スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

Breaking Downに感謝

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今朝は5時起きで楽しみにしていたBreaking Down10の観戦!4.0から全部見てきました。スウェーデン時間の6時開始だったけども、時差を間違えて1時間早く起きてしまった…

 


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薪ストーブもバッチリ。ココから約6時間、ぶっ続けで観戦をエンジョイします。あ、仕事?日本は勤労感謝の日ですが、こちらは普通に平日なもんで働かないといけないのですが、まあ午前中の分は夜に回すということにしまして…

 


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時々休憩があるのでその隙にご飯食べたり子供達を起こしたり。学校まで送る時はスマホで観戦。

 


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シェンロン負けちゃったなー…まさに秒殺。相手が強過ぎたわ。

 

カミさんも体調があまりよろしくなく、仕事を休んでいたので、今日は夫婦でひたすら観戦。KOの際は2人で大声を出していました。

 

私は10代の頃、チンピラというか、多少人の道を外れていた時期がありまして、不良に対して抵抗というか負のイメージは全くありません。

 

2年前に初めてこのコンテンツを見つけた時に、なんておもしれーだ!と思って、それ以降ずーっと追っかけてきました。

 

普段テレビなんて全く見ないのですが、Breaking Downだけは別です。PPVで購入して一生懸命見ています。

 

で、タイトルの通りBreaking Downには非常に感謝しております。

 

何故かと言いますと。

 

私は12歳からの2年間をアメリカで過ごしました。父親の転勤です。当時1993〜94年は当然スマホもなければWi-Fiもなく。ガラケーすらありませんでした。いや、PHSも無かったしポケベルさえ無かった…あったのは親父の車に付いていた電話。親父は会社から帰る時にいつも家に車から電話してたなー。あの電話懐かしい。でっかいのなんの。

 

アメリカに引越してからは国際電話は高いし、日本の友達とのやりとりは手紙のみでした。しかし小6、中1の多感な少年が真面目に手紙を書くわけがありません。1〜2往復ですぐにやりとりは途絶えました。やがて日本にいた友達は私の記憶から遠ざかっていきました…

 

ところが、今は違います。Wi-FiがあってLINEがあって。物理的に距離は遠いし時差もありますが、それでも瞬時にビデオ通話は可能ですし、チャットであればいつでも文字を送ることができます。

 

つい30年前まではこれが2週間もかかったんですよ。

 

また、アメリカにいた頃は、駐在員向けに日本のコンビニ的なお店に更に肉屋がビルトインされたようなお店があり、そこで明らかに違法にダビングされたビデオのレンタルもされていました。

 

そこでドラマを全話まとめて借りて一気に見てみたり、ごっつええ感じとか元気が出るテレビとかよく見てました。なのでアメリカにいた頃は日本にいた頃よりも日本のテレビを見ていたと思います。

 

で、ビデオテープは巻き戻してから返却しないと確か1ドルとか微妙なペナルティを喰らうんですよね、ハハハ。

 

ですが!今はそんなことをする必要はありません!そう、日本で見られているYouTubeコンテンツがこちらスウェーデンで時差なく同じタイミングで見られます!というか自由なタイミングでいつでもいいんですよ。

 

かつて、10代の頃に一緒につるんでいた仲間もやはりBreaking Downは見ていて、彼らとリアルタイムでチャットしながらスウェーデンでも観戦できるなんて、アメリカ時代を知る私からしたら奇跡だなーなんて思います。

 

なので、YouTubeやらNetflixやら、本当に感謝感謝ですよ。Netflixは最近はハリウッド映画をそのまま見ています。こちらだと日本語の字幕が出ない事が多く、仕方なく英語音声のみで見ていますが、いい加減映画も分かるレベルになったようです。

 

我ながら成長したなーと思います。12歳からの2年だけではあまりにも中途半端でした。日本帰国後、高校時代の英語の成績は2でした。アメリカでは現地校に通い、現地の生徒と同じように授業を受け、それなりにいい成績まで取っていましたが、日本の高校で出てくる英語って、

 

「は?こんなの聞いたことねーぞ?」

 

みたいな不思議な構文や単語ばかりで、こんなのやっても意味がないとすぐに分かりました。そんなことよりもっと大事な事は沢山あるのになーと当時思っていました。

 

例えば…

 

Throw up

 

上に投げる、ではなく、ゲロを吐くという意味です。さすがにこんなのは誰でも知ってるか。

 

あとは、コレはあまりに卑猥な意味なので説明は省きますが、勇気のある方はググって下さい。

 

Creampie

 

とか。なんか美味しそうですよね。でも、コレ、マジでヤバい意味です。これは知っておいた方がいいです。あとは

 

Sounds like a plan=何とかなりそうだね

 

とかとか他にも五万と例があるのですが、とにかく中1で習う単語を2つつなげたり、簡単な文章にするだけでよく使うフレーズになったりと、こういうのを教えろよって思います。

 

仮定法過去完了とかマジでどーだっていいです。英語圏の国で弁護士とか新聞記者とか作家でも目指すのであれば別ですが、観光したり、外国人と酒を飲んだりする上で仮定法過去完了は20000%不要です。

 

木を見て森を見ずというか、日本の英語教育ってマジで腐ってると思います。というか、時間の無駄です。結局TOEICの点数が高いことのステータスにしかならないんですよね、英語の勉強って。

