スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ

娘の教育と妻のキャリアの為にスウェーデンへ移住。

スウェーデンに3年住んでスーツを着たのは1回だけ

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める38歳、二児の父親です。

 

 

今日は会社での服装からスウェーデンと日本の企業文化といいますか、社会の比較をしてみます。ちょっと大袈裟だな…。

 

ここ最近、最高気温が30℃近くもストックホルムもだいぶ暑いので今日はこんな格好で出社しました。

 

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次女はクマのことをプマと言う…笑 冒頭にKの音が来るとPになっちゃう。Kompis=友達もpompisと言ってる。ポンピス!笑

 

この格好で真面目な会議をいくつもこなしましたし、他の同僚もハーフパンツの人達が目立ちました。女性社員も肩まで出るような格好で働いている人が何人もいました。

 

夏ですからね。暑いじゃないですか。もちろん屋内はエアコン効いてますけどね。でもこちらではガンガンに冷やさないんですよ。

 

私はこの格好でデスクでヘッドホンをし、X Japanを聴き、頭を小刻みに振りながら一気に仕事を片付けます。

(本当は足でリズムを刻みたいが音が出て迷惑なので我慢w)

 

人間って集中力を高める方法って人それぞれ異なりますよね?私の場合はまずリラックスできる格好が必要です。

そして周囲の音を遮る為のヘッドホン、かつ好きな音楽(毎回同じ曲のループ)を聴いてると集中力が増し、ミスが極端に減ります。

 

(ちなみにX JapanのX→Blue blood→Weekend→Silent Jealousyこれを延々とループさせています)

 

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仕事場の風景。机を上下に電動で動かせるので時々立ち上がって仕事します。

 

もちろん、お客さんが来る時や自分が出向く時にハーフパンツはさすがにマズイですよ。でもせいぜいジーパンに襟付きシャツで十分です。

 

一度だけPolestar(Volvo傘下のEVブランド)のCEOが来社した時だけジーパンはやめました。それでもノーネクタイ、ジャケットも無しです。

 

業界や会社にもよると思うのですが、私が日本で働いていた頃は以下のような格好で出社していました。

過去に勤めていた二社、BMW Japan時代とホンダ時代の服装について書いていきます。

 

 

【BMW Japan時代】

スーツにネクタイ着用が義務。確か週に一度ノーネクタイでOKの日があったかな。

 

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何故自撮りをしたのかは思い出せない…今より痩せてるな…

 

私は品質保証エンジニアとして働いていましたが、果たしてスーツを着る必要があったのか…?甚だ疑問です。

 

でも、それまでスーツをビシッと来る仕事ではなかったのでちょっと憧れていたのも事実。BMW Japan在籍は2年ちょいだったので一生懸命お洒落を楽しんでいました。

スーツ着こなし術!みたいな本も読んだな…オーダーメイドのスーツを作ってみたり。アレもう着れないんだろな。

 

ちなみに当時のドイツ本社の同僚はこんな格好で働いていました。

 

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ビールを飲んでいる風景ですが、仕事中もこの格好。

 


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BMWを去って3年、彼らとはお付き合いが続いています。真ん中の彼はストックホルムまで遊びに来てくれました。

 

同じ仕事をしているのに、ミュンヘン・ベルリンと東京でなんでこんなに違う格好なんでしょうね。

 

ドイツの同僚からは「なんでいつもスーツ着てんの?」と言われていました。

 

 

【ホンダ時代】

通勤時はカジュアルな服装でしたが出社と同時にロッカーで白作業着に着替えないといけません。

 

↓こんな感じです。

 

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この人、年俸数億円クラスのプロのライダーなんですよ。MotoGPという二輪ロードレースの世界選手権に参戦しているCal Crutchlow選手。こんな超大者が訪問した時もこの格好を強要しちゃう!!でもこの人面白がってますね。ツイッターに上げてましたし。「こんなの着せられちゃったよぉ!腕章までつけちゃったぜ!」って思ってるんじゃないかと。

