毎年似たようなタイトルでブログを書いてきましたが、これでスウェーデンでの年末は6回目。来年はスウェーデン生活7年目となってきました。
ツイッターを眺めているとスウェーデン在住日本人アカウントのほとんどが我々より後にこちらへ来た人達。
もはやベテランの域に入ってきました。なお、在住年数マウントをする気はさらさらありません。
時々いるんです、在住年数マウント取ってくる人が。でも年数だけで中身スカスカな感じなんですよね。
私は在住年数が何かに比例するとは思っておらず、単に"慣れ"であるとか"惰性"がより働きやすくなるだけであり、長く居ればいいというわけではないというスタンスです。
スウェーデン生活も6年弱となれば、各季節の各行事の過ごし方から何からだいぶルーチン化してきており、いい意味でレールに乗った感が出てきました。
振り返ればあっという間の6年でしたし、これからもあっという間に過ぎ去っていくのでしょう。
一日一日、毎日を大切に生きることが何より重要という結局は悪徳宗教法人が言いそうなことが一番大切だったりします。
さて、さてさて、前置きが長くなりましたが、2021年を振り返ります。例年通りランキング形式としますか。
去年は10位から1位だったんですけど、今年はあまりハイライトがなく5位から1位で。
5位 キャンプハマり過ぎた
私の良くも悪くも一度ハマると強烈にハマる癖がありまして。今年は日本でもブームのキャンプが本格化しました。
今年1月に買った冬キャンプ用のテントと薪ストーブ。一度やってみたかったヤツ!ついに念願叶って幸せ!でも高かったな…この二つで15万円ぐらい使った気がする。
薪ストーブは冬場や春先の寒い時期だと一晩でこれぐらいの薪を使います。
真っ赤な薪ストーブ。テント内はポカポカ。夏にやればサウナになります。
いいよね、この見た目。アウディもかっこいい、最高。
テントと薪ストーブだけでなく、直径60センチの焚き火台とダッチオーブンも購入。今年は何回も外で料理をした。
仲良しのご近所さんと。彼らとはほぼ毎週会っている気がする…少なくとも月に2回は会ってるな。移住直後からの付き合いで頻繁に会う仲なので子供同士はもはや従兄弟感覚。
キャンプ場だけでなく、そこらの森の中で野キャンプをやってみたかったのでやってみた。
こんな感じで大量に荷物を運ぶのは面倒だけで、野キャンプやってみてぇ!の気持ちが勝って無事にできました。
友人ともキャンプ。料理上手。確かこのキャンプでは選挙のことを話した記憶がある。オッサンが野キャンプで酔っ払って選挙の話。
ダッチオーブンだけでなくフライパンでも料理をしました。これは去年のクリスマスプレゼントに妻からもらったヤツ。素晴らしいプレゼント!今年は大活躍しました。写真はリゾットの途中です。
煙もくもく。湖沿いのテントで薪ストーブ。コレがマジで幸せだってことに気づいてしまった。
長女のお友達も招いたりして今年は色んなところでクソ寒い中も容赦無しにキャンプをできました。1月から7月まで毎月キャンプをしたのはもはや意地でしたね、毎月キャンプするんだ!ってゆー。謎です。
4位 妻、職場で飛躍する
妻は今年、保育士としての仕事を非常に楽しんでいるように見えました。ほぼ毎晩我々は夫婦で晩酌をするのですが、愚痴やら何やら仕事のお話を沢山してくれました。
「愚痴が吐けるのはまともな仕事があるから」
というのが私の名言(自称)なんですけど、異国の地で正社員のまともな仕事に就けないと日本にいた頃と同じような職場の愚痴すら吐けないんですよ。というか、仕事が無ければ愚痴すら吐えない。吐く資格が無い。それか「仕事が見つからない」という愚痴しか吐けません。
というわけで、毎晩妻がアレコレ職場についてお話ししてくれることが幸せそのものなんだなということです。
妻も現職場で正社員になりまもなく丸2年。だいぶ存在感も出てきたようで最近はリーダー的ポジションもやるようになったそうで。
いやいや、素晴らしいですよ。異国に来て英語すら分からず体当たりでスウェーデン語を初めた人がここまで来れたんです。
誇り高き妻ですね。
私は怠け者のプロなのでこういう努力家と一緒に暮らすことで良い刺激がもらえます。
詳しく妻へあれこれ聞いた動画があるのでこちらをどうぞ。
スウェーデンの現役保育士にインタビュー前編 | 決めて行動するだけで人生は変わる - YouTube
