや仕事の事は記憶になく、働く日が待ち遠しいと言うか妙に新鮮な気持ちです。働くってなんだっけ…?といった感覚です。

さすがに6週間は長過ぎたなぁと感じています。4週間でちょうど良かったかな。

 

さてさて、妻も同じタイミングで夏休みが始まり、妻は一人で2週間弱日本へ行っていました。その間、いわゆるワンオペですが、子供達は10歳と7歳となり、キャンプに行ったり、ちょっと遠くのプールに行ったりと楽しく過ごせました。

思い返せば前回のワンオペは長女が4歳、次女が1歳になりたての育児休暇の頃で、この時は10日ほどワンオペをしましたが辛かった…

 

さてさて、本題となりますが、我々の夏休み後半はスウェーデンの山での登山とノルウェー旅行となりました。

全て車で巡りました。総走行距離2000kmちょっととなりましたが、こうして長距離移動をする為に良い車を選んだので超快適なドライブでした。私は運転する事が全く苦ではないので、車旅行、英語でRoad trip、スウェーデン語でBilresaとの相性は抜群です。

 

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BMW 330e プラグインハイブリッド。292馬力なのでノロノロした車がいたら一瞬で追い越せます。背景はGeiranger近くの氷河。

 

ちなみに我家の猫さんはお隣さん宅でお留守番。両隣のどちらも預かってくれるので気軽に旅行に行けます。

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<旅程>

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ストックホルム郊外の自宅を出て北上し、Sundsvallという街で休憩を挟み、そこから西の山奥へ。Östersundという街で一泊し、翌日からは更に西へ移動して登山。山の中で一泊し、下山したら山小屋付近でテントでもう一泊。

その後は西へ抜けてノルウェーの街、Trondheimへ。ここで友人宅を訪問し、3泊させてもらいました。

その後南下し、フィヨルドのGeirangerへ。ここで2泊し、最終日は14時間かけて自宅へ戻るという旅行になりました。

 

<初日>

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まずは荷造りと積込み。我家の車はしょっちゅう荷室がパンパンになります。以前の車では屋根上に箱をつけていましたが、燃費が悪化するし、使わない時の保管場所に困るので今のところは箱無しで頑張っています。

 

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朝の07:30に出発。休憩地点のSundsvallまでは高速道路を永遠と3時間北上するだけなのであっと言う間でした。一応街の高台へ行き、眺望を楽しみましたが、モタモタしてる暇もないのでさっさと移動。

 

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Östersundのホテルに着いたのが16時頃。ノンストップだと6時間のところ8.5時間かけてきました。休憩が合計2.5時間だったということ。Best Westernというチェーンですが、意外と安かった。一泊1200kr。日本円で18000円。これの倍はかかるかなと思っていたのでラッキー。てか、円安ヤバいな…

 

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夕飯は中心街にある激混みのイタリアン。予約無しで何とか入れました。混んでるだけあって美味しい。値段を気にせずデザートまで頼んだので1500krぐらい払いました。23000円ってことか。日本円にすると高い!と思いますが、スウェーデンクローナだとそこまだ高いと思わないんですよね。

 

<2日目>

ここからは写真が増えます。それだけ景色が素晴らしかったってこと。

 

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Jämtlandstriangelという有名な登山ルート。地図で見ると三角形の形をしていて、山小屋が三角形の頂点に3箇所あり、一辺が14〜19km。大人でも2泊3日が最短でも必要となります。


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休憩時。蚊が多いので子供達は蚊除けのネットを頭から被っています。我々は初めての本格登山なので、あまり無理をせず、数キロの地点でキャンプをする予定でした。


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吊り橋。揺れるのでちょっと怖かった。

 

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川の水は飲み放題。冷たくて美味しかった!お腹を壊すこともありませんでした。

 


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ところどころ雪が残っているので子供達は大喜び。

 