 

私はホンダ時代、二輪車の車体設計をしていました。大学では機械工学を学び、いわゆるホワイトカラーのお仕事です。

 

なのに毎日作業着を着ていました。

作業着を着ない自由はありませんでした。

 

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またもや自撮り。痩せてる…もう6年も前だしな。

 

「一人一人の個性を発揮しぃぃぃ〜」と上層部は言うものの、私が在籍した9年間でこの作業着について誰も言及することはありませんでした。

というかタブーなんですよ、

 

「この作業着ダサくね?」

 

とか言えないんです。それは言ってはいけません。

 

何故ならば!

 

創業者の本田宗一郎が↓なことを言っていたからなんですね。

 

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もはや宗教。

 

まあ、分かりますよ、思想は。でもこれ50年以上も昔の話ですよね。当時は受け入れられたかもしれませんが、21世紀の令和の時代にこんな白作業着ってどうなんですかね。

再考した結果やっぱり必要ってみんなが納得できるんならいいと思うんですけど。

 

工場の人達が着る分には分かりますよ?ポケットもいっぱいあって機能的ですし何より安全に関わりますからね。

 

でも設計する人がコレ着る必要あるのかなぁ。

 

まぁでも触れてはいけない話題だったので私も触れませんでした。

 

そろそろ#metooとか#kutooに続いて#sagyougiiiiとかやればいいと思う。ゴロが悪過ぎるか。

 

作業着を着ない自由も保証するべきだと思うんだけどなぁ…。

 

これってトヨタも日産もヤマハもスズキも、及びその関連メーカーもみんな同じで作業着を着ています。ググってみてください。

なんなんすかね、ホント。

 

【スウェーデンでスーツを着たのは3年で1回だけ】

スウェーデンに住んで3年ちょっとになりますが、スーツを着たのは1回のみ。でもこれは仕事ではなくプライベートの用事の時でした。

 

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友人の子供の洗礼式に呼んでもらった時に着ました。

 

スーツの出番はほぼないので地下の倉庫に眠らせています。

 

というわけで、何が言いたいかって、個性がどーのこーのって言うのなら、

 

「着たいもの着ようぜ」

 

って世の中になればいいよねぇ。

 

と思っています。

 

ちなみにスウェーデンの就学前学校(幼保一体)では制服とか体操着とかありませんよ。

Grundskola(小中学校)でもありません。

 

こういうことを日本の友人に言うと、

 

「でも着ていくものを選ばなくていいから楽ちん!」

 

みたいなこと言われるんですよね。

 

日本では、タブーに触れて来るヤツの為の答えが予め用意されている気さえします。そしてこれが本質に迫る合理的な議論を妨げています。

 

と、私は日本で働いている時に度々感じていました。正論を言うと嫌われちゃうんですよ。

 

まあしかし、着ていくものを選ぶのがシンドイから個性は犠牲にしても良いってことか…

んー、返す言葉がない。

 

形ばっかりにこだわるのではなくて、中身・内容にこだわった方がみんな幸せだと思うんだけどなぁ。

 

とにかく、働く時も個人が最もパフォーマンスを出せる格好や環境を整えることの方が大切だと思うんですけどね。

 

私は仕事中にスーツじゃ落ち着きませんよ。作業着じゃテンション上がりませんね。

 

スウェーデンやドイツでは当たり前の話です。

 

しかし、こいうこと書くとマウンティング!とか書かれちゃうのかな!?

 

面倒な世の中ですよね。客観的事実に個人の考えや意見を主張するだけでマウンティングになっちゃいますから。

私はこれ、受け手の問題だと思いますけどね。

 

本ブログの読者様におかれましては、私のこうした発信について一つの参考情報として純粋にお楽しみいただければと思います。

 

ではでは。

 

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スウェーデンの車好きはどこで車をイジる??