3位 長女、字がスラスラと読めるように
スウェーデン人が通う現地校に通っている長女がついに本をスラスラと読むようになりました。スウェーデン語の本です。
我家は毎週土曜にあるらしい日本語補習校には通わせていません。理由?だってスウェーデンに永住するんだし日本に戻る予定ないし、ブルーベリー摘んだりキノコ採ったりで忙しいし、そんなことより子供達の学校でできた友達と毎週土曜日は遊べないとか残念過ぎませんかね。
だいたい土曜って週末ですよ?家族でダラダラしたっていい日に都心のストックホルムに出かけて勉強ですか。いや、いずれ日本に帰るのであれば当然行かせる意味はあると思うんですけどね。まあ人それぞれなので。
ちなみに日本語は我々両親が教えています。漢字とかマジ面倒くさいけどちまちまやってます。あまりやってくれないけど。
でも日本語より遥かに大切なのはスウェーデン語。スウェーデン社会で生きて友達と思い出を作り働いていくはずなのでやはり最優先はスウェーデン語です。
そんな長女がついに教科書なりハリーポッターの本なりをスラスラと読めるようになりました。もう2年性ですからね。漢字とかないので基本的に大人が読む文章だって読めます。意味は分からないと思うけど。
いやー、漢字を何千個も覚えないと言語をマスターできない母国語ってハンデ大き過ぎると思うんですよねぇ。スウェーデン語ってアルファベット29個で終わりなんですよ。なんか不公平だよなーって思います。ズルい。
他にも算数も2桁の掛算とかやるようになったし時計も読めるようになってし素晴らしい!
いいですね、子供の成長って。
2位 子供達、初めてのお泊まり会へ
12月中旬、私と妻でストックホルムの割とマジなレストランに行きたいので初めて仲良しのご近所さん宅に子供達二人とも預けることに。
ストックホルム都心の割とマジなレストラン。この肉だけで12000円!ヒィー!
妻の誕生日のお祝いなのでご近所さんの方から預かるよと提案をしてもらったんです。
たまには夫婦だけで一晩過ごしたら?とも言われたので、
「んじゃやってみますか」
となり、8歳長女と4歳次女は初めて両親不在のお泊まりへ。
結果、なんてことなくニコニコして帰ってきました。このご近所さんとは移住直後から、長女が2歳の頃からの付き合いなので子供達からしたらもはや従兄弟的な感覚なんです。なもんでうまくいったのかなと。
しかし、妻と二人きりで一夜を過ごしたのはもう8年以上前のことです。家の中がとんでもなく静かだしとにかく奇妙な夜でした。
今後はもうちょっと頻度を上げて預けてみようと思います。夫婦の時間も大切ですからね。
1位 家を売る→買う→借りる
これはもうホント地獄のような出来事でした。ですがいつかはやらないといけなかったのでホッとしています。
コレは先日ブログを書いてるので詳細はこちらを。
家が売れました!そして新居を買いました! - スウェーデンに家族と共に移住したエンジニアのブログ
YouTubeでも似たような内容を話しています。
家が売れました&新居購入!それとスウェーデンのクソみたいな部分について - YouTube
<改めてこれまでの移住生活を振りかって>
というわけで2016年3月に移住してからもうすぐで丸6年となりますが、後悔は1ミリも無いし日本に帰りたい〜!と思ったことは一度もありません。それどころかむしろ逆で、コロナ禍の日本を見ていると社会全体がギスギスしてて今は寄り付きたくないというのが本年です。もう2年も日本に行ってませんが、別にどうってことないですね。
日本はコロナ禍で外国人嫌いも露骨に露呈しちくれて、私の生き方や考え方とはまるで合わない国民性なんだなと改めて実感しました。
日本国籍ももう要らないかな。世話になった国だし世界レベルで見たらどこをとってもトップクラスな国ですけど、未だ鎖国を続ける独特なスタイルが自分には合いません。まあ母国なので何を言ってもその事実は変わらないんですけど。国籍を放棄したって母国であることは変わらないし、所詮紙の上の話なので実生活においては何一つ変わらないんだけど、まあそれでも一応マインドには影響が多少はあると思うんですけどね。
そろそろ日本人引退を考える年の瀬ということで、来年もよろしくお願いします!
ここまで読んで下さった方、こんな誰の役に立つのか分からないブログを読んで下さりありがとうございます!!
ではでは、良いお年をお迎えください。