ストックホルムへ家族で移住し、現地企業 Öhlins Racing ABでエンジニアとして働く傍ら、スウェーデン企業への転職・移住サポート事業LIV INNOVATIONの代表を務める37歳、二児の父親です。
昨日は次女が微熱を出しましてVAB(子供の看護休暇)となりました。
これをTwitterに投稿したらなんだかバズりましてね。
普段はせいぜい3〜40いいねなのでビックリ。
↓関連ツイート含め3つ貼っておきます。
もうすぐ2歳の次女が発熱。
— 吉澤智哉 / Tomoya Yoshizawa 🇯🇵→🇸🇪 (@livinnovation) 2019年5月28日
さて、スウェーデンの一般家庭だとこうなる。
1 私と妻、どっちが休む?
→今日は私
2 会社の関係者にメール
→「子供が風邪でお休み!緊急なら電話してね!」
3 アプリで社会保険庁へVAB(子供の看護休暇)を申請
→次の給料日に手当として支給される
4 次女をなでなで
子供が風邪で休む場合、会社からは一銭も支給されない。社会保険庁から手当が支給される、つまり税金ということ。税率は確かに高いがリターンが身近なので不満は無い。
— 吉澤智哉 / Tomoya Yoshizawa 🇯🇵→🇸🇪 (@livinnovation) 2019年5月28日
子供の風邪が発覚してから会社への連絡とアプリの申請まで3分もかからず。
— 吉澤智哉 / Tomoya Yoshizawa 🇯🇵→🇸🇪 (@livinnovation) 2019年5月28日
同僚のみんなからは「次女さん頑張れ〜!」の返信。社会保険庁からは数時間後にOKの返信。
"子育てしやすい"ってこういうことなんだなと。
ポイントとしては、
1 気まずい思いはゼロ。同僚、取引先に迷惑がかかるとかいう気持ちはゼロ。子供なんて風邪を引くものなのでそこは否定のしようがない。
2 出社しない分、会社も当人に給与を支払う義理がない。ということで社会保険庁が手当てを支給してくれる。
3 この手当ての申請が楽チン。アプリでパパパっと済む。ツイートには書かなかったが、アプリで社会保険庁に申請すると同時に上司へ自動でメールが行くように設定も可能。私の場合は毎日会議まみれなので関連メンバーにアレコレ伝える必要があるのでこの設定はしていないが。
というわけでVABってホントに身近です。
今日も同僚の一人がVABで出社しませんでした。
もはや「今日VABでお休みしまーす」なんてメールが来てもなんとも思いません。
ところで、VABとはVård Av Barnと書きまして、英語ならCare Of Childとなります。
子供の看護ってことです。
これが動詞化されていまして、例えば
Jag vabbar idag.
Jag→私
vabbar→vabの動詞
idag→今日
ということで、
「私は今日vabします」
という意味になります。
Google→ググる
と言うのと同じで、
Vabbar→vabする
ということです。
◼️
しかし、昨日は一日中べったりと一緒に居られるのって幸せなことだよなぁ…。
しかも微熱でダルいせいか常に寄りかかってくるのがかわいくてかわいくて…。
2人で飽きるまでNetflixを見たり、ダラダラとしながらもやたらと充実した一日となりました。
今日は妻が仕事を休んでくれたので私は出社。
さて、明日は祝日。次女さんも元気になったので家族みんなでお出かけしてきます。
ではでは。
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