スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

ご近所付き合い

集合住宅に住んでるとご近所付き合いってなかなか芽生えないですよね。それはスウェーデンでも全く同じです。

 

スウェーデンに引越してきた当初は戸建てが連なったタイプのローハウスと言われる家に住んでおり、こういうところだと必然的にご近所付き合いが始まりました。

 

1年後に集合住宅に引越したのですが、途端にご近所付き合いは無くなりました。自宅周辺の人との交流は皆無でした。子供達の幼稚園や小学校の友達を通じて家族ぐるみの付き合いに発展するパターンしかありませんでした。

 

その後戸建てに1年間住みましたが、ここではやはり瞬時にご近所付き合いが始まりました。

 

ご近所付き合いと言っても色んな段階があります。挨拶するだけの仲から始まり、立ち話をするまでの仲、子供同士仲良くなりやがて親同士もつながりができ、お茶したりご飯を一緒に食べたり…と段々レベルが上がっていきます。

 

我々が最初に住んでいた時のご近所さんはとんでもなく仲良くなり、一緒に日本へ旅行したり、彼らの別荘には10回以上お邪魔したり、家の事で何かトラブルがある場合はたいていそのご近所さんに助けてもらってきました。

 

そして今の家に引越してきてちょうど一年。ご近所付き合いが盛大に始まりました。これはスウェーデンあるあるですが、秋から春にかけては近所でほとんど人を見かけません。外は寒いしたいてい家の中で過ごします。

 

春になり暖かくなってると、冬眠が明けたかのようなノリで近所に人が湧いてきます。窓から外を眺めながら「え!?あの家子供いたんだ?」とか「あそこの家の奥さん初めて見たわ!」と妻と話していました。きっとどの家庭も同じ会話をしているはずです。

 

で、今年の夏、次女は補助輪無しで自転車に乗れるようになり、家の周りをひたすらグルグルするようになりました。

 

すると5分も経たない内に次から次へと近所の子供達が湧いて出てきます。その後親もノソノソと出てきます。

 

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こんな感じ。

 

しかし、ご近所付き合いには高度なコミュニケーション能力が必要かもしれません。私は全く苦ではないのですが、人によってはご近所さんと話すのが苦手という人もいます。確かにそうなんですよね、なんとなく当たり障りの無い会話を延々と続ける必要があるんですよ。沈黙は気まずいし…会社の同僚とはまた違う雰囲気です。

 

私はあまり苦ではなく、むしろお話好きなので積極的に外へ出てご近所さんとの交流を楽しんでいます。情報収集にもつながるしこれは大切なことです。

 

ご近所さんに誘われて毎週サッカーをやることにもなりました。

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けっこうみんな動ける!私が一番運動量が少ない…先週から始めましたが、今週はだいぶ動けるようになりました。それでもみんなより早く疲れてる…

 

中年のおじさんはたいていが運動不足なのでこうしたイベントには非常に感謝しています。冬になったらスケートに誘ってみようかな。あとはキャンプやりたい人とか募って一緒に行ってもいいかもしれない。

 

と、まあこうして積極的にガンガン突っ込んでいかないと異国の地で暮らすことを楽しむことはできないでしょう。

 

人間って一人じゃ生きていけません。孤独を味わうのは時々であるからこそありがたいわけで、常に孤独は寂しいと思います。

 

というわけで、外国で暮らすにはかなり強めの社交能力が必要ですというお話でした。