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食事はこんなヤツです。レトルトだったらドライライスの炒飯やら五目ご飯だったり。食料がリュックサックの場所をかなり取るんですよねー。

 


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橋を渡ったところが素敵だったのでテントを貼る事に。360度何もないところでキャンプ。

 


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翌朝は晴れていたので最高でした。しかしお片付けが大変。

 


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家族4人で記念撮影。今回は片道たったの3km、往復6kmでしたが、次回は全行程の42kmを制覇したいです。今回の登山で何が必要、不必要、体力や子供達の様子が分かったので自信が持てました。

 

<3日目>

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下山し、山小屋の脇で今度はファミリーテント泊。ここは川のすぐ横でロケーションとしては完璧!


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山小屋でビールを頂く。うまい。でも値段を見てビックリ130kr!2000円。マクドナルドのセットよりも高いwまぁ、山小屋価格ですからね、仕方ない。

 

 

<4日目>

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テントを片付けていよいよノルウェーへ向けて出発。道中、景色が素晴らしく頻繁に停車する羽目に。


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お腹が空いたのでバーガーやらケバブのレストランへ。この手のお店はストックホルムだと100%移民が働いていますが、ココは違っていわゆる白人のスウェーデン人がバーガーを焼いてくれました。新鮮。ちなみにこういう発言をするだけでスウェーデンでは人種差別的と捉えられます。国全体がリベラル色が強く、その中で右だの左だの言っていますが、日本と比べたら左と超左って感じです。極右と言われる政党がありますが、彼らの政策を日本人が聞いたら極右にはならず、何の違和感もないでしょう。スウェーデン国内では相対的に極右になるんですよねぇ、国全体が超左寄りなもんで。

とにかく、スウェーデンでの移民に関する話題はタブーという雰囲気はかなり行き過ぎている印象です。店で働いてる人が外国人だった、と言う会話に色んな背景や意味が詰まってしまう息苦しい社会だなーと個人的には感じます。まあそうは言っても私も移民の一人でガイジンですからね、色々思う事はありますが、この社会には感謝していることは間違いありません。移民の話題がタブーとなっているおかけで、我々に対する感情が表に出てこないだけなんです。人種差別をされた経験は本当に一度もありません。妻も子供達も同様です。ですが、これは飽くまでスウェーデン人が表に出していないだけなので、そこはありがたく思わないといけないな、ということです。

つまり、人種差別はあるんです。そういった感情は当然スウェーデン人にだってあります。それを表に出すのは恥ずかしい事というのがこの国の常識なんです。あとは、第二次大戦に巻き込まれなかったからなのか、性善説を信じている人が尋常じゃなく多いんです。それで大量の移民受け入れにつながっていったのかなと。端的に言うとこんな感じです。彼らの理屈も分からなくはないのですが、何せ性善説が強すぎて理解できず…

でも、ここ数年は移民政策の見直しをしています。左寄りの政党もその流れに乗っています。

政治の話はこの辺で。

 


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スウェーデンの山から2.5時間。友人宅のあるTrondheimへ到着。こんな眺めの家、ズルいって!

 

<5〜6日目>
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街の中心にある大聖堂。オルガン演奏を聴けました。

 


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街並み。晴れたら曇ったり天気がコロコロと変わります。

 


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友人宅近くにある幼稚園。高台の上にあるので眺めが良すぎ。長女が生まれたばかりの頃、東京の幼稚園をいくつか見て回りましたが、以下略…

とにかくスウェーデンというか北欧に移住してきて本当によかったなと思います。幼稚園やその他教育関連施設、学校は納得行く感じです。

 


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翌日はお祭りだったので、再び大聖堂付近を散策。お昼に食べたスープが美味しかったな。しかーしさすがノルウェー、高い!これで220krほど。3300円。屋台飯ですよ。ノルウェーはスウェーデンよりも更に物価が高くて、スイスに次いで世界で2番目に高い!?いや、カリフォルニアもヤバいのですが、とにかく物価高めです。