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める38歳、二児の父親です。

 

 

昨日は仕事の後に同僚へとある頼み事をしました。

 

というのは愛車のブレーキパッドの交換です。

フロント側のパッドがだいぶ減ってきたので交換しようかなと思いまして。

 

私が勤める会社には無類の車・バイク好きがいまして、みなさんガレージに溶接機やパイプベンダー、旋盤やフライスを置いていたりとなかなかの変態ばかりです。

 

というわけで、通販サイトのTRODOで購入したBrembo製のアフター品(495kr=6000円弱)を持参して同僚のガレージへと向かいました。

 

ガレージと言っても自宅に併設されているわけではなく、郊外にある貸倉庫的な建物がガレージになっているわけです。

 

分かりますかね…とにかく賃貸のガレージです。

 

彼は現在28歳。都会のアパート(マンション)に彼女と同居。ガレージはないのでこうして借りているそうです。

 

ちなみに賃料は毎月2000kr=24000円程度。

 

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ガレージってこんなヤツ。他の二台と共用。前の車が外に出たいとなると後ろの車が一旦どかないといけなくて面倒だそう。

 


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自作!の2階スペースがあり、こちらでFIKAを楽しむわけですね。FIKA=コーヒーブレイク

 


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同僚のパサート。19インチ!!こういうローダウン、私は好きよ。

 

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私も大学生のころこんな車に乗ってましたしね…。うふふ。

 


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ところで、同僚はここへほぼ毎日来ては色々やってるそう。これはAピラーにスピーカーとツイーターを埋め込む加工をしている途中。

 

このガレージでは簡単な塗装、溶接、タイヤ交換などなどが可能。エアーコンプレッサーもあるし、設備的にはそこらの車屋さんと何ら変わりません。

 

この場所が毎月2万ちょいなら激安だと思います。もちろんセキュリティも安心。専用のアプリで共用の門の開閉ができるし、自分のガレージのドアもそう簡単には開けられません。

 

いやー、東京にはこんなの無いよなぁ。あってももっと高いよなぁ…。

 


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作業中。二輪のパッドなら数え切れないほど交換した経験があるが四輪は未知の世界なので彼に頼むことに。次回からは自分でやろう。

 


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右が古いヤツ。左が新品。

今回の記事、興味無い人はここまで読んでいないと思うけど、車のブレーキってCDみたいなディスクをこの黒っぽいパッドで「ギューっ!」て挟んで摩擦で止まる仕組みなんですよ。なので時々このパッドを変えてあげないとディスクがガリガリになっちゃうんですね。ディスクは高いですよ。

 

 

というわけで、こんなガレージを借りている人が私の会社には沢山います。

私もバイクを買ったらガレージ借りようかな…

 

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欲しいのはコレ。80年代初頭のZ1000R。KERKERを付けてサスをオーリンズにするのだ!

 

ではでは。

 

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暑くなってきたストックホルム

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ここ数日、ストックホルムは真夏の暑さが続いております。

 

「スウェーデンの夏ってどんななの?」

 

と思う方も多いでしょう。

 

本日は特筆すべき一日ではありませんが、気温だけでなく日照時間と合わせて書いてみます。

 

 

◾️

昨日も今日も30℃弱でしたが、湿度が低いので東京の30℃とはまるで異なります。

暑いのは確かですがほとんど汗はかかないんです。

 

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昨日、子供達を就学前学校に迎えに行き、家へ帰るときに友人にバッタリ遭遇したのでそのまま彼の家に遊びに行くことに。子供達は水遊び。

 


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今朝、朝食後は我家のバルコニーでコーヒー。日陰だと暑くなく寒過ぎず、完璧!

 


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今日は、例の日本へ一緒に旅行しにいったご近所さん宅でBBQ。肉〜!!!

