今回は、全5章の内の第4章になります。
具体的で現実的な海外企業の求人を探す方法となります。
すげー簡単です。30秒もかかりません。
海外企業の求人を掘り当てるには
何度も書きますが、非常に簡単です。
日本のリクルート社のように、転職をサポートしてくれる会社は世界中に存在します。彼らをJob Agentと言います。また、日本にも支社を持っている海外の企業も少なくありません。外資系Job Agentと呼べば分かりやすいですかね。
有名なところですと、Michael PageやRanstadなどになります。ですが、外資系Job Agentの門を叩いても海外企業の求人情報を得る事はできません(詳細は後述)。
なので、海外企業の求人情報を見たければ、Job Agent日本支社のURLの「jp」の部分を自分が興味のある国に置き換えてしまえば良いのです。スウェーデンなら「se」、ドイツなら「de」。たったこれだけです。
面倒なら↓のように検索しても大丈夫です。
実際にアクセスしてみた結果がこちら↓。英語の切り替えが出きればラッキーです。トップページで業種やエリアを絞って検索ができます。
例えば、↓はスウェーデン国内で"Engineering & Supply Chain”で検索をした結果です。これでVolvoを初めとした求人に出くわします。あら簡単。
あとは担当者とコンタクトをし、CVを送り付けましょう。
CV詳細はブログ前号を参照↓
http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2016/09/25/184427
現地の担当は日本に住んでいる日本人からコンタクトがあるとけっこう驚きます。それだけ珍しいことなのでしょう。
いやー、簡単簡単!
世界各国の求人情報を眺めているだけでもワクワクしきますよ(^^)
LinkedInはかなり使える!
転職活動SNSとでも言いましょうか、LinkedInを活用する手もあります。日本だとあまり転職活動をおおっぴらにできない風潮があるので、LinkedInをやっているだけで、
「アイツ転職したがってるぅ!」
と思われてしまうかもしれません。であれば、偽名でも何でも良いのでとにかくアカウントを作りましょう。
ポイントは現在の居住地を自分の興味のある国に設定してしまうことです。きっとLinkedInは登録してある職業や地域に合わせてユーザーに最適な求人情報を提供してくれます。私も、居住地をスウェーデンに変えた途端に、求人情報が全てスウェーデン国内のものに変りました。
私のLinkedInのキャプチャ画面がこちら↓。
上記2つの方法はオススメです。無料かつ時間もかかりません。是非是非試してみて下さい。
これ以外にも色々と求人情報をつかむ方法があると思います。ですが、海外での求人探しの前に、そもそも日本の転職市場がどうなっているのかを知っておいた方が良いでしょう。ただし、これは私の経験による、偏った見方であることを予めご了承下さい。
海外企業の求人に辿りつかないパターン1 天下のリクルート様!
これは最も王道だと思いますが、転職時はリクナビNEXTを初めとした大手人材斡旋業者さんのお世話になるのが定番でしょう。ただ、実際に求人情報を持っているのはリクルートと契約を結んでいる小さな企業となります。それらの企業には個々に得意領域があり、特定の業界に強いとか、外資系に強いとか色々とあります。
日本国内での転職活動であれば、このパターンが最も有効だと思いますが、海外での求人探しではこのやり方だとほぼ不可能でしょう。彼らの主戦場は日本国内であり、海外の求人は持っていないことはないですが、海外とひとえに言っても色んな地域がある訳で、彼らの得意とするのはアジアを中心とした海外企業(おそらく日系のアジア支社での現地採用とか!?)が多いので、欧米での職探しには適していません。逆に言えばアジアでの職探しはこの方法も有効でしょう。
なので、「北欧やドイツで仕事がしたい」なんて伝えるとピタリと連絡が来なくなります。
海外企業の求人に辿りつかないパターン2 外資系人材斡旋業者
パターン1よりかは可能性はありそうですね。しかし、海外の求人情報は各国の支社にばら撒かれています。当然と言えば当然の話で、日本支社には日本国内の求人、スウェーデン支社にはスウェーデン国内の求人、ドイツ支社ならドイツ、と、国ごとの縦割り組織となっているようです。
私も実際に日本法人の彼らとコンタクトを取ったことがあるのですが、私には彼らの横のつながりが見えませんでした。こういったJob Agentの日本支社で働いている方々(外人率高い)は何故かクライアントを海外の他の支社とつなげてくれようとしないのです。私の勝手な憶測ですが、海外支社に紹介してしまうと自分の点数にならないのかなぁ・・・。海外企業が希望と伝えても、日本国内の外資系企業をゴリ押ししてくるのでウンザリした記憶があります。
さて、簡潔ですが、本日はこの辺で。
次回はいよいよ最終章、面接について書いてみます。