スウェーデンに移住した36歳妻子持ちエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

3週間の日本滞在よりスウェーデンへ帰国

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABで自動車用サスペンションを開発するエンジニア、36歳、二児の父親です。

 

11月5日から24日までの3週間を家族全員(私、妻、四歳長女、5ヶ月次女)で日本で過ごしており、昨日スウェーデンへ帰国しました。f:id:sverigeyoshi:20171126152716j:plain

残念!雪は降ってなかった・・・。でも霜が降りていますね。寒い寒い。

 

f:id:sverigeyoshi:20171126154656j:plain

帰宅後すぐに家の中を冬仕様に切り替え。星の飾りは本当は来週末からが正しいタイミング。

 

f:id:sverigeyoshi:20171126154955j:plain

リビング、反対側。

 

さて、今回の休みは11月の中旬に親戚の結婚式があった為、その前後に休みをくっつけて3週間としました。

 

今回の休みというのは長女の分の育児休暇で、有給休暇とはまた別。この間の所得は社会保険庁より約8割が保証されます。

 

事前に社会保険庁のアプリから簡単に申請ができ、早速昨日振り込まれておりました。

 

私が今年取得した(+これから取得する)休暇は、有給休暇6週間、次女の産後休暇2週間、長女の分の育児休暇3週間で合わせて11週間=55日です。

(権利としてはもっと取ることも可能)

 

また、来年の7月〜10月の4ヶ月は次女の分の育児休暇を取ります。

 

スウェーデンの小さな子を持つ親はだいたいこんな感じです。

詳細は過去のブログエントリーを参照下さい。

 

スウェーデンではこの時期に年間の休暇計画を立てる。今年の休暇は有休+育休で55日! - スウェーデンに移住した36歳妻子持ちエンジニアのブログ

 

---

 

ところで、日本滞在中には色々な講演会等を行いました。

 

 

「スウェーデンへ家族で移住したエンジニアが語るサラリーマンが海外へ転職する方法」

 

主催:インフォバーン(渋谷)

 

普段私が記事を寄稿しているライフハッカー[日本版]さんとの企画でした。

 

定員を超える60名ほどにお越しいただき、普段より私の記事やブログを読んでくださっていることもあって、最後の質疑応答は予定を大幅に超え、参加者の熱意が伝わってきました。

 

まず、過去に公開した記事に沿って海外での転職活動における具体的手順や注意点を私からお話させていただきました。

 

 

家族の幸せのためにスウェーデンに移住したエンジニアが実践した「海外企業へ転職するための具体的なステップ」

https://www.lifehacker.jp/2017/04/170425_sweden_yoshizawa.html

 

その後、いただいた質問の中で日本社会の核心を突くものがあったのでここで紹介しておきます。

 

Q. スウェーデン社会は従業員がしょっちゅう会社を休むようだが、それで本当に会社は回るのか?

 

A. 社会の速度や仕組みが日本とスウェーデンとで根本的に異なる。

 

具体的には、、、

 

日本→社員は何が何でも出社する、各個人が120%出し切れば必ず良い結果が出る(と信じている)、上司・次工程・お客さん・取引先がそれを望んでいる

 

スウェーデン→社員は自身や子供の体調不良等で時々休む、各個人は現実的な範囲での成果を出せば良い、みんながそれを理解している

 

120%で頑張ることが美徳とされる日本は、今後どれだけある程度の現実的なところで線を引けるかがポイントとなっていくのだと思います。

 

つまり現在の生産量を維持するのはまず無理でしょう。どこを切って捨てていくのかが問われていく時代となっていくのだと思います。

 

ただ、女性の社会進出で新たなリソースも増えていくので、うまくやれば生産量は増えるかもしれません。

 

というような回答をしました。

 

ん~。これ、説明をするのがすごく難しいんですよね。これは別途改めて記事にしようかなと。

 

 

 

これがスウェーデンの教育!? 「個性を尊重する育て方」@スウェーデン大使館

現役パパの本音パネルディスカッション(登壇者:吉澤智哉)

 

いやいや、まさかこの私が大使館でお話をする日が来るとは!貴重な経験でした。

 

こちらも私が楽しみにしていたイベントで、130名を超える聴講者にお越しいただきました。

 

日本に住むスウェーデン人パパとの対談を行いました。

 

私はJapanese dad in Swedenで、相手はSwedish dad in Japanということで、なかなか面白いお話ができたかと思います。

 

よく見ると私の膝の上に長女がいますね。30分以上静かにしていてくれました!