 


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お庭の日陰で食べます。

 

その後公園で遊び帰宅。

 

 

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18:39時点で室内が26.1℃、外は25.5℃。スウェーデンの家にエアコンは普通付いていないので、窓を開けておけば風が通り快適。冷房は基本不要。

 

 

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窓というか、バルコニーへ出るドアは思いっきり開けてある。たまに虫が入ってくるが、その内出ていくので放っておけばよし。

網戸が何故ないか!?さぁ、景観を損ねるからではないでしょうか。外の素敵な景色を網越しに見るぐらいなら多少の虫ぐらい我慢。

そう言えば蚊があんまり飛んでないな…

 


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ちなみに18:39時点で太陽はまだこの高さ。この時期はほぼ白夜。暗くなるのは真夜中。それでも薄っすらと明るい。

 

 

そうそう、エアコンは基本不要ですが、我家では寝室に1つだけ置いてあります。

ポータブルのエアコンでそんなに立派なものではありませんが、たまに暑くて寝苦しい時があるので時々出番があります。

といっても寝るときに1〜2時間、タイマーで付けておく感じです。

 

↓エアコンはこんな感じ。

 

 

 

 

夕食後に次女と散歩へでかけました。

 

 

 

しかし、夜中まで明るいっていいですよ。何故だか機嫌が良くなります。

 

人間って太陽が好きなんだなーと実感する毎日。

 

さて、明日もピクニック。郊外の動物と触れ合える施設へと出かけてきます。

予報だと明日の最高気温は19℃。こりゃ長袖着用で薄いジャケットを持参ですね。

 

ではでは!

 

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Drottningholms slottへ行ってきました

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める38歳、二児の父親です。

 

昨日は私の誕生日でして、38歳となりました。今後ともよろしくお願いします…。とりあえず3と8の風船を買いました。

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来週は次女の2歳の誕生日でして、みなさん私の誕生日など眼中にないんですよ、とほほ。

なのでまもなく2の風船を買いに行かないといけません。

 

8月には長女が6歳になるので6の風船も買わないと。しばらくの間、我家には2、3、6、8の風船がプカプカしていることでしょう。

 

 

さて、本日のスウェーデンは祝日でございます。明日は一応仕事ですが、午前中だけでパパっと帰っちゃおうと思うので事実上、というか気分的には4連休なんですね。

 

先週も木曜日が祝日だったので、2週続けて4連休って感じです。

 

そしてもうすぐ夏休み!今年も4週間ぶっ続けで休みます。30連休になるのかな?

 

話を元に戻すと、本日はSveriges Nationaldagenと言って、英語にするとSweden’s national dayとなります。

まあ、建国記念日といいますか、そんな感じです。本日は街中にスウェーデン国旗が溢れます。

 

というわけで本日はDrottningholms slott=Queens’s catsleへお出かけすることに。去年の4月に一度行ったことがありますが、Nationaldagenに行くのは初めて。

 

日本で言えば…うーん、皇居?的なところですかね。大きな庭園があり、また、Nationaldagenには毎年イベントが開催されています。

なので大勢の人でごった返すのかなーなんて思っていました。

 

が、まぁそれなりに人はいましたけどね、不愉快になるレベルでは全くございません。

 

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さてさて、これが宮殿。素敵〜。家から車で2〜30分。今日は一緒に日本へ旅行に行ったご近所さんと一緒。

 

 

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フリスビーやったり。

 


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ピクニックしたり。特設ステージが用意されていたりと、色々とイベントが企画されていました。

 


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そうそう、このクーラーボックス、ベビーカーの下にスッポリと収まる絶妙なサイズなんです!!

 


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迷路のようなところもあり子供達は大興奮!

 


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しかし今日は暑い。30℃ぐらいあったかな。でも湿度が低くて日陰だと最高に気持ちいいです。

 

その後、ご近所さんの男の子だけ我家で預かり、私が余った木材で剣を作ってあげました。

 

良い休日でしたね、はい。

 

さて、本日の出費。

 

駐車場代=62kr=713円

(1 SEK=11.5円で計算。超円高!)

