スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンで家を買うにはどうしたらいいの?

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

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↑朝焼けです。ついぼーっと見てしまいます。

 

 

さて!スウェーデンで家を買うには、不動産屋に相談しても良いのですが、多くの人がHemnet→https://www.hemnet.se/で家探しをします。
(適当に条件を入れて検索してみてください)

 

日本でいうスーモとかそういったヤツです。

 

 

日本と異なる点は、スウェーデンの家は入札制度となっているところです。


ですからHemnetに記載されている値段は入札開始価格なので、人気物件となれば価格は青天井。


ですが一般的には+10〜20%に落ち着くと言われています。

 

ネットで公開された物件は、オープンハウスの日時が指定してあり(だいたい土日)、アポ無しでフラフラっと訪ねて良くて、内覧をしたらそのまま入札開始!の場合もありますし、遅くとも数日後に始まります。

 

 

考える暇もありません。


どうかと思いますね、コレは。

 

 

ちなみに入札はスマホがあればどこからでもできます。ホント、ヤフーオークションのような感じです。

 

また、入札に参加するにはLånelöfteと言って、銀行から融資可能な額のお墨付きをもらっておかないといけません。

 

落札したがお金の工面ができません、では洒落になりませんからね。

 

 

我々のような移民に対しては、オーナーや不動産屋がLånefteを持っているのか聞いてくることもあると思います。

 

売主が「そもそもあんたローン組めるんかい!」て思うのは当然の話ですからね。

 

 ◾︎

 

ここでマル秘テクニック!

 

オープンハウスまで待たずに事前に交渉しちゃうんです。


私もコレをやりました。

 

良い物件ほど、オープンハウスに行ってみたら

 

「あーごめんもう売れちゃった!」

 

っていうパターンがけっこう多いので、私は急いで銀行との話を進めながらオーナーと直接交渉に挑みました。

 

まぁ腹の探り合いのようなことはなく、オーナーが提示した金額が私の許容範囲内であったのでその場で即決です。

 

その日は握手して帰宅。

数日後に不動産屋が用意した契約書にサインし、手付金10%を不動産屋に振り込んだ時点でネットから広告が消えます。

 

オープンハウスまでに間に合ってよかった…

事前交渉及び契約が長引いて競売までかかってしまうと当然ダメなんですね。

 

しかし、今回家を買ってみて驚いたのが、今日の今まで一度も不動産屋にも銀行にも会っていないんです。

 

不動産屋とは事前に見にいきたいと伝えるべく電話で一度話しただけ。

 

そしたら売主の電話番号を教えてきました。

 

マジかよ…

 

なもんで、売主と直接やりとりしました。

 

とっても良い人なので全く問題ありませんでした。


銀行とは電話が2回、あとはメールのやりとりのみです。

 

日本だと家を買う時って契約書とか重要事項説明を宅地建物取引業法の資格を持った人が延々と読んでいくじゃないですか((いや、重要なのは分かっていますよ)。

 

これに相当する契約書の読み合わせも、私と売主のみでやりました。


スウェーデン語の契約書なので私は事前に英訳しておいて疑問点もなかったのでスムーズに終えました。


最後に書類にサインをして不動産屋と銀行に送っておしまい…

 

まぁこの不動産屋はスウェーデンでも特殊なようで、オンラインでのサポートのみで売主の負担が大きい代わりに不動産屋に払う金額も抑えられるようです。

 

確かに、東京でマンションを売るの不動産屋に払う手数料って3%だったんですけど、高いなって思いましたよ。


しかも日本だと買主からも3%取るのがお約束のようです。これは私は理解できませんでした。


まあ、売る側だったのでとやかく言いませんでしたが。


スウェーデンでは買主からはもちろん0%。

 

スウェーデンであっても、普通の不動産屋であれば事あるごとに担当者が登場するようです。

 

ですが周りに話を聞くと、このオンライン型不動産屋を利用する人が増えているようです。

 

なんかもう、家を買うのが車より簡単です。

と、スウェーデンではこんな感じで家を買います。

 

これで家シリーズの連載は終了です!

 

明日はスウェーデンに移住して丸一年が経過するので振り返ってみます。

 

ではでは。