 

私がお話した内容は以下の通り。

 

①何故スウェーデンへ移住したのか

→こちらの記事の内容をお話しました。

 

スウェーデンには、子どもが「グローバルに生き抜く方法」を学べる環境ができあがっている

https://www.lifehacker.jp/amp/2017/07/170718_sweden_yoshizawa.html

 

 

②日本では北欧が理想郷のように語られがちだが実際のところどうか

→低所得者層(移民・難民が住む地域)と高所得者層とで地域間格差が生まれている。

 

ある学校はほとんど移民・難民の子供達しか存在しないところもあり、授業がまともに成立していないところもあるらしい。

 

但し、これは自分の子供がこういった学校に通っているわけでもないし、会社の同僚や友人に聞いただけの話。

 

③日本の教育がスウェーデンから学べることは?

→現時点では難しい。教育のどこかをピンポイントでいじっても、全てがうまくいくわけでなく、包括的に考えるべき。包括的というのは、まず先に社会の寛容性を変えるべきということ。

 

スウェーデンでは高校を出て1〜2年、大学を出てまた1〜2年と自分を見つめ直す時間を取れるし、社会がそれを待てる。留年とか浪人という言葉は存在しない。

 

教育という投資の効果を発揮できる社会の場が寛容になり、終身雇用や年功序列、偏差値や受験を廃止し、職業や会社はいつでも自由に選択でき、その社会で活躍する為に教育が存在するべき。

 

教育の成果を試す場所が一般社会となるわけで、その社会が変わらない限り教育だけ変えても意味が無い。

 

自由で伸び伸びとした人間を育てたいのであれば、まずは社会が自由で伸び伸びとしていなければならない。

 

 

上記のようなお話をさせてもらいました。

次回は妻と二人で登壇できればと思います。妻はこの手の話の専門家ですし。

 

 

海外企業でも通用するエンジニアとなる為に今やっておくべきこと@日本大学理工学部機械工学科

f:id:sverigeyoshi:20171126150750j:plain

 

昨年に続き、OBとして母校の学生に講義をしてきました。

 

主に就職活動を控えた大学3年生、修士1年生や、既に就職活動を終えた4年生、修士2年が集まりました。

 

要は、「君たちが学んでいる機械工学って世界中で潰しが効くんだぜ!」という話をしました。

 

こちらも講義後に沢山の質問をいただき、有意義な時間となったことと思います。

 

いやいや、しかし彼らの熱意や賢さには驚かされました。

 

終身雇用や年功序列、また、生涯日本国内で生活をすることに対して疑問を持っている学生さんが多く見受けられました。

 

彼らの年代であった15年ほど前の自分を振り返ると、彼らのようにきちんと未来を考えていませんでした。

 

当時はホンダから内定が出て、ヨッシャー!といった感じで、入社後すぐに150万円もする新車のバイクを購入。ローンは頭金ゼロで60回払い。

 

3ヶ月後に奥多摩で転び大破した記憶があります…トホホ・・・

 

 

東京都議会議員 おときた先生と面会

 

我々が昨年3月に移住する直前に一度お会いさせていただき、今回が2度目の面会となります。

 

我々のスウェーデン社会での経験を都政に役立てていただくべく、現地で感じたことをお伝えさせていただきました。

 

私はこの人が総理大臣になっても良いと思います。

 

これだけ合理的かつ現実的に都民に対して色々と政策を考え、提案をしている議員って他にいますかね?

 

頭脳があって発信力がある。足りないのは経験だけだと思います。

 

スウェーデンだったら「じゃあ経験を積んでもらおうよ」となり、有権者が彼を後押しすると思います。

 

この方が総理大臣になり、橋下徹が要職に就き、ホリエモンが文科省大臣にでもなる日が来れば日本に帰ってもいいかもしれないなぁ。。。

 

 

 

メディア取材

スウェーデンの暮らしぶりについて、家族全員でとあるメディアさんの取材を受けました。

 

また、この先も取材依頼をいくつかいただいており、記事が公開となる度にこちらでもアップしてきたいと思います。

 

 

私の活動が実を結びました

ところで、日本滞在中に私が兼ねてからドイツ移住の相談を受けていた方から、移住が決まったとの報告を受けました。

 

この方は27歳の女性で、日本の大学を出てから人事系のお仕事をされてきましたが、来年3月よりドイツの超有名企業で新しい畑にチャレンジをするそうです。

 

私が彼女にアドバイスをしたのは、「まず初めに何故ドイツなのかをよく考えること」でした。

欧州では、プライベートの話があってその次に仕事、という話の構図が大切なのです。

 

日本人が海外で活躍できることが当たり前になれば良いと思ってこのブログを書いてきましたが、こうして私の活動が実を結び、一人でも同志が誕生すると大変嬉しく思えます。

 

このお方とは、スウェーデンとドイツと言うご近所さんとなるので、今後ともお付き合いが続くことでしょう。

 

 

次回帰国

次回帰国は未定です。

子供の為にも日本へはできるだけ帰りたいと考えていますが、今回も大人x2、子供x1、乳児x1(無料)で20万円ちょっとかかっています。

 

正直このお金で別の国に行きたいですよねぇ。。。

 

さてさて、明日から久々のお仕事です。

 

120%で頑張ります!!!