 

厳密に言えばピクニックのサンドイッチやイチゴにお金がかかっていますが…。

 

前回記事同様、コスパの高い一日となりました。

 

いや、何が良いって10時頃にお城の駐車場に着いたんですけどね、ガラガラなんですよ。

 

こんなこと東京じゃありえないよなーなんて思って。

 

やっぱり人が少ないっていいと思うんですよ、ホント。

ん〜、何か違うな。別にストックホルムの人口が少ないわけではないんですよね。東京の人口が多過ぎるんです。マジヤバイことになってると思います。

 

タワーマンション、あんなに必要?

 

というわけで本日も首都機能移転?分散?を推奨する内容となってしまいました。

 

ではでは。

 

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ストックホルム都心へ行って思うこと

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める37歳、二児の父親です。

 

 

今日は家族みんなでストックホルム都心へお出かけ。ノーベル賞受賞者が晩餐会を行うストックホルム市庁舎へ行くことにしました。

 

市庁舎自体は3年前に中を見たので今回のお目当てはStadshuset tornet、直訳すれば「市庁舎タワー」。

 

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これがタワーのてっぺんからの眺め。一眼で撮影したものを更にちょいと加工。「これぞストックホルム!」て写真が撮れて大満足。

 

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市庁舎を対岸から見るとこんな感じ。旧市街からも徒歩圏内なので、日本から来る観光客のほとんどの方が市庁舎を訪れるのでは。

 

さてさて、今日は思うことがありまして。

お金と充実度とでも言いましょうか。

 

まあとにかくストックホルムで家族でお出かけをした時の費用対効果がすげーなっていう話です。

 

まずは今日使ったお金は以下の通り。

駐車場、2時間で80kr=912円。

タワー入場料、大人2人子供無料で120kr=1368円。

(1kr=11.4円で計算…え、超円高!)

 

合計2380円でした。

 

お昼ご飯は昨晩の麻婆茄子とサンドイッチなのでコストがかかっていません。

 

ストックホルムにはそりゃレストランなどなど沢山ありますが、基本的に高いですし、東京で暮らしていた時のノリで気軽に外食はしていません。

 

「えー、大変!かわいそー!」

 

なんて言われそうですが、そんなことないんです。

 

何故ならば、そこら中に素敵な場所があり、どうせなら自分達で選んだ場所で食べたいという気持ちが強いのです。

 

朝起きてからピクニックの準備をするのも楽しいもんです。

 

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本日のピクニックの様子。ストックホルムでクーラーボックスをテーブル代わりに麻婆茄子と味噌汁を外で食ってるヤツは私以外にいないでしょう。ちなみに死ぬほどうまかった…

 


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子供達に暴れられても叫ばれても全然OK。お店じゃないし何も気まずくない。

 

子供達はそこら中全てが遊び場となるので、ちょっとした段差や模様のある地面があればもうなんだってOKです。

まぁ今日自分で作った麻婆茄子を食べながらふと思ったんです。

 

東京だったら2000円ちょっとで何ができたかなぁと。東京で暮らしていた頃は、新車のBMWの3シリーズを乗っていたものの動かすのは週末のみ。そして行き先は最寄りのショッピングモール。でもって駐車場代を無料にする為に2000円以上の買い物をしてたなぁ…

で、こんなんじゃ何の充実感も得られないわけですよ。BMW本来の素晴らしさを味わえる道なんて夜中の首都高以外都内にはないですし、非常にもったいない使い方をしていました。

ちなみに525万円もした車です。何を一生懸命見栄を張っていたんだか…毎週末洗車して、今考えたら相当なアホだったなと。週末のショッピングモール往復なら軽で十分。いや、電動アシストのチャリでOK。

 

今はボルボの似たような価格帯の車に乗っていますが、これには理由があるんです。

年間15000kmぐらい走りますし、何より静粛性が欲しかったんですね。ボルボよりだいぶリーズナブルな日本車に試乗するとロードノイズやら色々とうるさいんです。

あとは純粋に乗って楽しいんです。欧州車の足回りはしっかりとしているのが好きで、BMWは一度乗ったことあるし、やっぱスウェーデンだしボルボに乗ってみようかと。

(でもFFでイマイチ。次回はまたFRにしたい。となるとまたBMWか…)