 


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傘が沢山。

 


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友人宅で頂いたTrondheimの郷土料理Sodd。材料の配分が法律で定められているぐらい地元の人のこだわりが強い料理です。羊のミートボールと、羊と牛を混ぜたミートボール。羊の骨を長時間煮込んで取った出汁。和食に近い味ですごーく美味しかったです。スウェーデンよりも料理が美味しい!というのが我々の感想です。

 


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友人カップルと記念撮影。しかし家からフィヨルドが見えるってズルい。私もこんな人生がよかった…

この方とはツイッターで知り合いました。出会いって素晴らしいですよね。ツイッターは2万人ほどフォロワーがいましたが、精神衛生上非常に良くないので辞めました。政治家やら有名人からもフォローされていて、そういった方々と繋がれるのは素晴らしいことですが、クソリプとかクソアカウントにいじられるのが大きなマイナス要因です。

 

<7〜8日目>

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友人に別れを告げ出発。Trondheimから南西方向へ6時間ほどでお目当てのGeirangerに着きます。道中、どんどん標高が高くなり景色も変わってきたので思わず休憩。


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Lomという街にある、ノルウェーで一番美味しいパン屋さんでピザを食す。パンを買いたかったけど、到着した16時では既に売り切れ。とほほ。

 


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道中の休憩時の写真。あー、素敵な景色。

 


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こうしてちょいちょい止まってばかりでした。景色があまりにも素敵なもので。

 


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そして、ココがGeiranger。湖に見えるけど海です。フィヨルドの定義は氷河で削られた地形なんですって。海じゃないとフィヨルドではないらしい。ココを下って海のすぐ脇でキャンプします。


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キャンプ場はこんな感じ。眺めヤバい。

 

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我家のキャンプ史上、最高のロケーション。登山でのキャンプは別です。車のキャンプの話。

 


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この景色と愛車を眺めながらビール飲みました。こういうのが幸せだと思ってます。

 


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記念撮影。ここはまた来るぞ。

 

<9日目>

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Geirangerから自宅までは11時間かかります。休憩で3〜4時間考慮すると14〜5時間かかるでしょう。まぁ向こう2週間何も予定が無いので急ぐ必要はありません。最悪どこかでテントを貼って野宿する計画です。

 


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しかし、道中に出てくる湖が素敵な色。数日前に同じ道を通ったけど、その時はこんな色じゃなかったんだけどな…日によって色が変わるみたいです。

 


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ココはリレハンメル。1994年の冬季五輪を開催した都市です。Lillehammerと書いて、Lille=小さなHammer=ハンマーという意味なんですね。カタカナで表記すると情報が伝わらなくなるので私はアルファベット表記にこだわっています。

 

車があまりにも快適なせいか、無事に14時間後には自宅に着きました。我家では車をこういう風に使うので、やっぱり日本車には乗れないんですよね。用途が違うというか。欧州車、特にドイツのプレミアムブランドは大陸移動用に設計されていると言っても過言ではなくて、長距離を乗っても疲れにくいし、何より操安性が抜群。乗ってて楽しいんです。対して日本車は豆腐みたいな車体でふにゃふにゃしてるんですよ。これが悪いわけではなくて、日本のような短距離移動で渋滞だらけならこうなるよなって感じです。なので、東京な住んでいたらドイツ車は乗らないでしょう。その昔乗っていましたが…

 

最後に今回の旅行で得られたノウハウ。

 

・子供達には各自ノイズキャンセリングのヘッドホンを与えたのが効果絶大でした。車内ではいつも喧嘩しているので。

 

・ロードトリップはGoogleマップが表示するノンストップの時間に3〜40%を休憩時間として上乗せするのが現実的。

 

・あとは〜、何かあったかな。思い出したら更新します。

 

来年はどこへ行こうかなー。ドイツに行きたいんだよなー。