 

そういや、大学生の頃、学習塾で先生のバイトしていて、受験生に向けてMake effort!!って貼り紙がしてありました。いや、苦笑いですよ。頑張れ!って言いたいんだろうけど、そんな言い方しないって…。なんか経営会議とかで超改まった雰囲気でたるんでる取締役を詰める時とかに言いそう。頑張れ!て言いたいなら例えばDo your bestとかでいいんじゃないかな。ホント、日本の英語って終わってるよなって思った瞬間でした。

 

こんなんだからそりゃー日本人は英語を話せるようになりませんよ。「ゲロを吐く」とか「◯◯し」英語で何て言うかすら知らないんだから日常会話はもちろん、外国人と酒を数時間飲みながら談笑なんて夢のまた夢でしょう。

 

英語を話せるようになりたいのであればまずは家にある英語の教材を全部捨てましょう。時間の無駄です。TOEICなんてクソです。時間の無駄です。そもそもスウェーデン人もドイツ人もTOEICなんて知りません。何それ?て本気で聞かれます。

 

英語を話したいなら渋谷とか六本木に行ってテキトーなバーなりクラブなり入りましょう。その中で暇そうにしている外国人を探しましょう。まとな英語を話せる人じゃないとダメですよ。

 

彼らはたいてい観光で日本に来ています。思い出を作りに来ています。現地の日本人と話したいに決まっています。なのでつたない英語でも話しかけたらめちゃくちゃ喜びます。

 

やがて観光が終わり母国に帰ったとしてもチャットなり、ビデオ通話をして関係を保ちましょう。うまく行けばその人を今度は自分が訪ねてもいいでしょう。

 

こんな事をやっていれば半年ぐらいで普通に話せるようになります。よほどの馬鹿でなければ…

 

私は大学卒業時に受けたTOEICは590点でした。えー、一応アメリカに2年いたんですけどね。でも現実はこんなもんです。

 

ですが、30歳の時にある日突然、会社でスウェーデン人のお友達ができて、彼と毎日のようにお茶をしてひたすらお話をしました。土日も遊ぶようになり、一緒に自転車に乗ったり合コンに行ってみたり、それはそれは毎日が濃く、楽しかったです。

 

別に英語を学びたいから彼に近付いた訳ではなく、日本の下らない慣習が外からどう見えてるのかを知りたかったので色々と聞いてみたかっただけです。

 

そうこうしてる内に気が合い、仲良くなっていったわけです。

 

彼との出会いはもうかれこれ13年ほど前。今でも彼とは親密な関係が続いています。

 

彼と半年遊んでいる内に私はホンダを辞めてBMW Japanへ転職しました。上司はドイツ人だし、仕事は一気に英語。でも語学面では苦労しませんでした。

 

そしてその2年後、スウェーデンへと引越す訳です。そしてまた同じノリでスウェーデン語を学びました。学んだというか、楽しくお喋りしている内に自然と身についたんです。

 

語学はスポーツなんですよ。サッカーや野球と同じで、自分でやってみないと上手くなりません。メッシやロナウドの試合を見ているだけではサッカーは上達しません。それよりも自分でボールを蹴って、指導者に時々アドバイスをもらった方が上達します。

 

日本の仮定法過去完了はメッシやロナウドの細かい技術を見ているのと同じです。誰も出来やしないフェイントを一生懸命見てるんです。ですが、実際は自分でボールを蹴ったことすらない。てか、ボールが手元にそもそも無い。

日本の英語教育ってまさにこんな感じです。

 

なのでボール蹴ろうよ。六本木行って外国人と話そうよ。仮定法過去完了なんていいから渋谷でジェスチャーでいいから外国人とコミュニケーションやろうよ。

 

半年でベラベラ。費用は酒代のみ。英会話レッスンに金を注ぎ込むんなら飲み代に当てようよ。

 

コレ、色んなところで主張してきたんですけど、まー誰もやらないですよねー。渋谷とか六本木には行ってないし、そもそも必要がなかったんだけど、私は実際にやったし、めちゃくちゃ英語は話せるようになったんですよねー。

 

なんでみんなやらないのかなー。人生一回切りなのに。

 

私が今TOEICを受けても満点からは程遠いでしょう。ですが、スウェーデンの会社に勤め、アメリカ人、イギリス人と、かなり難しい話をする会議を毎週行い、しかも自分が議長的な役割なのでかなり喋らないといけないし、人間模様があるので忖度もしないといけないし、やる気ないヤツのやる気出さないといけないから言葉選ばないといけないし…でもってハリウッド映画も日本語字幕要らないんです。それでもTOEIC満点には程遠いでしょう。

 

ちなみに、以前TOEIC満点の人の通訳をしてあげたことがあります。結局TOEICだけ出来ても自動車業界のエンジニア同士がする会話は専門用語だらけで、はっきり言ってTOEICの点数が高いだけのヤツなんて役立たずです。というか邪魔です。

 

というわけでBreaking Downの話からTOEIC全否定へと脱線しました。

TOEICは時間の無駄でーす。趣味で自己満でやってんならまだいいけど、話せるようになりたいのならTOEIC始め諸々のテキストは捨てましょう。

 

ではでは。