 

まあとにかくですね、この前東京に長女と遊びに行った時も、親の車(親もボルボw)を借りて都内を運転したわけですが、5〜10km移動するのに30分以上かかったりするわけですよ。

ストップアンドゴーばっかだし。

 

我家はストックホルム中心部から30kmほどですか、車で30分かかりません。渋滞なんて無いし、今日の目的地までも信号は3つしかありませんでした。

 

私、ドライブは大好きなんですが、東京だとストレスが溜まってストックホルムだとストレス発散になるんですね。

 

んー、なかなか話がまとまらない。

 

何が言いたいかって、東京って人が多過ぎるんですよ。建物もボコボコ建てちゃうし、道も狭すぎだし、とにかく人間が快適に生きていく上でのパーソナルスペースが確保できていないんですよ。

 

家と家、近過ぎるでしょ!日本に一緒に旅行したスウェーデン人ファミリーが驚いてましたよ。「あれって消防法大丈夫なん?」て心配してました。

 

もうちょっと人を分散させてパーソナルスペースを作って、どこでもピクニックができるようにして

 

「お金を使うことでしか得られない充実」

 

ではなくて

 

「自分が好きな空間を見つけてそこに好きなだけいようぜ!」

 

っていう風にするべきだと思いますよ。

 

私にはもう選挙権もないですし、余計なお世話な話でしょうが、今後も度々幼い子供を抱えて東京の実家に帰らないといかんのですよ。

 

その度にコンテンツに困るんです…

 

この前も車でアンパンマンミュージアムに行ったら1万円使いましたよ。

高速代、入場料、ぬいぐるみ、飲食代、諸々を足すと1万円…

帰ってきてからの子供の一言は

 

「んー、まぁ楽しかったかなぁ…」

 

みたいな。

 

おい!1万円払ってんだよぉぉぉ!と言いたくなりますが仕方ないですよねぇ。

 

そう言えばミュンヘンもストックホルムと似た感じですね。都心から10〜15分車で走ればもう田園風景そのもの。

 

都市の規模ってストックホルムとかミュンヘンぐらいがちょうどいいと思います。

 

東京は人が多過ぎ。

 

もうちょっと分散させましょ。

 

なので、私、日本の地方都市は大好きです。

例えばカミさんの実家、島根県松江市なんて最高です。海、山、川、湖、全部あります。人もクレイジーに湧いていないし、移住できるもんならしたかったです。

 

ただ、仕事がないんですよね…私もカミさんも楽しく働けるような場所が見つけられず。

それでスウェーデンになっちゃったわけなんですが。

 

今日はお金使っちゃいましたが、いつもだとホントにお金かかりませんよ。森でブルーベリー摘んだりするのにお金取られませんからね。

 

税率も物価も高いけれども、お金を使うチャンスがなかなかないので全然問題ないんです。

こういった点は非常に満足しております。

 

東京都民の読者様、ボロクソに書いてスミマセン…

 

でも!東京は最高の都市だと思います。

これは間違いない。

 

でもでも!それは10〜20代の独身か子供がいない人達の話。飲食店、クラブ、半端ないですよね。いやー、楽しかったですよ、特に夜が。

 

でもね、家族ができると一転して大変なことになるんですよ。

 

いやぁ、まあ東京最高!って言えるご家族も沢山いらっしゃると思いますが。

 

 

ではでは、白夜の季節になってまいりました。

寝るのが遅くなってる…

 

 

そう言えば、帰宅後に観たバイクのレースMotoGP、今日はすげーよかった!!感動して泣いちゃうほど(^^)

 

 

 

本日はこんなところで。

 

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スウェーデンで子供が風邪を引くとこうなる

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める37歳、二児の父親です。

 

 

昨日は次女が微熱を出しましてVAB(子供の看護休暇)となりました。

 

これをTwitterに投稿したらなんだかバズりましてね。

普段はせいぜい3〜40いいねなのでビックリ。

 

