スウェーデンに移住した35歳妻子持ちエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンの教育思想 その2

おはようございます。
ストックホルムへ家族で移住し、現地企業で働く35歳、一児の父親です。

 

タイトルがちょっと大袈裟かも。

 

↓その1はこちら。

http://sverigeyoshi.hatenablog.com/entry/2017/01/19/021835

 

娘は現在3歳で、スウェーデンの就学前学校に通っています。

(スウェーデンでは幼保一体なので就学前学校と言う)

 

↓家から車で5分。森に囲まれ、湖に面した就学前学校です。湖の対岸から撮影。

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↓園庭はこんな感じ。少し前の写真なので今はもう雪はありませんよ!

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今日の娘の送り迎えは私がやったのですが、ふと思ったことを書いてみます。

 

 

 

↓本日迎えに行ったら、お友達とコレで遊んでいたんですよ。

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綱渡りではないけれども、少し幅が狭い板を渡る遊びです。

 

割と高さもあるので、バランスを崩して落ちたらちょっと怖いですねぇ。

 

先生は数十メートル離れたところにいました。別に全く見てないわけではないのですが、子供が泣いたら聞こえる距離です。

 

渡っている最中の子を押したり、ちょっかいを出したりする子もいます。

 

 

 

んー…危なくね?

 

 

 

 

あと、前から思ってたけど、滑り台が高過ぎないか? 滑り台だけでなく、登り棒みたいなのがあって、上からその棒につかまってひゅーっと降りることができますが、3歳児だとその棒に微妙に届かないんですよ。

(んー、うまく書けん)

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落ちるんじゃね?

 

 

 

と、以前から思っていたので、同僚に写真を見せながら「危なくね?」と、聞いてみたところ…

 

同僚A「そんなもんじゃね?」

 

同僚B「滑り台が低かったらつまらないじゃん」

 

同僚A「綱渡りもイチイチ危ないって言われたら面倒じゃん!それじゃ楽しめないよ!」

 

おー…

 

私「え、でも怪我しちゃうじゃん」

 

同僚A&B「それで危ないってことが分かるんだよ!」

 

なーるーほーどー。

 

なるほどねぇ…

 

 

ところで、これって大人にも言えると思うんですよ。

 

私はスウェーデン企業に勤めて一年になりますが、先輩が付きっきりで指導してくれるとか、いちいち上司の判断を仰ぐとか、今まで何もありませんでした。

 

新入社員研修のようなものもありません。足りないと感じるものがあれば自分で考えて必要な情報は各方面に勝手に取りに行くものです。

 

これは私に限らず、新入社員が若くてもそうでなくても、私のように外国から雇われた人でも、現状と到達点だけ伝えられて、後はもう勝手にやってくれって感じです。

 

最初は色々と分かっていないことが多く、失敗とは言いませんが、後で振り返るともう少し効率良くできたなぁと思うことも多々あります。

 

アレはやるなとかコレはやるなというのが全くなく、好き勝手やって、困った時だけ同僚なり上司に相談すれば色々と助けてくれます。

 

それまでは本当に何も言われません。

でもちゃんと観察されています。

 

大人が会社で困った時=就学前学校で子供が泣いた時

 

ってことですね。

 

とにかく、大人も子供も

 

「自分で考えて勝手にやりなさい」

 

「痛い思いをしたらそこから勝手に学びなさい」

 

といった具合です。

 

同じ失敗を二度、三度と繰り返すととやかく言われると思いますが、一度目のミスで咎められることはありません。

 

意味のない間違い探しをして、見つけたら鬼の首を取ったかのように大騒ぎする人はいません…笑(←いたよなぁ、こういう人)

 

 

同僚との話の結論は、

 

「スウェーデンでは幼少の頃から自分で考えることを教えている」

 

とのことでした。

 

口を出したくなるのを我慢して、自分で体験させてそこから学ばせることを意識しているようです。

 

アレは危ないからダメ、コレも危ないからダメ、昔からダメだからダメ、ではなく、本人の意思に任せてやらせてあげて、ダメならダメ。

 

こんな感じですかね。

 

とにかく放し飼いです。

 

会社でも就学前学校でも本人の意思に従い色々とやらせてあげて、結果的にダメであっても、

 

「ほら、俺の言った通りじゃないか!」

 

と、言われることもありません。

 

スウェーデン人の柔軟な発想、失敗を恐れずどんどん社会を変えていく姿勢は、こういった考え方から成り立っているのではないかと思います。

 

 

↓足は寒くないのかねぇ。

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ではでは、また明日。