↓関連ツイート含め3つ貼っておきます。

 

 

 

 

 

 

 

ポイントとしては、

 

1 気まずい思いはゼロ。同僚、取引先に迷惑がかかるとかいう気持ちはゼロ。子供なんて風邪を引くものなのでそこは否定のしようがない。

 

2 出社しない分、会社も当人に給与を支払う義理がない。ということで社会保険庁が手当てを支給してくれる。

 

3 この手当ての申請が楽チン。アプリでパパパっと済む。ツイートには書かなかったが、アプリで社会保険庁に申請すると同時に上司へ自動でメールが行くように設定も可能。私の場合は毎日会議まみれなので関連メンバーにアレコレ伝える必要があるのでこの設定はしていないが。

 

 

というわけでVABってホントに身近です。

今日も同僚の一人がVABで出社しませんでした。

もはや「今日VABでお休みしまーす」なんてメールが来てもなんとも思いません。

 

ところで、VABとはVård Av Barnと書きまして、英語ならCare Of Childとなります。

 

子供の看護ってことです。

 

これが動詞化されていまして、例えば

 

Jag vabbar idag.

Jag→私

vabbar→vabの動詞

idag→今日

 

ということで、

「私は今日vabします」

という意味になります。

 

Google→ググる

 

と言うのと同じで、

 

Vabbar→vabする

 

ということです。

 

 

◼️

f:id:sverigeyoshi:20190530075739j:image

しかし、昨日は一日中べったりと一緒に居られるのって幸せなことだよなぁ…。

しかも微熱でダルいせいか常に寄りかかってくるのがかわいくてかわいくて…。

2人で飽きるまでNetflixを見たり、ダラダラとしながらもやたらと充実した一日となりました。

 

今日は妻が仕事を休んでくれたので私は出社。

さて、明日は祝日。次女さんも元気になったので家族みんなでお出かけしてきます。

 

ではでは。

 

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【セミナーレポート】スウェーデンに移住したエンジニアが語る、スウェーデン人は何故残業をしないのか

ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める37歳、二児の父親です。

 

昨日開催されたセミナーのレポートです。

 

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昨晩は平日夜にも関わらず12名の方々にお集まりいただきました。

 

メインテーマは

 

「スウェーデン人は何故残業をしないのか〜社会・会社・個人の関係性から見るスウェーデンと日本の違い〜」

 

ということで、

・残業をしない

・有休休暇を取る

・病欠休暇を取る(スウェーデンでは風邪を引いても有休とならない)

・育児休暇を取る

 

のような各従業員が持つ権利を当たり前のように行使できる世の中の仕組みについて解説をしました。

 

スウェーデンではこれらの休暇を取る際に一切気まずい思いをしません。

 

それは事業計画として、従業員が人間らしい生活ができることを前提にして立てられているから可能なことなのです。

 

人間は生きていれば誰だって風邪を引きますし、幼い子供を抱えている家族は会社にいる時間が短くなって当然ですし、こういった実情に社会が適切にサポートをしてくれます。

 

人が一人減ったぐらいで上司や同僚がガタガタ言う職場ではそもそもの人員配置に問題があります。

 

サッカーや野球で言えば控えの選手がいないようなものです。

 

他にも様々な例を上げながら日本、スウェーデン社会の違いについて説明をしました。

 


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私のプレゼンの後は今回日本へ一緒に旅行に来ているご近所さんにも登壇してもらいました。

 

実際にスウェーデンで働く夫婦がどのような働き方をしているのかを説明してもらい、その後は数多くの質問にも答えてもらいました。

 

 

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子供達にも社会科見学ということで登壇の機会を与えました。

 

私の長女(5)とご近所さん宅の長男(6)からスウェーデンの就学前学校(幼保一体)の様子を語ってもらいました。

 

あっという間の2時間となりました。

 

次回開催は未定ですが、平日ですとなかなか参加可否が読めない方が多いようで、次回は週末にできればと思います。

 

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